プリメインアンプはマランツの「PM7000N」に決めたけど、「どのスピーカーが「PM7000N」に合うのかわからない…、できれば、”音の解像度が高く”、”低音域から高音域までバランス良く鳴ってくれて”、”PM7000Nのポテンシャルを十分に引き出してくれる”、そんなスピーカーないかな…」と思っていませんか?
マランツ「PM7000N」は、今までは1つ下のクラスの「NR1200」や「M-CR612」などに搭載されていた「最新ネットワーク機能の利便性」と「ミドルクラスHi-Fiアンプの音質クオリティ」を両立させたプリメインアンプです。
そんなマランツのプリメインアンプ「PM7000N」に合わせるスピーカーも、その性能に合ったものを選びたいですよね。
そこで今回は、様々なスピーカーのスペック、音質を調べ、比較した中からマランツ「PM7000N」に合わせるおすすめのスピーカーをご紹介します。
「PM7000N」にはどんなスペックのスピーカーがおすすめなのか?
まずは「PM7000N」のスペックの中から、おすすめなスピーカーを選ぶための必要な項目を見てみましょう。
「PM7000N」のスペック
スピーカー選びには、考えなければいけない基準がたくさんあります。サイズや音圧レベル(㏈)も考えなければいけません。デザインも気になるところです。しかし、スピーカー選びにおいて、プリメインアンプのスペックの中で特に抑えておきたいポイントが3つあります。
それは、「定格出力」、「インピーダンス」、「周波数特性」です。「PM7000N」のスペックのこの3点に注目しておすすめスピーカーを選びたいと思います。
「PM7000N」のおすすめスピーカー選びに必要な基準
「PM7000N」の「定格出力」、「インピーダンス」、「周波数特性」から、おすすめのスピーカーを選ぶための基準をご説明します。
定格出力
定格出力は8Ωの場合60Wになっています。一般的な自宅で聴く分には60Wあれば全然問題ありません。
しかし、スピーカー側のW数が60Wを下回ると、最大限にプリメインアンプ側の出力を上げた時にスピーカーの側が壊れる危険があるので注意が必要です。また、一般的にスピーカーはプリメインアンプの最大出力の2倍のものを使うと良いとされています。
そこで、1つ目の基準は、スピーカーの推奨アンプ出力が60 - 120Wのものがおすすめ。
インピーダンス
インピーダンスは、スピーカー内部の回路を信号が流れるときの電気抵抗のことです。
インピーダンスの単位は「Ω(オーム)」で、数値が大きいほど抵抗が大きく、電気信号が流れにくく、数値が小さいと流れやすくなります。「PM7000N」の適合インピーダンスは4-16Ωなので、注意が必要なのは4Ωより下のスピーカーは選ばないことです。この適合インピーダンス範囲内のものであれば大丈夫です。
それで、2つ目の基準は、スピーカーのインピーダンスは4 – 16Ωのものがおすすめ。
周波数特性
「PM7000N」の周波数特性は5Hz~100kHzですが、一般的にスピーカー側の再生周波数帯域は60Hzよりも低い音を出せれば、十分に低音を再生できるスピーカーと言えます。しかし、別でサブウーファーを購入しないと決めているのであれば、再生周波数帯域はより低いHzが出るほうがおすすめです。また、これは個人差もあるところですが、再生周波数帯域がより低いHzから出ると、スピーカーから伝わる空気感にも違いが出てくると言われています。
今回の3つ目の基準は、スピーカーの再生周波数帯域が60Hzより下のものがおすすめ。
おすすめスピーカー選びの基準のまとめ
①推奨アンプ出力が60-120W
②インピーダンスは4 – 16Ω
③再生周波数帯域が60Hzより下
以上の基準から、まずは「PM7000N」におすすめなブックシェルフスピーカーをご紹介します。
※後日、おすすめのトールボーイスピーカーも追記する予定です。
「PM7000N」と合わせるブックシェルフスピーカーなら、これがおすすめ!
まず「PM7000N」におすすめなブックシェルフスピーカーをご紹介します。
ブックシェルフスピーカーとは?
