SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」を徹底比較!

サウンドバー
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サウンドバーでホームシアターを計画しておられる方の多くが比較検討しておられる、SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」。どちらが良いか悩んでおられる方も多いはず!

そこで、今回はSONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の性能、音質、拡張性の違いを徹底的に比較していきます。

SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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SONY「HT-A7000」の詳しい機能や性能についてはこちらもご覧ください↓

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SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」のスペックを比較

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」のスペックの比較表でまとめてみました。

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
発売日2021/8/282020/10/28
実売価格158,000~190,000円118,000円
チャンネル数(バーチャル)7.1.2ch5.1ch
伝送8K HDR/4K120HDMI出力なし
リモコン×
壁掛け対応〇(別売)〇(別売)
DolbyDigital
Dolby Atmos
LPCM
DTS×
DTS:X×
MPEG-2 AAC×
HDCP2.2/2.3×
電源連動×
Bluetooth×
Wi-Fi
LANケーブル×
Amazon Alexa
HDMI端子(ARC、eARC対応)入力:2
出力:1
入力:1
光デジタル端子×
サイズ(幅×高さ×奥行)1300x80x142 mm1141.7x87x115.7 mm
重量8.7㎏6.25㎏
SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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チャンネル数はSONY「HT-A7000」が優位

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
チャンネル数(バーチャル)7.1.2ch5.1ch

「チャンネル数」とはサウンドバー単体でどれだけのサラウンド再生が可能かを示しています。

SONY「HT-A7000」の内蔵スピーカーの内訳

①イネーブルドスピーカーが上部に2つ。
②デュアルサブウーファーが正面に2つ。
③センタースピーカーを含むフロントスピーカーが正面に5つ。
④左右の壁に反射させるビームトゥイーターが2つ。

の合計11基のスピーカーが搭載されており、単体でも天井や壁に反射させて7.1.2chのバーチャルサラウンド再生が単体で可能です。(eARC接続が必要)

通常のテレビの2chステレオ放送をボタンひとつで没入感を向上させたサラウンドサウンドへと変更できる「Immersive Audio Enhancement」という機能を搭載しています。

SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonos「Arc」の内蔵スピーカーの内訳

by:https://www.sonos.com/

Sonos「Arc」にも同じく合計11基のスピーカーが搭載されています。
Sonos「Arc」には楕円型のミッドウーファー8基搭載されており、このうちの上部についている2基がドルビーアトモス対応コンテンツを再生時に高さの音を再現するハイトチャンネル用スピーカー。
左右にある2基が広がりを再現するスピーカーの役割を担っており、音をスムーズに出すために合計76,000個もの小さな穴が開いています。

さらにシルクドームツイーターが正面と左右へ向けて3基搭載されており、非常にクリアな高音域を再現しています。

搭載されているスピーカーの数は同じですが、単体でのバーチャルサラウンド5.1chとなっています。

Sonosサウンドバー「Arc」
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HDMI出力はSONY「HT-A7000」のみ搭載

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
伝送8K HDR/4K120HDMI出力なし
HDMI端子(ARC、eARC対応)入力:2
出力:1
入力:1

「伝送」とは、Blu-rayプレーヤーやPS5などの機器をサウンドバーに接続し、サウンドバーからテレビへ接続できるかどうかを示しています。

SONY「HT-A7000」にはHDMI出力端子が搭載されており、8K HDR/4K120パススルーが可能。
これにはBlu-rayプレーヤーやPS5などの機器をサウンドバーに接続した際、画質の劣化もなく、音質に関してもテレビ経由で再生するより良くなるというメリットがあります。

Sonos「Arc」はテレビとHDMI端子(eARC/ARC)での接続のみ対応。

リモコンもSONY「HT-A7000」のみだが、、、

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
リモコン×

リモコンの有無ですが、最初のセットアップが終了すればハイエンドモデルのサウンドバーとなると、その後の主な操作はボリューム調整ぐらいの方が多いでしょう。

Sonos「Arc」はテレビとテレビとHDMI端子(eARC/ARC)で接続すれば、テレビのリモコンでボリュームの調整もできます。

また、Sonos「Arc」がWi-Fiに接続されていればスマートフォン(iOS推奨)がリモコン替わりになるので、リモコンの有無に関しては二つのサウンドバーにそれほど差はないと言えます。

