最近、音楽や映画が好きな方々の中で、
家でもワンランク上の音を楽しみたい。
映画館のような大迫力でリアルな音をリビングで聞きたい。
音質面でもプリメインアンプに負けないAVアンプが欲しい。
といった需要がどんどん増えてきています。
そんな方々におすすめなのがヤマハのハイクラスAVアンプ「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの新モデル「AVENTAGE RX-A4A」。
今回は、「AVENTAGE RX-A4A」の機能レビューとおすすめのスピーカーをご紹介します。
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」とは?
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」の特長
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」に搭載されている機能
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」におすすめなスピーカーはこれ!
- まとめ
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」とは?
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」とは、「RX-A1080」の後継機にあたる7.1chAVアンプ。
外観は2020年に10年ぶりにデザイン変更がされたヤマハのVシリーズと同様、フロントパネルの中心にボリュームノブを配置し、電源ボタンや音量ノブ以外のインターフェイスをタッチパネル化したシンプルなデザインが特長です。
「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの大きな特長でもあるのが、上の写真の丸く囲った部分にある5本目の足。
これは制振技術(アンチレゾナンステクノロジー)に基づいて設計されたもので、独自の振動吸収構造を形にした「アンチレゾナンスレッグ」がついています。
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」の特長
ヤマハのAVアンプ「AVENTAGE RX-A4A」を購入するにあたってよく比較されるAVアンプが、marantz「SR6015」、DENON「AVR-X4700H」、そして、ヤマハのRXシリーズの下位モデル「RX-V4A」です。
それぞれのAVアンプの違いも含めて「AVENTAGE RX-A4A」独自の特長をまとめてみました。
特長①「アンチレゾナンスレッグ」+ 強化された制振性と剛性
上述もしましたが、「AVENTAGE RX-A4A」の大きな特長の1つは何と言っても独自の振動吸収構造を形にした「アンチレゾナンスレッグ」。
「アンチレゾナンスレッグ」とは、本体のシャーシの共振を効果的に分散・抑制してくれる技術。
さらに「AVENTAGE RX-A4A」は、H型クロスフレームの強化により、従来モデルと比べ2倍もの強度を実現。
これら優れた制振性と剛性により、電源トランスが発するわずかな振動も徹底して抑え込み、不要なノイズの発生を抑え、クリアで原音に忠実な音を再生してくれます。
また「AVENTAGE RX-A4A」以上のグレードから「アンチレゾナンスレッグ」の位置も変更されています。
底面中央から電源トランスを支える前面位置へと移動させることで、シャーシの振動を分散させ最大値が約1/10に減衰しています。
これにより、音像が旧型と比べよりリアルに、低域はより安定して再生されます。
「アンチレゾナンスレッグ」はヤマハ独自の技術とは言え下位モデルの「AVENTAGE RX-V4A」には搭載されていません。また同じく搭載されていないmarantz「SR6015」やDENON「AVR-X4700H」と比較する面でも注目すべきポイントと言えます。
特長②ESS社製D/Aコンバーター「ES9007S」を搭載
「AVENTAGE RX-A4A」のD/AコンバーターにはESS社製「ES9007S」を搭載。
「ES9007S」は旧モデルの最上クラス「RX-A3080」にも「ES9026PRO」と組み合わせて搭載されていたDACでもあり、前モデル「RX-A1080」にも搭載されていたDACです。
「DACが旧モデルと一緒なら、音質面での向上はないのでは?」と思われる方もおられるかもしれませんが、それは違います。
現在のDACは小型化され扱う電力が少なくなりました。
扱う電力が少なくなるということは、ノイズの削減や繊細な音を出すにはメリットとして働きますが、大きく力強い音やAVアンプのようにサラウンド再生するには、電流の最適化やDACの特性を最大限に引き出すために技量がメーカー側に必要となります。
「AVENTAGE RX-A4A」に搭載されているESS社製DAC「ES9007S」は旧モデルにも搭載されていたDACとは言え、これより新しいDACはESS社より「AVENTAGE RX-A4A」開発時点では発売されていません。
つまり、旧モデルから研究開発が行われてきたESS社製DAC「ES9007S」を最新モデル「AVENTAGE RX-A4A」に搭載することは、さらにDACの性能を引き出せるようなセッティングや電流の最適化などの技量が向上しており、結果音質は向上していると考えるのが妥当です。
では、他のAVアンプにはどのようなDACが搭載されているのでしょうか?