ブックシェルフスピーカーとは、読んで字のごとく本棚に置くことを考えて作られたスピーカー。軽く、サイズもコンパクトでインテリアになじみやすいのが魅力です。
しかし、そのコンパクトボディから想像できないほどの迫力と解像度の高いサウンドを響かせてくれるので、最近はリビングや書斎、またオーディオルームでもメインで使われることも多い人気のサイズのスピーカーです。
それでは、数多くあるブックシェルフスピーカーのスペックや音質などを比較した中から、実際に「PM7000N」にぴったりな、おすすめブックシェルフスピーカーをご紹介します。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。価格はペアで約60000円ほど。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が25-100W、インピーダンスが6Ω、再生周波数帯域は51Hz – 26kHzとバランスの取れたスピーカーです。
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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「PM7000N」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「PM7000N」は低域から忠実に鳴らしてくれるプリメインアンプなので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約150000円ほどです。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が20-100W、インピーダンスが4Ω、再生周波数帯域は59Hz – 25kHzなので、もちろん「PM7000N」にぴったりです。
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。「PM7000N」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。価格は23000円ほどです。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が20~125W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域も55Hz – 40kHzと問題ありません。
デザイン
デザインもシックなデザインでまとまっていますし、外形寸法が高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。
音質
「PM7000N」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。
JBL「STUDIO 620」
JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
スペック
「STUDIO 620」のスペックは、推奨アンプ出力100W、インピーダンスが6Ω、再生周波数帯域が50Hz – 40kHzとなっています。
デザイン
デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。サイズは高さ 240 × 幅 190 × 奥行 312mm。
音質
「PM7000N」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。「PM7000N」に合わせるなら音がぼやける印象はありません。
高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。また、このスピーカーはバスレフ型で、剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。価格は約90000円。
スペック
スペックは推奨アンプ出力は30W – 100W、インピーダンスが8Ω、再生周波数帯域は40Hz – 33kHzと紹介するブックシェルフスピーカー中では一番低いHzから対応しています。
デザイン
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エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。
しかもサイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。
音質
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「PM7000N」にB&Wのスピーカー、「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。
また、音切れが良くレスポンスも爽快。ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。
もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。価格はペアで約80000~90000円以下。
スペック
「Platinum B6」のスペックは推奨アンプ出力は20W~80W、インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は50Hz – 20kHz。
デザイン
「Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。サイズは 高さ 360 × 幅 230 × 奥行 235 mm。
音質
「Platinum B6」はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。「PM7000N」から送られる音源を「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。
B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
次に「PM7000N」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたというスペシャルモデル。価格はペアで約84000~円。
スペック
「Debut Rererence DBR 62」のスペックは推奨アンプ出力最大で120W、再生周波数帯域は44Hz – 35kHz。インピーダンスは6Ωとなっています。
デザイン
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「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、フロントバスレフ型なので、設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。
音質
「Debut Rererence DBR 62」を「PM7000N」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。しかし、高音域だけがこのスピーカーの魅力ではありません。
ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しています。
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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。
トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。
200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライヴ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。
「PM7000N」と合わせるトールボーイスピーカーなら、これがおすすめ!
トールボーイスピーカーとは?
トールボーイスピーカーとは、背が高く、幅の狭いエンクロージャを持つスピーカーのことを指します。大型のものはフロア型とも呼ばれます。
特徴は、ブックシェルフスピーカーと比べ、スピーカーユニット(空気を振動させて音を出す部分)が多く搭載されているため低音の量感が出るので、迫力のある音に感じられます。
それでは、数多くあるトールボーイスピーカーのスペックや音質などを比較した中から、実際に「PM7000N」にぴったりな、おすすめトールボーイスピーカーをご紹介します。
DALI「OBERON5」
最初におすすめしたいトールボーイスピーカーは「OBERON5」です。DALIから
究極のパフォーマー
と紹介されている非常にポテンシャルの高いトールボーイスピーカーです。
スペック
「OBERON5」のスペックは、推奨アンプ出力が30W~150W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は39Hz~26kHzです。
デザイン
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非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。
音質
「OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。
低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。
また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。
映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。
B&W「603」
次に「PM7000N」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。
スペック
B&W「603」のスペックは、推奨アンプ出力30~200W、インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は29Hz~33kHzです。
デザイン
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ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。
サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型に近いサイズです。トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。
音質
DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージです。
よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。ただし、エイジングが進んでいないと、求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。
しかし、ひとたびエイジングが進めば、「PM7000N」のもつ解像度の高さをさらに引き出し、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
まとめ
今回紹介したどのスピーカーも、「PM7000N」の音を十分に引き出してくれる、非常におすすめな素晴らしいスピーカーです。最後にそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。
おすすめのブックシェルフスピーカー
DALI「OBERON1」
スペック・・推奨アンプ出力 25 – 100W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 51Hz – 26kHz。
サイズ・・・高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mm。
DALI「MENUET MR」
スペック・・推奨アンプ出力 20 – 100W、インピーダンス 4Ω、再生周波数帯域 59Hz – 25kHz。
サイズ・・・高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mm。
JBL「Stage A130」
スペック・・推奨アンプ出力 20 – 125W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 55Hz – 40kHz。
サイズ・・・高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mm。
JBL「STUDIO 620」
スペック・・推奨アンプ出力 100W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 50Hz – 40kHz。
サイズ・・・高さ 240 × 幅 190 × 奥行 312mm。
B&W「607」
スペック・・推奨アンプ出力 30W – 100W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 40Hz – 33kHz。
サイズ・・・高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mm。
B&W「606」
スペック・・推奨アンプ出力 30W – 120W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 40Hz – 33kHz。
サイズ・・・ 高さ 345 × 幅 190 × 奥行 300mm。
TANNOY「Platinum B6」
スペック・・推奨アンプ出力 20W – 80W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 50Hz – 20kHz。
サイズ・・・高さ 360 × 幅 230 × 奥行235 mm。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
スペック・・推奨アンプ出力 120W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 44Hz – 35kHz。
サイズ・・・高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。
おすすめのトールボーイスピーカー
DALI「OBERON5」
スペック・・・推奨アンプ出力 30W~150W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 39Hz~26kHz。
サイズ・・・ 高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mm
B&W「603」
スペック・・・推奨アンプ出力 30~200W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 29Hz~33kHz。
サイズ・・・高さ 1055mm x 幅 320mm x 奥行370mm
是非、ご自身の好みや、設置場所にあったスピーカーをチョイスしてみてください。