最近、家でスピーカーを通して音楽を聞きたいと考えている人が増えてきています。
しかし、そんな方々の多くは、
AVアンプとかプリメインアンプはハードル高い。
可愛いデザインがないから部屋に置きづらい…。
音質はこだわりたいけど安価なミニコンポは音質が悪い気がする。
リビングに置いてもあまり目立たないコンパクトサイズがいい。
出来ればテレビの音も聞けて、映画を迫力の音で聞きたい。
と様々な悩みがあるのが実情。
そこで今回は、そんな方々におすすめなDENON「RCD-N10」のレビューとおすすめのスピーカーをご紹介します!
DENON「RCD-N10」とは?
DENON「RCD-N10」とは、デノンのオールインワン・コンポ「CEOL(キオール)」シリーズの最新モデルで、2014年に発売された「RCD-N9」の後継モデル。
希望小売価格 | 68,200円(税込) |
実売価格 | 42,000~45,000円(税込) |
カラー | ホワイト・ブラック |
スピーカー | 別売り |
サイズ | W280 × H108 × D305 mm |
主な特長 | CD再生、HEOSによるハイレゾ音源のネットワーク/USBメモリー再生や音楽ストリーミング再生、AirPlay 2、Bluetooth機能、AM/FMチューナー搭載 |
DENON「RCD-N10」はもはやミニコンポのレベル超え、AVアンプやプリメインアンプに匹敵する性能を持ち合わせています。
DENON「RCD-N10」の機能レビュー
DENON「RCD-N10」にどのような機能が搭載されているのか見てみましょう。
最新ネットワークオーディオ対応
昔はCDにMD、FM・AMが聞けて、CDチェンジャーも搭載というようなミニコンポが主流だったが、今のメインはネットワークオーディオやストリーミングサービス。
このDENON「RCD-N10」もAmazon Prime Music/Amazon Music Unlimited、Spotify、AWA、AirPlay 2などに対応しており、家の同じネットワーク上にあるパソコンのHDDの音源再生(NASなど)にも対応しています。
もちろん、スマートフォンなどからBluetoothの機能を使って再生させることも可能です。
すべての操作はリモコンアプリHEOSで
同一ネットワーク内にあるiosデバイス、androidデバイス、タブレット、kindle端末からDENON「RCD-N10」やその他のHEOS搭載機器の操作ができるリモコンアプリ「HEOSアプリ」に対応。
電源のオンオフから、ストリーミングサービスの再生、ネットワークサーバーからの音楽の再生、ラジオの選曲など、幅広い操作を使い慣れた端末で操作することができます。
Amazon Alexaに対応
Amazon Alexaにも対応しているので、アレクサのメインスピーカーをDENON「RCD-N10」に設定しているなら、「アレクサ、音楽をかけて」と言うだけで、Amazonミュージックの音源をDENON「RCD-N10」から流してくれます。
また、上記のHEOSアプリとも連携しているので、「Spotifyから音楽かけて」と命令したり、「アレクサ、おはよう」や「アレクサ、ただいま」というだけで、任意に設定したお気に入りの楽曲を再生することも可能です。
電源オン連動機能付き光デジタル入力
DENON「RCD-N10」にはOpticalケーブル(光デジタル)入力端子が搭載されているので、テレビとOpticalケーブルで接続することで、テレビの電源をつけるだけで連動して「RCD-N10」の電源も入り、テレビの音全てを「RCD-N10」から聞くことができます。
65W×2のハイパワーアンプ搭載
DENON「RCD-N10」には、65W + 65W(4Ω)の大出力のパワーアンプが搭載されており、DENONらしい、特に低域が安定していて、全体的に安定感のある音を聴かせてくれます。
他にも、デジタルアンプ回路やローパスフィルター回路には、これまでデノンが開発してきた回路設計技術やサウンドチューニングのノウハウをフル活用して厳選された高音質パーツを多数使用されています。
デジタルアンプの弱点でもある高周波ノイズを効果的に抑え、デノンのHi-Fiコンポーネントにも迫るリアルで自然な音を実現しています。
スピーカー最適化フィルター
スピーカー最適化フィルターとは、同時期にDENONから発売されたスピーカー「SC-N10」を接続したときに、音の輪郭をよりはっきりとさせる機能。
DENON「RCD-N10」の主な仕様
CDプレーヤー部 | |
再生周波数特性 | 10 Hz ~ 20 kHz |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001 %)以下 |
サンプリング周波数 | 44.1 kHz |
アンプ部 | |
定格出力 | 65 W + 65 W(4 Ω、1 kHz、THD+N 0.7 %) |
実用最大出力 | 80 W + 80 W(4 Ω、1 kHz、THD+N 10 %、JEITA) |
出力端子 | スピーカー: 負荷 4 ~ 16 Ω |
入力感度 / 入力インピーダンス | Analog In: 200 mV / 30 kΩ |
全高調波歪率 | Analog In: 0.1 %(1 kHz、5 W、4 Ω) |
S/N比 | Analog In: 90 dB(10 W、4 Ω、IHF-A) |
トーンコントロール | SDB: +8 dB(100 Hz) 低音: ±10 dB(100 Hz) 高音: ±10 dB(10 kHz) |
周波数特性 | Analog In: 10 Hz ~ 40 kHz(±3 dB) |
FM/AM機能 | |