「AVENTAGE RX-A4A」、「RX-V4A」、「SR6015」、「AVR-X4700」のDACを比較してみましょう。
- 「AVENTAGE RX-A4A」はヤマハ独自のD.O.P.G.(DAC On Pure Ground)コンセプトとの組み合わせにより、ESS社製DAC「ES9007S」の特性を引き出し、オーディオ入力部とD/Aコンバーター部との電位差を解消して微小信号の再生品位を高めています。
- 「RX-V4A」には、ヤマハHiFiプリメインアンプでも使用されている2chステレオ仕様のバーブラウン社製384kHz/32bitD/Aコンバーターをマルチチャンネル用に3基使用。
- marantz「SR6015」とDENON「AVR-X4700H」のDACは、両機共に旭化成エレクトロニクスの「AK4458VN」が使用されており、DAC回路を専用基盤を採用したり、薄膜抵抗を採用する工夫で、ノイズと歪みを抑制することで音質の向上がはかられています。
それぞれのメーカーのAVアンプがDACの性能をどのように引き出し、どのような工夫がなされているかも比較検討するときのポイントとなります。
特長③独自のサラウンド機能「SURROUND:AI」
もう1つ、他のAVアンプとは一線を画すのが「SURROUND:AI」機能です。
「SURROUND:AI」とはAI(人工知能)が視聴中のコンテンツに含まれるセリフやBGM、環境音、効果音をなどの音の要素を自動的に分析し、シーンに応じて最適な音場効果を創出するヤマハ独自のサラウンド機能です。
「AVENTAGE RX-A4A」には、従来モデル比で約7倍の信号処理性能を持つQualcomm®の最新鋭64bit SoC「QCS407」を採用されており、より高精度な演算処理を実現。
また、「SURROUND:AI」はDolby Atmos®またはDTS:X™との掛け合わせ再生にも対応しているため、5.1ch、7.1ch再生などのサラウンド再生をする時、より「SURROUND:AI」機能を活用することができます。
marantz「SR6015」とDENON「AVR-X4700H」、「RX-V4A」にはAI(人工知能)は搭載されていないため、シーンに応じて最適な音を出すということまではできません。
主に映画やドラマなど映像コンテンツを主に楽しまれる方には「SURROUND:AI」による自動分析のある「AVENTAGE RX-A4A」はおすすめです。
「AVENTAGE RX-A4A」と「SR6015」、「AVR-X4700H」、「RX-V4A」のスペックを比較
「AVENTAGE RX-A4A」とよく比較されるmarantz「SR6015」、DENON「AVR-X4700H」、ヤマハ「RX-V4A」のスペックを比べてみましょう。
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」に搭載されている機能
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」に搭載されている主な機能は以下のとおりです。
- 8K / 60p、4K / 120p映像信号のパススルー、アップスケーリングに対応。
- 最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応。
- HDR10+とDynamic HDRに対応。
- 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。
- ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応。
- 視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」。
- ワイヤレスストリーミングスピーカー対応。
- 「Dolby Atmos®」&「DTS:X®」対応デコーダー搭載、「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応。
以上の機能レビューしていきましょう。
8K / 60p、4K / 120p映像信号のパススルー、アップスケーリングに対応。
「AVENTAGE RX-A4A」は、すべてのHDMI端子が全ての端子が8K/60Hz、4K/120Hz信号に対応。
さらに入力された映像信号(1080pコンテンツ)をパススルーとアップスケーリング(映像を元の大きさよりも多い画素数に変換すること)してHDMI出力することができます。
PS5のスペックにも十分応えられる性能をもっています。
最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、7.1 ch)対応
MPEG-4 AACとは、MP3よりも高音質高圧縮を目指してMPEGによって標準化された、音声符号化技術。これは新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマットでもあります。
「AVENTAGE RX-A4A」を導入することで、4K/8Kのように超高解像度な映像と共に、臨場感あふれるサラウンドサウンドを楽しむことができます。
HDR10+とDynamic HDRに対応
「AVENTAGE RX-A4A」ではHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加え新たに、HDR10+とDynamic HDRに新たに対応。
これまで以上に作り手の意図に忠実な色彩・コントラスト感などを再現するために、20世紀フォックスとパナソニック、サムスンの3社が共同で起ち上げた新しい技術規格で、ピーク輝度の低い薄型テレビでも高画質化を実現したもの。
HDRのプロファイル情報をシーン単位、フレーム単位で定義可能にしたもの。瞬間、瞬間で適切な最大輝度、bit数による階調表現が可能になったので、明るいシーン、暗いシーン、両方のシーンで、それぞれHDR10の10bit階調を適切に割り当て、従来のHDRに比べ暗部陰影や明部彩度に性能を発揮します。
最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応
ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応
「AVENTAGE RX-A4A」は、ゲーミング専用機能「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」、「QMS(Quick Media Switching)」を搭載しています。