Sonos「Arc」は対応フォーマットが少ないので注意

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
DolbyDigital
Dolby Atmos
LPCM
DTS×
DTS:X×
MPEG-2 AAC×

Sonos「Arc」は「DTS」、「DTS:X」、「MPEG-2 AAC」に対応していません。
「DTS」、「DTS:X」は主にBlu-rayに使用されているフォーマットですが、残念ながらSonos「Arc」では「LPCM」に変換されて再生されます。

また、地デジやBSで使用されるフォーマット「MPEG-2 AAC」ですが、これも「LPCM」に変換されて再生されます。

Sonos「Arc」はDolbyサラウンドとリニアPCM(LPCM)のみ対応なので、テレビの種類によっては、「地デジ視聴⇔映像配信」とテレビで見るジャンルが切り替えるたびに音声出力の切り替えを操作する必要があります。(自動で変更してくれるテレビもあります)

広いジャンル映像コンテンツのサラウンド再生を楽しみたい方にはSONY「HT-A7000」の方がおすすめです。

SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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光デジタル端子対応はSONY「HT-A7000」だけ

光デジタルケーブル

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
光デジタル端子×

テレビ側のHDMI端子が少なかったり、HDMIセレクターなどがない場合にテレビとサウンドバーの接続で助かるのが光デジタル端子。
SONY「HT-A7000」には光デジタル端子が搭載されています。

Sonos「Arc」は、HDMI端子が一つだけですが、複数の接続性や多機能のサウンドバーを開発しているのは実は日本のメーカーだけ。
しかし、海外ではシンプルな接続性が好まれるようで、今後はSonos「Arc」の形が主流になるのかもしれません。

光デジタル端子を使用した場合の注意点は、HDMIケーブルでテレビと接続した場合とで対応フォーマットに違いが出るという点です。

思っていたフォーマットの音が出ないということにもつながりますので、購入する前にテレビの接続性が「eARC」、「ARC」、「光デジタル端子」のどれに該当しているか必ず確認することをおすすめします。

SONY「HT-A7000」の接続方法による対応フォーマットの違い
対応フォーマットHDMI(eARC)HDMI(ARC)光デジタル入力
Dolby Digital
Dolby Digital plus×
Dolby Digital plus / Atmos×
Dolby TrueHD××
Dolby TrueHD / Atmos××
Dolby Atmos××
Dolby Dual mono
DTS
DTS HD High Resolution Audio××
DTS HD Master Audio××
DTS ES××
DTS 96/24×
DTS:X××
LPCM2ch/5.1ch/7.1ch2ch2ch
LPCM fs192kHz/24bit48kHz/24bit48kHz/24bit
MPEG-2 AAC
MPEG-4 AAC

この表でもわかるように光デジタル端子に対応しているフォーマットは非常に少ないうえ音質も下がります。
SONY「HT-A7000」やSonos「Arc」を購入される方で「eARC」対応でないなら、「eARC」対応のテレビの購入も検討することをおすすめします。

SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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LANケーブル接続はSonos「Arc」のみ対応

SONY「HT-A7000」
Sonos「Arc」
LANケーブル×

設置場所のWi-Fiの環境が悪かったり、LANケーブルで安定確実なインターネット接続をしたい方にはSonos「Arc」がおすすめです。

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」のサイズを比較

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
サイズ(幅×高さ×奥行)1300x80x142 mm1141.7x87x115.7 mm

サウンドバーでもかなり大きい部類に入るSONY「HT-A7000」とSonos「Arc」。

置き場所を壁掛け限定で考えるならどちらのサウンドバーも壁掛けが可能なので、ご自宅のテレビを壁かけで設置しているなら、同じようにサウンドバーを壁掛けで設置するとスタイリッシュなうえ、置き場所を迷うこともありません。

しかし、テレビボードの上に設置するなら話は変わります。
SONY「HT-A7000」であればテレビボードの幅は1400mmは必要になるので、そのテレビボードを設置するスペースを確保する必要もあります。
Sonos「Arc」なら最低でもテレビボードの幅は1200mmは必要です。

by:https://www.sony.jp/

サウンドバーとテレビの大きさのバランスを考えて設置することも大切です。

横幅が1300mmあるSONY「HT-A7000」は60インチ以上のテレビでなければ、テレビよりサウンドバーの方が大きくなります。

横幅が1147.1mmのSonos「Arc」は、テレビとのサイズのバランスを考えると49インチ以上のサイズがおすすめです。

この点についてはメーカーホームページ上で「49インチ以上のテレビに対応」と明記されています。

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
おすすめのテレビボードのサイズ1400mm1200mm
おすすめのテレビサイズ60インチ以上49インチ以上