受信周波数帯域 | FM: 76.00 MHz ~ 95.00 MHz AM: 522 kHz ~ 1629 kHz |
実用感度 | FM: 1.2 μV / 75Ω AM: 20 μV |
ネットワーク機能 | |
ネットワーク種類(無線LAN 規格) | IEEE 802.11a/b/g/n 準拠、(Wi-Fi® 準拠) |
セキュリティ | WEP 64bit, WEP 128bit, WPA/WPA2-PSK(AES),WPA/WPA2-PSK(TKIP) |
無線周波数 | 2.4 GHz / 5 GHz |
Bluetooth | |
バージョン | 3.0 + EDR |
対応プロファイル | A2DP 1.2、AVRCP 1.5 |
対応コーデック | SBC |
周波数帯域 / 送信出力 / 通信距離 | 2.4 GHz 帯域 / Class 1 / 約30 m (見通し距離) ※実際の通信範囲は機器間の障害物、電子レンジの電磁波、静電気、コードレスフォン、受信感度、アンテナの性能、操作システム、アプリケーションソフトウェアなどの影響により異なります。 |
端子 | |
入力端子 | アナログ音声入力×1、光デジタル入力×2 |
出力端子 | サブウーハー出力×1、ヘッドホン出力×1 |
その他の入出力端子 | ネットワーク×1、USB-A(Front)×1、FMアンテナ入力×1、AMアンテナ入力×1 |
その他 | |
外形寸法 | W280 × H108 × D305 mm |
質量 | 3.4 kg |
消費電力 | 55 W |
待機電力 | 0.4 W(通常スタンバイ) 4 W(ネットワークスタンバイ) |
【付属品】 | かんたん設定ガイド、取扱説明書、リモコン、単4形乾電池 × 2、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、電源コード |
DENON「RCD-N10」とMarantz「M-CR612」の比較
DENON「RCD-N10」を購入される方で、よく比較候補にあがるのが同じネットワークCDプレーヤーであるMarantz「M-CR612」です。
比較のキーとなる点をいくつか比べてみましょう。
・音質
DENON「RCD-N10」 | 低域に安定感があり、全体的には柔らかい印象の音。 |
Marantz「M-CR612」 | 高域の抜けが良く、全体的にメリハリのある音。 |
音質で大きな違いが出てくるのが、Marantz「M-CR612」に搭載されているパラレルBTLドライブという機能。
この機能をONにすることで、8つの内蔵アンプを1組のスピーカーにフルに使うことができるという機能。ONとOFFで劇的に音質が変わり、上位モデルのプリメインアンプのような音を楽しむことができます。ただ、メリハリのある音を好きかどうかで好みが分かれるところです。
・サイズ
DENON「RCD-N10」 | 幅280 × 高さ108 × 奥行305 mm |
Marantz「M-CR612」 | 幅280 × 高さ111 × 奥行303 mm |
サイズはほとんど変わらないですが、DENON「RCD-N10」は本体の天板に操作するタッチパネルがあるので、高さがギリギリのところに設置した場合、リモコンがいつでも手元にあれば問題ありませんが、直接操作が難しくなります。
・価格
メーカー希望小売価格 | 実売価格 | |
DENON「RCD-N10」 | 68,200円(税込) | 42,000~45,000円以下 |
Marantz「M-CR612」 | 99,000円(税込) | 53,200~約63,000円 |
この二つネットワークCDプレーヤーの大きさや再生できるジャンル、ネットワーク機能などに大きな違いはないので、デザインと価格の安さでDENON「RCD-N10」を選ぶか、多少高くなっても音質重視でMarantz「M-CR612」を選ぶかという選択になってきます。
DENON「RCD-N10」におすすめなスピーカーを選ぶための基準
では、ここからはスピーカーを選ぶ上で重要なポイントをご説明します。
ポイントは「推奨アンプ出力」「インピーダンス」「再生周波数帯域」3点です。
それぞれのポイントをご説明します。
・「推奨アンプ出力」
出力に見合わないほどの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆に出力が低いとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。また、一般的にはアンプの対応出力の倍の出力のスピーカーを選ぶ方が良いとされています。
・「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いとアンプの電力が多くスピーカーへ流れるため規定のボリュームより大きな音が出てしまい、ボリュームを回し過ぎると故障の原因になります。
また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。
しかし、最近のスピーカーのほとんどは4Ω~8Ωのものばかりなので、なかなか規格外のものを購入してしまうことはないでしょう。
・「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。
以上の点を踏まえ、DENON「RCD-N10」のスペックを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!
DENON「RCD-N10」ならスピーカーはこれがおすすめ!
数多くあるスピーカーのスペックや音質などを試聴し比較検討した中から、実際にDENON「RCD-N10」にぴったりな、おすすめなスピーカーをご紹介します。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。
