開放型ファーウェイノイズキャンセリングイヤホン「FreeBuds 3」

イヤホン・ヘッドホン

いろんなメーカーから次々と発表される完全分離型ワイヤレスイヤホン。それぞれのメーカーの技術が注ぎ込まれ、どんどん使いやすいものが出てきているが、2019年11月29日にHUAWEIからも完全分離型ワイヤレス ノイズキャンセリングイヤホン「FreeBuds 3」が発売された。
今回は「FreeBuds 3」の機能やメリット・デメリットも含めご紹介していく。

出典:Huawei

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流線型デザインと驚異的な軽さ


デザインはドルフィンバイオニックデザインというものが採用されている。全体的に流線型のデザインで、耳にもフィットしやすい。しかしフィットしやすいとはいえ、耳を密閉しない開放型(オープンフィット型)のイヤホンなので、カナル型イヤホンのように密閉性のあるものが好きな人と好みの分かれるところかもしれない。

カラーはセラミックホワイト・カーボンブラックの2色。ケースも非常にコンパクトで、サイズは⌀60.9 × 21.8 mmなので、バッグやポーチにも入るし、丸みのあるデザインなので、取り出すときに何かに引っかかって取れないということも起こりにくいだろう。イヤホンサイズは単体41.5 × 20.4 × 17.8 mmで、重量は耳4.5ℊ!つけていることを忘れてしまうほどの軽さだ。

最新のBluetooth機能「5.1」

出典:Bluetooth.com

最も重要な機能の一つのワイヤレス機能。「FreeBuds 3」のBluetoothの規格は2019年版の5.1。
5.0になった段階で、以前の規格と比べデータ通信速度が4.0の2倍、通信範囲が4倍、通信容量は8倍にと、大きな変化があったが、最新の5.1にはさらに「方向探知機能」が搭載されることとなった

※Bluetoothの規格などの詳細はこちらを参照👇
Bluetoothとは?

この機能は、ワイヤレスイヤホンにとって最も重要な機能になるかもしれない。
なぜなら、今までワイヤレスイヤホンを利用したことがある人なら、一度は経験したか考えたであろう「どこかに置き忘れた!」とか「落としたらどうしよう?」や「家の中のどこに置いたか忘れた!」などの一時紛失などの問題。「方向探知機能」はそれを解決してくれる。

「方向探知機能」とは?

「方向探知機能」とは、スマートフォン側のBluetoothのアンテナからワイヤレスイヤホンから出ているBluetooth信号の送信角度や受信角度を割り出し、ペアリングされているワイヤレスイヤホンがどの方向にあるのかを教えてくれるのだ

今までは遠くなのか近くなのかはわかっても方向まではわからなかったが、この機能は方向も割り出してくれるのだからありがたい。
ただし、同じ規格のBluetooth対応機器、つまりイヤホンが5.1ならスマートフォンも5.1でなければ、この機能は使えないので注意したい。

 

「Kirin A1チップセット」搭載

出典:Huawei

Bluetoothの機能に加えて注目したいのがHUAWEIのスマートウォッチ 「WATCH GT 2」にも搭載され、話題となった「Kirin A1チップセット」が「FreeBuds 3」にも搭載されていることだ。
Bluetoothの弱点として、周辺の電波環境の影響をうける特性がある。つまり、ショッピングモールや駅、空港など人が多く、様々な電波が飛び交っている場所では、Bluetooth接続の遅延が起きやすい。

「Kirin A1チップセット」により、そのような混雑するような場所であっても、安定し、超低遅延のBluetoothの接続を可能にしている。なので、スマートフォンなどで動画を観ているときに、映像と音声のタイムラグが生じたりすることが非常に少ないのだ。

 

骨伝導通話と風ノイズ低減

出典:Huawei

ワイヤレスイヤホンで音声通話をする際、相手が声が聞き取りにくく感じることがある。製品によってマイクの感度が違うのと、その風などの影響を受けるため、そのような問題が生じるが、「FreeBuds 3」には骨伝導センサーが内蔵されているので、それにより声からの音を拾うのではなく、骨の振動から声を拾い、通話中に音声がはっきりと目立つように音声が強調される。


イヤホン下部のシルバーの部分に搭載されているマイクは風ノイズ低減の効果の高い、空気動力マイク設計。これによりジョギング中や風が強い日であってもクリアな通話が可能

 

アクティブノイズキャンセリング機能

通勤電車の中や飲食店などの人の多い場所、また車の走行音など、外には様々な環境ノイズが溢れている。そんな環境ノイズに煩わされることがなくイヤホンから流れるサウンドだけに集中出来たら、、、と多くの人が思っているだろう。
アクティブノイズキャンセリング機能とは、そういった環境ノイズをマイクで拾い、それぞれの音を消すための音を出しノイズを打ち消す機能。

「FreeBuds 3」は外の音が耳に入りやすいオープンフィット型のイヤホンだが、それでも騒がしい駅や、お店の中でもクリアなサウンドを届けてくれる。

14㎜のドライバーから響き渡るスタジオサウンドクオリティ

出典:Huawei

高精度、高感度の14 mmダイナミックドライバーの搭載により、幅広いジャンルの音楽を楽しむことができる。フルオーケストラのような様々な楽器が同時に音を奏で、一つの音が作られているような曲でも、その楽器一つ一つの個性を際立たせて鳴らしてくれるように感じる。ベースサウンドやギターサウンド、ドラムの音なども、その音の迫力や力強さ、繊細さなどをそのまま聞かせてくれる印象だ。

ワイヤレス充電:Qi規格に対応

出典:Huawei

ケースはUSB Type-Cから充電もできるが、それだけでなくワイヤレス充電マットの上に置いて充電することも可能。わざわざケーブルの抜き差しをせず、ただ置くだけで充電できるのは時間短縮になるだけでなく、毎回「FreeBuds 3」を置く場所を決めれるという日々の生活のルーチンに組み込めるので本当にありがたい。さらに、ワイヤレス給電に対応しているHUAWEIスマートフォンを使用して充電することんもできる。充電時間は約1時間でイヤホン本体で約4時間、ケース使用で約20時間の再生が可能だが、もちろんこれはそれぞれの持ち主の使用の仕方に左右されるので、参考程度に考えてもらいたい。

操作はタップコントロール

出典:Huawei

せっかくワイアレスイヤホンにしたのに、再生や通話などの操作をスマートフォンなどを取り出していては、全然スタイリッシュではない。
その点「FreeBuds 3」の操作はスタイリッシュで実に馴染みやすい操作方法だ。音楽の再生や切り替えは右側のイヤホンをダブルタップ。ノイズキャンセリング機能のON/OFFは左側のイヤホンをダブルタップ。たったこれだけ。
さらに、耳から離すと一時停止し、また耳に戻すと再開する機能はあるが、この機能はEMUI10以上を搭載したHUAWEIスマートフォンのみの対応なので注意が必要だ。

 

まとめ

片耳4.5gにこれだけ豊富な機能で、他メーカーの同等機能搭載モデルのイヤホンと比べてもリーズナブル。HUAWEIのスマートフォンを持っている方なら、まず間違いなく素晴らしいコストパフォーマンスをもったイヤホンと言える。ぜひとも一度使用してみてほしい。

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