※QMSは搭載しているHDMI ICでは新規格HDMI2.1aのQMS対応ができないため、対応が見送りとなりました。
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器からの電送速度を上げることで、レイテンシーを低減させる機能。これにより、ゲームやVR機器の映像をスムーズかつシームレスに楽しめます。
映像ソース機器とディスプレイのリンクを維持したままブラックアウトや画像の乱れを回避する機能です。
従来HDMIでリンクしている映像のソースとなる機器とディスプレイ機器において、映像ソース機器がフレームレートを切換えたり、あるいは解像度を切り換えたりすると、ブラックアウトや画像の乱れなどが生じましたが、この「QMS」により解消されます。
これらの機能を搭載しているので、次世代ゲーム機PlayStation5、Xboxなどのハイスペックなゲーム機にもおすすめなAVアンプです。全てのHDMI端子が次世代ゲーム機に対応する8K/60P、4K/120P対応なので、複数の最新機器を接続して使用することも可能です。
また、最新機能搭載アンプなので、これから長く使用できるAVアンプとも言えます。
視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」
視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)とは、付属のマイクをリスニングポジションに設置し、「YPAOボタン」を押すだけで、その部屋の最適なサウンドを設定する機能。
室内の初期反射音を積極的に制御して左右スピーカーの設置環境の違いによる音質・音場の偏りなども補正する「YPAO-R.S.C.」(Reflected Sound Control)も搭載。
最大8箇所からの計測結果を総合評価して調整精度を高めるマルチポイント測定、室内の初期反射音を制御して左右スピーカーの設置環境の違いによる音質・音場の隔たりなども有効に補正します。
この機能も「RX-A4A」より上位グレードに搭載されているQualcomm®の最新鋭64bit SoC「QCS407」により、より高精度、高品位な補正イコライジング処理が可能となっています。
ワイヤレスストリーミングスピーカー対応
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AVアンプのセッティングで非常に面倒な作業の一つが、スピーカーケーブルの接続。
ケーブルも綺麗に隠すことができなかったり、ケーブルにホコリがたまり、掃除しにくかったりと何かと大変。
しかし、「AVENTAGE RX-A4A」は、ワイヤレスストリーミングスピーカー対応なので、その煩わしい作業から解放されます。
ワイヤレスストリーミングスピーカーとはその名の通り、ケーブルがなくネットワークやBluetoothなどの回線を通じてサウンドを届けてくれるスピーカー。
これらのスピーカーを使えば、ケーブルレスでサラウンド環境を構築することも可能です。
MusicCast 20(生産完了モデルのため在庫のみ販売)
MusicCast 50
MusicCast SUB 100(サブウーファー)
「Dolby Atmos®」&「DTS:X®」対応デコーダー搭載、「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応。
「AVENTAGE RX-A4A」の搭載されている機能、Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)とDTS:X®対応デコーダー搭載と「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応という2点。
このデコーダーにより「AVENTAGE RX-A4A」はスピーカーから出るそれぞれの音を、頭上を含めた室内のあらゆる位置に定位または移動させ、3次元的な音響空間を簡単に創り上げることのできます。
さらに「Dolby Atmos Height Virtualizer」は、ハイトスピーカーを設置できない環境でも高さ方向を含むあらゆる方向からの音を感じられる音場を作り出すことができます。
つまり、「AVENTAGE RX-A4A」なら、映像の世界にいるかのような臨場感を楽しめるのです。
「AVENTAGE RX-A4A」のスペック表
音質関連 | 内蔵パワーアンプ数 | 7 |
---|---|---|
定格出力(20Hz-20kHz、2ch駆動) | 110W/ch(8Ω, 0.06%THD) | |
定格出力(1kHz、1ch駆動) | 135W/ch (8Ω, 0.9%THD) | |
実用最大出力(1kHz、1ch駆動) | 165W/ch(8Ω, 10%THD)、170W/ch(6Ω, 10%THD) | |
左右対称コンストラクション | ● | |
アンチレゾナンステクノロジーに基づく<5番目の脚> | ● | |
H型クロスフレーム | ● | |
レッグ | アンチレゾナンスレッグ | |
ピュアダイレクトモード | ● | |
ダイレクトモード | ● | |
フロントバイアンプ | ● | |
シネマDSP/YPAO(視聴環境最適化システム)/サラウンド関連 | SURROUND:AI | ● |
シネマDSP | ●(HD³) | |
シネマDSP 総プログラム数 | 24 | |
バーチャルシネマDSP(2ch~3.1ch対応) | ● | |
バーチャル・シネマフロント | ● | |
バーチャル・プレゼンススピーカー | ● | |
バーチャル・サラウンドバックスピーカー | ● | |
バーチャル・リアプレゼンススピーカー | ● | |
サイレントシネマ(ヘッドホンサラウンド機能) | ● | |
DSPエフェクトレベルノーマライズ | ● | |
アダプティブDRC (ダイナミックレンジ自動制御機能) | ● | |
アダプティブDSP (DSPレベル自動制御機能) | ● | |
ダイアログレベル調整/ダイアログリフト | ● / ● | |
YPAO(視聴環境最適化システム) | ●(YPAO-R.S.C./ハイプレシジョンEQ) | |
YPAO マルチポイント計測 | ●(8地点) | |
YPAO 3D測定(角度/高さ計測) | ● | |
Extra Bass | ● | |
ミュージックエンハンサー | ● | |
ハイレゾミュージックエンハンサー | ● | |