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の音質を比較

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の音質について比較してみました。

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
高音クリアで聞きやすく、耳にささらないがSonos「Arc」と比べると硬い印象。解像度が高く情報量も豊か、高音でもやわらかい音質。
低音デュアルサブウーファー搭載なので、十分に出るレベル。
物足りない人にはワイヤレスサブウーファーの追加がおすすめ。
6畳~8畳ほどの空間であれば、十分な低音を感じられるが、それより大きくなると中低音は出ても、重点音は少し力不足。
部屋が大きく視聴距離があるならサブウーファーの追加がおすすめ。
ボイス小さい音でもボイスモードをONにすることでよりクリアに聞こえます。
ボリュームが大きければボイスモードOFFで十分。
スピーチエンハンスメント機能を使うことで、BGMや効果音が大きい場面でも声をクリアに聞くことが可能。
サラウンド「S-Force PROフロントサラウンド」、「Vertical Surround Engine」機能を同時に駆動させるので、バーチャルなのに、リアルに近いサラウンドを楽しめる。3Dバーチャルサラウンドを楽しめるが、音の広がりは「HT-A7000」と比べると物足りなく感じる。
SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の拡張性を比較

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の拡張性を比較してみましょう。

どちらのサウンドバーも別でリアスピーカー、サブウーファーを追加することができます。
選択肢が豊富なのはSonos「Arc」です。

サラウンド機能を重視したい方であれば、SONY「HT-A7000」はワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」もしくは「SA-RS3S」を追加することで「360 Spatial Sound Mapping」を体感できるのでおすすめです。

SONY「HT-A7000」
ワイヤレスリアスピーカー
「SA-RS5」
(90W×2、バッテリー駆動可能)
税込74,800円(メーカー希望小売価格)
SONYリアスピーカー「SA-RS5」
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ワイヤレスリアスピーカー
「SA-RS3S」
(50W×2)
税込52,800円(メーカー希望小売価格)
SONY リアスピーカー「SA-RS3S」
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サブウーファー
「SA-SW5(300W)」
税込93,500円(メーカー希望小売価格)
SONY サブウーファー「SA-SW3」
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サブウーファー
「SA-SW3(200W)」
税込52,800円(メーカー希望小売価格)
SONY サブウーファー「SA-SW5」
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Sonos「Arc」

Sonosのワイヤレススピーカーであれば、後から自由に組み合わせることが可能。
おすすめの組み合わせは「Sonos Sub」(Gen3)+「Sonos One SL」二つの組み合わせ。
この組み合わせで十分過ぎる重低音、リアルサラウンドを楽しめます。
Sonos Sub (Gen3)
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まとめ

画像はイメージです。

SONY「HT-A7000」とSonos「Arc」の性能、音質、拡張性について比較してきましたが、最後にまとめてみましょう。

SONY「HT-A7000」Sonos「Arc」
性能対応フォーマットも多く、単体で7.1.2chのバーチャルサラウンドを再生できる。単体で5.1chサラウンドが可能。
コストパフォーマンスは高い。
音質高音から低音までバランスが良い。SONYの音が好きな方なら大満足のはず。バーチャルサラウンドというより、音の良さを表現することにこだわった音。やわらかい高音が好みならこちらがおすすめ。
拡張性Sonos「Arc」と比べると拡張性は低いが、ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」を追加することで体感できる「360 Spatial Sound Mapping」は秀逸。Sonosのワイヤレススピーカーであればどれでも組み合わせられる自由度がすごい。
組み合わせられるスピーカーは単体でも使用できるため汎用性も高い。
総評サウンドバーでとにかく映画などの映像作品、ライブサウンドなどのサラウンド再生を楽しみたい方にはSONY「HT-A7000」がおすすめ。
サラウンドを楽しむのが目的なら、ワイヤレスリアスピーカーは必須アイテムです。
サラウンド再生より良い音を楽しみたい方、主に音楽鑑賞が目的で、やわらかい高音が好みであればSonos「Arc」をおすすめします。
SONY サウンドバー 「HT-A7000」
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Sonosサウンドバー「Arc」
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