音が良くなる!KRYNAスピーカースタンド「Stage Ⅱ」

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日本の音響機器メーカーKRYNAから、「これを使えば音が良くなる」と言われていたスピーカースタンド「Stage」の最新モデル「StageⅡ」(型番:2S60-2026T)が発売されました。
多くのオーディオ愛好家や音響関連業をされている方から、高評価を得ていた「Stage」
その最新モデル「StageⅡ」の最高の音へのこだわりと徹底した振動への対策についてご紹介します。

仕様

出典:Joshin web

天板サイズ W20xD28cm
底板サイズ W26xD34cm
高さ 60cm

天板のサイズ、大半のブックシェルフスピーカーに適したサイズになっています。
例えば、ブックシェルフスピーカーで人気のDALIのOBERON1は幅x奥行は162x234mm
コスパの高いJBLのSTAGE A120の幅x奥行 170x185mmなど
しかし、ご自身のお気に入りスピーカーのサイズが適合するかは必ずご確認ください。

DALI「OBERON1」

JBL「STAGE A120」

「StageⅡ」の特徴

スピーカーの理想的な振動対策「ダイヤモンド・フォーメーション」

出典:https://kryna.jp

スピーカーは音を出すとき、スピーカー内部では常に振動が発生しています。
その振動は実際の音が出ているスピーカーの正面だけでなく、360度あらゆる方向へ振動を発生している。
良い音を聴くためには、必要な振動はそのままに、いらない振動は吸収しなければいけません。
せっかくお気に入りのスピーカーを手に入れたのに、思っていたのとは違う音が鳴る場合は、スピーカーを鳴らして馴染ませる作業であるエイジングをどれだけしたかも関係しますが、振動も大きく関係します。
中でも悪影響を及ぼす一番の振動がスピーカーを置いているデスクや床に伝わる振動です。
この振動を吸収するために、よく使用するのが「インシュレーター」と呼ばれるものです。

今まで、そのインシュレーターを置く場所というのはあまり研究されていなかったので、大半の方がスピーカー四隅に置いていました。しかし、振動はいろんな方向へ、いろんな強さで発生しています。

それで「StageⅡ」ではインシュレーターで一番効果的に吸収できる形、ひし形に配置されています。「Stage Ⅱ」では「T-PROP」と呼ばれるKRYNA製のインシュレーターが底板の裏に使用可能ですが、それを底板でひし形(ダイヤモンド形)に配置することから、「ダイヤモンド・フォーメーション」と呼ばれています。

この配置によって、スピーカーから発せられる不要な振動は効率よく吸収され、音の立体感が豊かになり奥行きや広がりが大きく向上し、余計な振動もなくなることで、ストレスのない音に変化します。(底板には8か所のインシュレーターを取り付ける場所があるので、四隅に配置することも可能)

アルミとスチールの複合天板と底板で振動を直接吸収

「StageⅡ」は振動をインシュレーターだけで吸収されるだけでなく、天板と底板の素材にも振動を吸収する工夫がされています。
金属も振動が伝わると金属固有の鳴きが発生します。そのためスタンドの素材に一つの金属しか使用されていない場合、一つの金属の鳴きが強くなってしまいます。
そこで「StageⅡ」は天板と底板の作りをアルミとスチールという別々の金属を組み合わせることで、その金属の鳴きの強さを減少させ、不要振動を支柱に逃がすことで音質を向上させています。

スタンドに欠かせないピラミッドバランス構造

出典:https://kryna.jp

スタンドを使用する際にどうしても心配になるのが転倒。スタンドの上に重たいスピーカーを載せるので、どうしても重心が上へ偏ってしまうので、少しの衝撃でぐらついてしまうこともあります。
また、高重心になると、スピーカースタンド自体が目にはわからないぐらいですが、前後左右に振動し、スピーカー全体が揺れながら音を出すことになり、結果として音像定位や音質に悪影響を及ぼします。
「StageⅡ」はそこにも着目し、スタンドの重心が低重心になるように設計されています。
これにより、スタンドが倒れにくいというだけでなく、スピーカーの振動をしっかりと受け止め、スピーカーが安定して音を出すことに貢献しています。

 

剛性アップのための専用アダプター

出典:https://kryna.jp

「StageⅡ」の部品は大きくわけて天板、支柱、底板の3つからなっています。
しかし、その接合部の強度を高くしなければ、せっかく素材を工夫し、低重心化をしているのに、接合部にビビりなどが発生し、不快な振動が発生します。
そこで、「StageⅡ」では天板、支柱、底板それぞれに専用のアルミ製のアダプターを装着し固定することで、強度を高め、剛性をアップしています。
剛性が高まることで、スピーカーから出る振動対策の全体的な向上と、音像定位も安定し、より奥行と広がりなど立体感のある音を表現し、スピーカー本来の音以上のものを伝えます。

 

スピーカーの振動を弱めて逃がす支柱構造

出典:https://kryna.jp

天板と底板の固定の際には、支柱の中心にあるVD(Vibration Dispersion)-PROPと呼ばれる振動を周りへ分散させる内支柱を介して支柱方向に締め付けて加圧し”内部応力”を発生させています。
内部応力とは、支柱内部に外部へ引っ張る力が発生すること。
この内部応力の利用により、振動をVD-PROPからさらに効率よく分散させ、支柱内部に敷き詰められている超微粒子へ振動を逃がし、振動や共振を抑えています。
さらに支柱外郭には放射状に放振フィンが装備されており、より効果的に振動を抑えます。
しかも外郭の材質は振動減衰能係数がアルミの25倍、鉄の8 倍。非常に高い振動吸収率を持ち、強度はアルミの3.7倍というマグネシウム合金が採用されています。

 

支柱内部に封入したHelca1

KRYNAの「Helca1」出典:https://kryna.jp

目に見えない振動やノイズの脅威から、ケーブルを守るために開発されたケーブル用インシュレーター「Helca1」。この螺旋状のチューブに封入されている特殊ダンピング溶液は、近畿大学工学部 機械工学科の教授との共同研究によりD-PROP、C-PROPなどのインシュレーターなどの開発で培ってきた技術からうまれてきたもの。

出典:https://kryna.jp

スピーカーから受けた天板の振動は、VD-PROPを伝わり周囲を取り囲む超微粒砂へと逃がします。この際、Helca1内部の溶液が振動の高周波成分を吸収することで、従来は取り切れなかった高周波領域の振動も効果的に減衰することに成功しました。
その結果、解像度の向上、楽器の位置関係の明瞭化、微細なニュアンスの再現性の向上だけでなく、聴感上で音場空間が三次元的に200%増加するなど圧倒的な性能の向上を実現しました。

KRYNAホームページより引用

まとめ

近畿大学工学部の新旧のモデルを比較した測定データによると、低周波領域(800Hz辺りまで)に関してはほぼ同等の振動レベル。しかし、「StageⅡ」はVD-PROPにHelca1を巻いているので、高周波領域の振動レベルが小さく抑えられている。

結果、再生時に影響を及ぼす高域の広帯域雑音が大幅に減り、再生音に透明感を与え、位相特性も改善されているため、表現空間の広がりと音像定位の明確さといった解像度の向上している。さすが「これを使えば音が良くなる」スピーカースタンドだ。

良い音を聴くために、スピーカースタンドもこだわってみてはいかがだろうか?

コメント

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