対応デコードフォーマット | Dolby Atmos/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Digital/DTS:X/DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolution/DTS Express/DTS/DTS 96/24/DTS-ES Matrix 6.1/DTS-ES Discrete 6.1/AAC/Dolby Surround/Neural:X | |
映像関連 | 3D映像対応パススルー | ● |
HDMIパススルー | 8k60AB*/ 4k120AB* *HDMI Licensing Administrator, Inc.で定義されている正式なフォーマット対応の呼称、ファームウェアアップデートで対応予定 | |
ビデオアップコンバージョン | ― | |
ビデオアップスケーリング | ●(HDMI to HDMI、4Kアップスケーリング対応) | |
ディープカラー(30/36bit) | ● | |
x.v.Color | ● | |
ディテール&エッジ強調 | ● | |
BT.2020 Colorimetry | ● | |
HDR伝送(High Dynamic Range) | HDR10/Dolby Vision/HLG(Hybrid Log Gamma) | |
HDR 10+ | ● ※ファームウェアアップデートで対応予定 | |
リフレッシュレート | VGA、480i/60Hz、576i/50Hz、480p/60Hz、576p/50Hz、1080i/50, 60Hz、720p/50, 60Hz、1080p/24, 25, 30, 50, 60Hz、4K/24, 25, 30, 50, 60Hz | |
HDMI制御関連 | 対応音声フォーマット | Dolby Atmos/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Digital/DTS:X/DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolution /DTS Express/DTS/DSD 2ch-6ch(2.8MHz)/PCM 2ch-8ch(Max 192kHz/24bit)/AAC |
HDCP2.3 | ● | |
3D映像 | ● | |
HDMI CEC(リンク機能) | ● | |
オーディオリターンチャンネル(ARC) | ● | |
HDMI eARC | ● | |
オートリップシンク | ● | |
スタンバイスルー | ● | |
入出力関連 | HDMI入力/出力 | 7 / 3(同時出力可、ゾーン2出力可、HDMI OUT3 はZONE OUT 専用) |
HDCP2.3対応 | ●(7入力 / 3出力) | |
デジタル音声入力 | 光2 / 同軸1 | |
アナログ音声入力 | RCA4(Phono1含む) | |
その他入力端子 | リモートイン1 | |
スピーカー出力 | 9(フロントL/R、センター、サラウンドL/R、エクストラスピーカー1L/R [フロントプレゼンス、ゾーン2、バイアンプ(フロントL/R)と割り当て変更可能]、エクストラスピーカー2L/R [サラウンドバック、ゾーン2と割り当て変更可能]) | |
プリアウト | 7.2ch(フロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R)、サブウーファー[モノラル]x2 | |
ゾーン | 2(ゾーン2出力 L/R) | |
ネットワーク Ethernet/Wireless | ● / ● | |
USB(音声入力用〔USB2.0〕) 端子数 | 1(フロント) | |
USBデバイスタイプ | USBマスストレージクラス(FAT16/FAT32) | |
USB対応音声フォーマット | MP3、WMA、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、ALAC、AIFF、DSD ※DRM(デジタル著作管理)により保護されたファイルは再生できません。 | |
USB対応サンプリング周波数 | 96kHz/24bit(ALAC)、384kHz/32bit(WAV*/AIFF)、384kHz/24bit(FLAC)、48kHz(MP3、WMA、MPEG-4 AAC)、11.2MHz/1bit(DSD)、5.6MHz/1bit(DSD)、2.8MHz/1bit(DSD) *リニアPCM フォーマットのみ。32bit-float ファイルは再生できません。 | |
USBアルバムアート | ● | |
映像入力 | ー | |
映像出力(モニター) | ー | |
ヘッドホン出力 | 1 | |
その他出力端子 | トリガーアウト1、リモートアウト1 | |
ネットワーク関連 | Ethernet インターフェース | 100Base-TX/10Base-T |
無線LAN規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac* *acは20MHzチャンネル帯域幅のみ | |
無線周波数帯域 | 2.4GHz/5GHz | |
WPS (Wi-Fi Protected Setup) | プッシュボタン式 、PIN コード式 | |
対応セキュリティ | WEP、WPA2-PSK(AES)、Mixed Mode | |
MusicCast®機能 | ● | |
AirPlay/ミュージックプレイ | ●(AirPlay 2, 音声のみ対応)/ ● | |
対応音声フォーマット | MP3、WMA、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、ALAC、AIFF、DSD ※DRM(デジタル著作管理)により保護されたファイルは再生できません。 | |
ギャップレス再生 | ●(WAV、FLAC、ALAC、AIFF、DSD) | |
ストリーミングサービス | radiko、Amazon Music、Spotify Connect、Deezer HiFi、インターネットラジオ | |
PCバックアップ | ● | |
Bluetooth®関連 | バージョン | Ver.4.2 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP | |
対応コーデック | 受信:SBC/AAC、送信:SBC | |