このスピーカーの一番のおすすめポイントは、万人受けする音質にあります。音質が高音より低音よりということもなく、バランス良く鳴ってくれます。
迷ったらこのスピーカーがおすすめです。価格はペアで約50000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25W-100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz-26kHz |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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DENON「RCD-N10」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
DENON「RCD-N10」には、サブウーファープリアウトが搭載されているので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでDENON「RCD-N10」におすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。
このスピーカーは中音域に特徴があり、女性ボーカル好きの方には特におすすめ!価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz-25kHz |
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
DALI「OBERON5」
もう一つDALIからおすすめするスピーカーは、DALIから究極のパフォーマーと紹介されている「OBERON5」です。
DALIは
「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生すること」
を使命にスピーカーを作り続けています。「OBERON5」はまさにその使命が注ぎ込まれているスピーカーです。また、「OBERON5」は2019年ホームシアターグランプリ金賞を受賞しています。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz-26kHz |
デザイン
「OBERON1」と同様でおしゃれな北欧デザインです。高級感もあり、満足度の高いトールボーイスピーカーです。
サイズは幅 162 mm x 高さ 830 mm x 奥行 283 mmとコンパクトなので、スペースもとりません。
音質
「OBERON5」をDENON「RCD-N10」におすすめする一番の理由は、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さが群を抜いて良いこと。もちろん低音域から高音域に渡って豊かなサウンドを奏でてくれるのですが、この二点は特に素晴らしい表現力を持っています。
DENON「RCD-N10」の音の性質として、低域に安定感のある音を表現してくれますが、「OBERON5」はその音質を見事に表現しています。
また、ピアノ伴奏がメインの曲や女性ボーカルの鼻を抜けていく感じのボイスサウンドをリアルに表現。まさしくDALIの使命である「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生」してくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「OBERON5」は比較的柔らかい低音域の印象をうけました。エイジングがさらに進めば、より豊かな低音域を奏でてくれますが、低音域の役割をDALIのサブウーファー「SUB E9F」に任せるなら、「OBERON5」の中高音域はより豊かになります。
2.1ch構成の魅力は電気的に負担の大きい低音をサブウーファーが鳴らしてくれること。電気の負担が少ない分「OBERON5」の中高音域の解像度はさらに向上しますで、サブウーファーに「SUB E9F」を足すのはおすすめです。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。
コスパ重視ならこのスピーカーが一番オススメです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz-40kHz |
デザイン
デザインはシックでシンプル。サイズは外形寸法:190W×321H×245Dmmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、万人受けするデザインです。
音質
DENON「RCD-N10」にJBLのスピーカー「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどの全音域の解像度は高さ!。
「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカー。バスレフ型スピーカーは驚くほどパワフルな低音を響かせてくれます。
また、低音域だけでなく、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
なんといってもコストパフォーマンスの高さが魅力のJBL「Stage A130」。サブウーファーに「STAGE SUB A100P」を加えても低いコストで、迫力満点の低音を楽しめます。
Klipsch「Reference R-51M」
オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したブックシェルフスピーカー「Reference R-51M」。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンが使用されたアルミニウムLTSツイーターの広指向特性が豊かな高音域を再生します。
スペック
推奨アンプ出力 | 85Wまで |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz – 21kHz |
デザイン
このスピーカーは是非ネットを外して使用して欲しい一台です。Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンと独特の輝きを放つIMGウーファーが高級感を醸し出します。
サイズは幅 17.8 cm x 高さ 33.8 cm x 奥行き 21.5 cm
音質
高音域はTractrix(トラクトリクス)ホーンが最初から見事に鳴らしてくれます。しかし、IMGウーファーは最初に聴き始めた時はなにか物足らないと感じる方もおられるかもしれません。
最初は低音が深みがなくフラットな印象ですが、エイジングが進むにつれて深みのある低音域を奏でてくれる長く付き合うことでより味のある音を楽しむことができるスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
DENON「RCD-N10」でスピーカーにKlipsch「Reference R-51M」を使用し、テレビにつなげて映画などを楽しむならさらにサブウーファーとしてKlipsch「R-100SW」追加するのもおすすめです。
サイズは幅 31.8 cm x 高さ 36.8 cm x 奥行き 41.7 cm。迫力の重低音サウンドを楽しめます。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz-33kHz |
デザイン
エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。
非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリアの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。サイズは外形寸法は165W×300H×231Dmm。
音質
「607 S2 AE」がDENON「RCD-N10」におすすめな一番の理由は、エントリーモデルとは思えないほどの音のクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめます。また、音切れが良くレスポンスも爽快。
低音はブックシェルフスピーカーでは鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」は低音の再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。ベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
「607 S2 AE」は音を聴いてるとき、スピーカーから聴こえてくる感覚ではなく、各楽器の音像や音色が映像として聞こえてくる印象をうけます。クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、2ch構成で十分過ぎるほど、映画の迫力のサウンドを届けてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、さらに低音をしっかり聞きたい方はサブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
サイズは高さ:272mm(脚部含む)、幅:260mm、奥行:330mm(グリル+コントロール類含む)とサブウーファーの中では非常にコンパクトですが、そのサイズを感じさせない迫力の低音を鳴らしてくれます。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz-20kHz |
デザイン
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ツートンカラーが印象的な「Platinum B6」。おしゃれでスタイリッシュなデザインなので、リビングルームに置いても、インテリアの雰囲気を損なうことはありません。サイズは幅230 × 高さ360 × 奥行235 mm。
音質
「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を味わえる音を届けてくれます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。
シルクドームツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現してくれます。
「Platinum B6」はB&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
まとめ
コンパクトボディでBluetooth搭載など、初めてオーディオを始められる方にも使いやすい機能が搭載されているので、女性でも簡単に高音質のサウンドを楽しむことができます。
最後にそれぞれのスピーカーの特徴をまとめてみたいと思います。
今回おすすめしたスピーカーと合わせて、DENON「RCD-N10」が奏でる高音質の世界を楽しんでください。
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