対応コンテンツ保護 | 受信/送信*:SCMS-T方式 *SCMS-T非対応のBluetoothスピーカーやヘッドホンには、一部コンテンツは送信できません。 | |
無線出力 | Bluetooth Class2 | |
最大通信距離 | 10m(障害物が無いこと) | |
その他の特長・仕様 | ワイドFM/AMチューナー | ●(40局プリセット) |
エコモード(消費電力20%ダウン) | ● | |
オートスタンバイ | ● | |
オーディオディレイ(リップシンク) | ● | |
ピュアダイレクトモード | ● | |
ダイレクトモード | ● | |
DSDダイレクト | ● | |
オンスクリーン機能 | ●(8ヶ国語対応日本語GUI) | |
フロントディスプレイ表示 | ●(日本語表示対応) | |
リネーム機能 | ●(テンプレートから選択) | |
SCENE(一括設定切替メモリー) | ●(8パターン) | |
ゾーン機能 | ゾーン2スピーカー機能 | |
ダンピングファクタ | フロントL/R(1kHz, 8Ω):120以上 | |
入力感度/入力インピーダンス | PHONO(1kHz, 定格出力):3.7mV/47kΩ、AUDIO2他(アンバランス)(1kHz, 定格出力):220mV/47kΩ | |
出力電圧/出力インピーダンス | サブウーファー以外・1kHz:1.0V/470Ω、サブウーファー・50Hz:1.0V/470Ω、ゾーン2アウト:470mV/470Ω | |
最大許容入力 | PHONO(1kHz, 0.5%THD):45mV、AUDIO2他(アンバランス)(1kHz, 0.5%THD):2.4V | |
周波数特性 | AUDIO2他→フロント(ピュアダイレクト)(10Hz~100kHz):+0/-3dB | |
RIAA偏差 | PHONO(20Hz~20kHz):0±0.5dB | |
全高調波歪率 | PHONO→プリアウト(ピュアダイレクト)(1kHz, 1V):0.04%以下、AUDIO2他→フロント(ピュアダイレクト)(20Hz~20kHz, 55W, 8Ω):0.05%以下 | |
SN比 | PHONO(ピュアダイレクト)(入力1kΩショート, SP OUT):95dB以上、AUDIO2他(ピュアダイレクト)(入力1kΩショート, SP OUT):110dB以上 | |
残留ノイズ(IHFネットワーク) | フロントL/R(SP OUT):150μV以下 | |
チャンネルセパレーション | PHONO(入力1kΩショート, 1kHz/10kHz):75dB/60dB以上、AUDIO2他(入力1kΩショート, 1kHz/10kHz):75dB/61dB以上 | |
音量可変範囲 | メインゾーン:MUTE、-80dB~+16.5dB(0.5dBステップ)、ゾーン2(スピーカーアウト):MUTE、-80dB~+16.5dB(0.5dBステップ)、ゾーン2(プリアウト):MUTE、-80dB~+10.0*dB(0.5dBステップ) *デジタル入力かつトーンコントロールオフ、エンハンサーオフ時の最大値。その他条件下では、この値まで上がらない場合があります。 | |
トーンコントロール特性 | [メインゾーン]BASS(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 50Hz、BASS(ターンオーバー周波数):350Hz、TREBLE(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 20kHz、TREBLE(ターンオーバー周波数):3.5kHz [ゾーン2]BASS(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 50Hz、BASS(ターンオーバー周波数):350Hz、TREBLE(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 20kHz、TREBLE(ターンオーバー周波数):3.5kHz | |
フィルター特性 | [fc=40/60/80/90/100/110/120/160/200 Hz] H.P.F.(フロント, センター, サラウンド, サラウンドバック):12dB/oct.、L.P.F.(サブウーファー):24dB/oct. | |
スピーカー推奨インピーダンス | フロント:4Ω以上、その他:6Ω以上 | |
脱着式ACケーブル | ● | |
リモコン | ● | |
消費電力 | 410W | |
待機時消費電力(HDMIコントロール、スタンバイスルー オン/オフ) | 3.0W / 0.4W | |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 435W×191H×442Dmm(脚部、突起物を含む)、435W×270H×442Dmm(無線アンテナ直立時) | |
質量 | 16.2kg | |
付属品 | 電源コード(1.5m)、リモコン、単4乾電池2本、AMアンテナ、FMアンテナ、YPAO用マイク、マイクベース、ポール、スタートアップガイド、安全上のご注意 |
ヤマハ「AVENTAGE RX-A4A」におすすめなスピーカーはこれ!
「AVENTAGE RX-A4A」のスペックや音質、他のレビューを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!
ヤマハ ワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCastシリーズ」
まず「AVENTAGE RX-A4A」におすすめしたいのは先ほども少し触れたヤマハのワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCastシリーズ」です。
ケーブルの接続の必要もないうえ、ネットワーク経由での音質は劣化もありません。
さらにスマートホンとも直接つながり、複数そろえればサラウンド環境まで構築できる優秀なスピーカーです。
スペック
「MusicCast 20」が最大出力40W(ツィーター 6Ω 15W、ウーファー 4Ω 25W)、再生周波数特性60Hz~20kHz。
「MusicCast 50」が最大出力35W+35W、スピーカーユニットが3cmソフトドームツィーター×2、10cmウーファー×2、再生周波数特性55Hz~20kHz。
「MusicCast SUB 100」が出力130W(100Hz、5Ω 10% THD)、再生周波数特性28Hz~300Hz。
デザイン
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デザインは「MusicCast 20 & 50」はスタイリッシュなオーバルデザイン。
リビングのどこに置いてもインテリアの雰囲気をあげてくれる高級感のある質感にデザインです。
カラーはブラックとホワイトの二色展開。
サイズは「MusicCast 20」が150W×186H×130Dmm。
「MusicCast 50」が400W×121H×200Dmm。
「MusicCast SUB 100」はブラックのみですが、デザインは「AVENTAGE RX-A4A」と似たシンプルで高級感のあるデザイン。すべて「MusicCast」のブラックで統一してみたくなる出来栄え。
サイズは252W×383H×418Dmm。
音質
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「MusicCast 20」の音質は、中高音域にかけて、透き通る抜けの良い印象。ヤマハらしい原音に忠実なサウンドを届けてくれます。
最初低音は足らないと感じる方もおられるかもしれませんが、設定で変更すれば、誤差の範囲です。サラウンド、ステレオスピーカーして十分なパワーと音質を提供してくれます。
「MusicCast 50」は、ステレオで35W+35Wなのでリビングで聴く分には十分すぎるほどの出力。
高音域は透明感と伸びがあり心地の良いサウンド。中音域のサウンドも張りがあり、低域もこのサイズなのにキレのある音。全体的に音像の立体感があります。
低域にさらに迫力を求める方には「MusicCast SUB 100」は必須アイテムです。
フロントに「MusicCast 50」、サラウンドに「MusicCast 20」×2、サブウーファーに「MusicCast SUB 100」でワイヤレス5.1chサラウンドを十分に楽しめます。
YAMAHA「NS-F350」
YAMAHAの「NS-F350」は3cmツィーターと13cmミッドレンジ、そして2本の16cmウーファーを搭載した本格的な3ウェイ・4ユニット構成を採用されたトールボーイ型スピーカー。
アウターバッフルは黒鏡面ピアノフィニッシュで仕上げ、ブラック木目調またはウォルナット木目調のキャビネットになっており高級感を演出します。
スペック
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 220×1157×339 |
サイズは小型ブックシェルフスピーカー並みの設置面積で大容量を確保したサイズなので、リビングに置きやすいのも魅力です。
デザイン
非常にシンプルなデザインな上、小型ブックシェルフスピーカーと同じ底面積ですので、置く場所にも困らず、リビングでも悪目立ちすることはあり得ません。
メインカラーのブラックも落ち着いた木目調の色合いなので、テレビの横に置いても、一体感があり引き締まった印象を与えます。
音質
「NS-F350」が「AVENTAGE RX-A4A」におすすめな一番の理由は、中高音域の表現力の高さ!
購入してすぐはエイジングが進んでいないために、低音域に少し物足りない印象を受けるかもしれませんが、しばらくすると本領発揮します。
低音域が安定してくるので、十分出ていた中高音域にさらに迫力と密度が増し本来のポテンシャルを発揮します。
YAMAHAの音が好きな方は、買って損はないおすすめのトールボーイ型スピーカーです。
サラウンド環境にするならこのスピーカーがおすすめ!
「NS-F350」は音域は下から上まで十分に発揮してくれますが、同じYAMAHAの「NS-P350」のスピーカーパッケージとサブウーファー「NS-SW050」をプラスして5.1chの環境を整えるなら、「AVENTAGE RX-A4A」の「SURROUND AI」機能をフル活用できます。
スピーカーパッケージ「NS-P350」
デザインも「NS-F350」と同様のデザインなので、部屋の一体感も損なわれません。
なにより「NS-SW050」が低音域をカバーすることで、「NS-F350」がより豊かなピュアオーディオサウンドを響かせてくれます。
サブウーファー「NS-SW050」
YAMAHA「NS-F700」
スピーカーの予算に余裕がある方で、映画だけでなく、オーディオももっと良い音で楽しみたいと考えておられる方にはYAMAHA「NS-F700」がおすすめです。
YAMAHAの「NS-F700」はA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)振動板を採用した16cmウーファーと13cmミッドレンジ、振動板とボイスコイルボビンを高精度に一体成形したDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターによる本格的3ウェイ構成のフロアスタンディングスピーカー。
スペック
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
デザイン
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「NS-F700」は非常にスタイリッシュ個性的なデザインが魅力です。
独特の天面のラウンドフォルムやピアノブラックカラーが高級感を引き立たせます。リビングルームに置いた時の迫力は圧巻。置いただけでテンションが上がるような存在感があります。
音質
「AVENTAGE RX-A4A」に「NS-F700」がおすすめなのは、高音域の表現力の豊かさ。
中音域から高音域のつながりも美しく、スーッと綺麗に高域まで鳴らしてくれます。
もちろん低域も十分な音圧があり、量感と切れ味を両立したパワフルな低域再生と、100kHzまでの高音域を綺麗に再生してくれます。女性ボーカルの高音域でもまだまだ余裕があるという感じです。
音楽から映画に至るまでどのジャンルでも十分に楽しむことができるスピーカーです。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。価格はペアで約50000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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「AVENTAGE RX-A4A」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
サラウンド環境にするならこのスピーカーがおすすめ。
「AVENTAGE RX-A4A」はワイドレンジな音を届けてくれるAVアンプなので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
また5.1ch以上のサラウンド再生検討されておられるなら、センタースピーカーは同じくDALIから発売されている「OBERON VOKAL」がおすすめ。
サラウンドスピーカーとしては、「OBERON1」を追加することでバランスが取れます。
またハイトスピーカーも検討しておられるなら、「OBERON ONWALL」がおすすめ。
壁掛けに特化したスピーカーで、本体が非常に薄いのも魅力。正直なところハイトスピーカーと使用するにはもったいないほどの性能と音質をもっています。
中高域は十分に音を出してくれるので、サラウンドLRの使用したり、メインスピーカーとして使用して、サブウーファーに「SUB E9F」を使用することでバランスもとることができます。
DALI「OBERON5」
DALIからおすすめしたいトールボーイスピーカーは「OBERON5」です。このスピーカーは
究極のパフォーマー
と紹介されているトールボーイスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
デザイン
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非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。
音質
「OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。
低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。
また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。
映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。
サラウンド環境にするならこのスピーカーがおすすめ。
「OBERON5」をメインにサラウンド環境を整えたい方に、一番おすすめの組み合わせはこれです。
フロントLRスピーカー「OBERON5」
サラウンドLRスピーカー「OBERON1」
センタースピーカー「OBERON VOKAL」
ハイトスピーカー「OBERON ONWALL」
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。「AVENTAGE RX-A4A」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
レコードプレーヤーのカートリッジに関する詳しい説明はこちら👇
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。価格は17000 – 22000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
デザイン
デザインもシックなデザインでまとまっていますし、外形寸法が高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。
音質
「AVENTAGE RX-A4A」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!
中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。
また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。
向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。
JBL「STUDIO 620」
JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
デザイン
デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。サイズは奥行 240mm × 幅 190mm × 高さ 312mm。
音質
「AVENTAGE RX-A4A」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。
「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。
高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。このスピーカーはバスレフ型で剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。価格は約90000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
デザイン
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エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。
しかもサイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。
音質
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「AVENTAGE RX-A4A」にB&W「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。
音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。
また、音切れが良くレスポンスも爽快。
ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。
ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。
もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は単体だけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。価格はペアで約80000~90000円以下。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |
デザイン
「Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。
サイズは 高さ 360 × 幅 230 × 奥行 235 mm。
音質
「Platinum B6」はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。
「AVENTAGE RX-A4A」から送られる音源を「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。
B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
次に「AVENTAGE RX-A4A」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたというスペシャルモデル。価格はペアで約75000~88000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 最大120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 44Hz~35KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 208×359×275 |
デザイン
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「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、フロントバスレフ型なので、設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。
音質
「Debut Rererence DBR 62」を「AVENTAGE RX-A4A」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。
ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。しかし、高音域だけがこのスピーカーの魅力ではありません。
ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しています。
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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。
トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。
200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライヴ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。
B&W「603」
次に「AVENTAGE RX-A4A」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
デザイン
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ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。
サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型に近いサイズです。トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。
音質
DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージです。
よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。ただし、エイジングが進んでいないと、求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。
しかし、ひとたびエイジングが進めば、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
まとめ
最後にそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。
ヤマハ「MusicCastシリーズ」
「MusicCast 20」最大出力40W(ツィーター 6Ω 15W、ウーファー 4Ω 25W)、再生周波数特性60Hz~20kHz。
「MusicCast 50」が最大出力35W+35W、スピーカーユニットが3cmソフトドームツィーター×2、10cmウーファー×2、再生周波数特性55Hz~20kHz。
「MusicCast SUB 100」が出力130W(100Hz、5Ω 10% THD)、再生周波数特性28Hz~300Hz。
YAMAHA「NS-F350」
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 220×1157×339 |
YAMAHA「NS-F700」
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
DALI「OBERON1」
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
DALI「OBERON5」
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
DALI「MENUET MR」
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
JBL「Stage A130」
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
JBL「STUDIO 620」
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
B&W「607 S2 AE」
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
TANNOY「Platinum B6」
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |