TEAC「AI-301DA-Z」の機能レビューとおすすめのスピーカー

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近年、テレビやノートPCの音質を良くしたい方が増えています。
テレビやノートPCを高音質化をしたい多くの方に共通してみられる考えが、

アンプでテレビやノートPCなどを手軽に高音質にしたい。

軽くて、できる限り省スペースのアンプがいい。

汎用性の高いアンプがいい。

といったものです。

そんな考えをお持ちの方に是非おすすめなアンプが
今回ご紹介するTEAC「AI-301DA-Z」です。

TEAC 「AI-301DA-Z」
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TEAC「AI-301DA-Z」とは?

by:https://teac.jp/

TEAC「AI-301DA-Z」とは、2022年1月29日に発売されたDAC搭載プリメインアンプ。
従来モデル「AI-301DA-SP」の後継機にあたります。
店頭の参考価格は52,800円、最安値は47,000~48,000円の間で販売されています。

サイズは、横幅がわずか215mm。高さは 61mm、奥行254mmと非常にコンパクトなサイズ。
質量も2.1㎏と非常に軽量で扱いやすいサイズと重さに充実の機能が満載のアンプに仕上がっています。

基本的な機能・仕様はほぼそのまま従来モデル「AI-301DA-SP」継承されていますが、いくつかの機能の追加や一部の付属品の省略等もありますので、従来モデル「AI-301DA-SP」との違いも含め、TEAC「AI-301DA-Z」の機能や特徴を詳しくレビューしていきましょう。

TEAC 「AI-301DA-Z」
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TEAC「AI-301DA-Z」の主な機能や特徴

by:https://teac.jp/jp/

TEAC「AI-301DA-Z」の主な機能や特徴は以下の点です。

  1. バーブラウン製DAC「PCM1795」を搭載。
  2. パワーアンプ部にデンマークICEpower社のアンプを搭載。
  3. Qualcomm® aptXにも対応のBluetoothレシーバー搭載。
  4. 赤外線リモコン学習機能。
  5. CCLC採用したヘッドホン回路搭載。
  6. フルメタル躯体で制振性と高級感のある外観。
  7. USB伝送技術「Bulk Pet」対応。
  8. アシンクロナスモード搭載。

以上の点をこれから詳しくレビューしていきます。

バーブラウン製DAC「PCM1795」を搭載。

by:Amazon

TEAC「AI-301DA-Z」には、バーブラウン製DAC「PCM1795」を搭載されています。
と言ってもいまいちピンとこないかもしれません。

そもそもDACとはなんでしょうか?
DAC=「Digital Analog Converter」の略で、「D/Aコンバーター」とも表記されることもあります。
「Digital((デジタル) Analog(アナログ) Converter(変換器)」という文字通り、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路で、スマートフォンやノートPC、テレビの音の情報はすべてデジタルな情報なので、これを音を出すためのアナログに変換するために必要不可欠な機能です。

by:https://teac.jp/

TEAC「AI-301DA-Z」に搭載されているバーブラウン製DAC「PCM1795」自体は安価なDACですが、入力データを内部で「352.8/384KHz・32bit」にアップコンバートして処理する機能を有しています。

また、従来モデル「AI-301DA-SP」にも使用されており、TEACでもその性能を十二分に引き出している非常に優秀なDACに仕上がっています。

搭載されているDACの数は違うものの、DENONの110周年記念モデル「DCD-A110」「PMA-A110」、SONY「UDA-1」などに搭載されています。

TEAC 「AI-301DA-Z」
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パワーアンプ部にデンマークICEpower社のアンプを搭載を搭載。

by:https://teac.jp/

従来モデル「AI-301DA-SP」でも使用されていたデンマークICEpower社のアンプを新型の「AI-301DA-Z」でも搭載。

このアンプの特徴は、電力効率が非常に高く、逆に発熱量は非常に低いところ。
電力効率が高い点は、大電力のスピーカーを駆動させるのに適しています。
また、発熱量が低いことは、冷却ファンが必要ないため、余計なノイズを発生させず、よりピュアな音楽鑑賞に求められる環境つくりに最適です。

電力効率が高く、発熱量が低いのはclassDアンプにも共通している点ですが、特にICEpower社のclassDアンプの性能はもっとランクが上のハイエンドオーディオの世界でも高い評価を得ています。

TEAC 「AI-301DA-Z」
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Qualcomm® aptXにも対応のBluetoothレシーバー搭載。

出典:Bluetooth.com

標準的オーディオコーデックのSBC、AACに加えQualcomm® aptXにも対応しているので、スマートフォンに入っているお気に入りの楽曲を高音質で楽しめます。

aptXコーデックには高音質に加え、低遅延、優秀なエラー回復機能があり、高音質なオーディオ再生に最適な特徴を備えています。

また、TEAC「AI-301DA-Z」は従来モデル「AI-301DA-SP」と違い、新たにBluetoothオーディオコーデックを確認する機能が前面に搭載されています。

赤外線リモコン学習機能。

TEAC「AI-301DA-Z」は従来モデル「AI-301DA-SP」と違い、新たに赤外線リモコン学習機能が追加されています。

この機能は主要メーカーのテレビやプレーヤーのリモコンにある「VOLUME+」、「VOLUMEー」、「MUTE」の3つの機能をTEAC「AI-301DA-Z」に学習させ、そのリモコンで操作できるようにする機能。
リモコンをわざわざ持ち替える手間がなくなります。

CCLC採用したヘッドホン回路搭載。

ストリーミングサービス

フルメタル躯体で制振性と高級感のある外観。

by:https://teac.jp/

アンプを選択するうえで重要なポイントになるのが外装部品です。
なぜ重要かと言うと、外装部品の素材によっては見た目がチープになったり、本体に余計な振動がおき、ピュアなサウンドを聞けないという弊害が起きる原因となるからです。

その点、TEAC「AI-301DA-Z」は、わずか横幅215mmというコンパクトサイズの外装にアルミ製パネルやモータードライブ式のボリュームノブを採用しており、Hi-Fi機器としての高品質を保つと共に、金属製シャーシによる強固な筐体は高い制振性をもち、振動による音質への影響を最小限に抑えてくれます。

TEAC 「AI-301DA-Z」
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USB伝送技術「Bulk Pet」対応。

by:https://www.itf.co.jp/

USBケーブルでハイレゾ音源の膨大なデジタルデータを送る場合、従来の転送ではデータを最速で送ることに特化し、周期的に決まった量のデータを転送する方式だったため、受信側のUSB DAC処理負荷が発生し音質への影響を与えることがありました。

しかし、TEAC「AI-301DA-Z」に搭載されている「Bulk Pet」というUSB伝送技術は、転送するデータをできるだけ少なくし、連続的なデータ転送にすることで送信側も受信側の処理負荷を最小限にし、安定したデータ転送が実現します。
また転送モードが4つ選択できるので好みの音質を選択することも可能です。

アシンクロナスモード搭載。

アシンクロナスモード(非同期モード)とは、パソコンからUSBケーブル経由でデジタルオーディオ信号を転送する際、入力信号のタイミングをコントロールするクロックをTEAC「AI-301DA-Z」の内蔵クロックによって制御する機能。

この機能により、USB伝送時に起きるノイズの影響を受けないため、よりクリーンでピュアな音質を伝送することができます。

「AI-301DA-Z」と従来モデル「AI-301DA-SP」と違いのまとめ

by:https://teac.jp/一部編集

上記の点も加えTEAC「AI-301DA-Z」と従来モデル「AI-301DA-SP」と違いをまとめておきましょう。

  • Bluetoothのオーディオコーデック確認する機能の追加。
  • 赤外線リモコン学習機能の追加。
  • USB伝送技術「Bulk Pet」に対応。
  • DSD 5.6MHz再生からDSD 11.2MHz再生まで対応にスペックを向上。
  • 無償利用できていたハイレゾ再生ソフト「TEAC HR Audio Player」が無償利用は不可へ。
  • 以前は付属していたバナナプラグが付属品から除外。
  • 外観(縁)のデザインが変更。
TEAC 「AI-301DA-Z」
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TEAC「AI-301DA-Z」のスペック

TEAC「AI-301DA-Z」のスペックをまとめてみました。

アンプ部
最大出力40W + 40W (4Ω、1kHz、歪率 10% JEITA)
20W + 20W (8Ω、1kHz、歪率 10% JEITA)
定格出力28W + 28W (4Ω、1kHz、歪率 0.1% JEITA)
15W + 15W (8Ω、1kHz、歪率 0.1% JEITA)
周波数特性2Hz~100kHz (–5dB)
S/N比95dB (LINE入力、IHF-A/LPF 20kHz 1kHz 2V入力)
全高調波歪率0.01% (1kHz、8Ω、1W)
DAC部
D/AコンバーターBurrBrown PCM1795
デジタルオーディオ入力
USB
コネクターUSB Type B (USB2.0準拠)
転送方式アシンクロナスモード転送、Bulk Pet
サンプリング周波数
DSD2.8M/5.6M/11.2M Hz  (DoP時は5.6MHzまで)
PCM32k/44.1k/48k/88.2k/96k/176.4k/192k Hz
量子化ビット数16/24/32bit
COAXIAL
コネクターRCAピンジャック
サンプリング周波数
PCM32k/44.1k/48k/88.2k/96k/176.4k/192k Hz
量子化ビット数16/24bit
入力レベル0.5Vp-p
入力インピーダンス75Ω
OPTICAL
コネクター角型光デジタル端子
サンプリング周波数
PCM32k/44.1k/48k/88.2k/96k/192k Hz
量子化ビット数16/24bit
入力レベル–24 ~ –14.5dBm peak
Bluetooth®部
Bluetooth®バージョンV2.1 + EDR
出力Class 2
対応コーデックSBC、AAC、Qualcomm® aptX
対応プロファイルA2DP、AVRCP
アナログオーディオ入力
コネクターRCAピンジャック ×2系統
スピーカー出力
スピーカー適合インピーダンス4Ω ~ 8Ω
スピーカー端子スクリュー式 (バナナプラグ、AWG8対応)
ヘッドホン出力
コネクター6.3mm (1/4″) ステレオ標準ジャック
最大出力100mW + 100mW (負荷32Ω時、1kHz)
サブウーハー出力
コネクターRCAピンジャック
その他
電源AC100V、50/60Hz
消費電力38W
外形寸法215 (W) × 61 (H) × 254 (D )mm (突起部含む)
質量2.1kg
付属品電源コード、リモコン (RC-1313)、リモコン動作確認用単四形乾電池2本、取扱説明書 (保証書付)
TEAC 「AI-301DA-Z」
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TEAC「AI-301DA-Z」におすすめなスピーカーはこれ!

数々のスピーカーの中から、TEAC「AI-301DA-Z」におすすめなスピーカーを選出しました。

JBL「Stage A130」

アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから

プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」

と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。

推奨アンプ出力は20~125W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は55Hz~40kHz、能率は86㏈です。リーズナブルでパンチ力のあるスピーカーを探しておられるならおすすめのスピーカーです。

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デザインもシックなデザインでまとまっていますし、サイズも外形寸法:190W×321H×245Dmmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。

「Stage A130」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

TEAC「AI-301DA-Z」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどの全音域の解像度は高さ!
「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカー。バスレフ型スピーカーは驚くほどパワフルな低音を響かせてくれます。

また、低音域だけでなく、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。

JBL「STAGE A190」

もう一つJBLブランドおすすめしたいのは、同じStageシリーズのトールボーイスピーカー「STAGE A190」です。

「STAGE A190」のスペックは推奨アンプ出力20~225W、インピーダンスは6Ω、周波数特性36Hz~40kHz、能率は91㏈と能率の高さも魅力的です。

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サイズは幅260 x 高さ1070 x 奥行390 mmと少し大きめなトールボーイスピーカーなので、配置場所はリビングルームなど、比較的広い部屋の方が圧迫感もなくおすすめです。

「STAGE A190」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

出典:Amazon

「STAGE A190」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、広く一定な定指向特性により、どこにいても自然な音響バランスで音楽を聴けるところ。
これはプロ用モニタースピーカーのために開発された最新のホーン技術が高域に採用されているので可能となりました。

TEAC「AI-301DA-Z」をリビングに設置するなら、どこにいても同じような音響バランスで聴こえるのはポイントの高いところです。

また203㎜のウーファーがJBLお得意の低音域も見事に鳴らしてくれるので、TEAC「AI-301DA-Z」から流れるハイレゾのサウンドを低音域から高音域に至るまで余すところなく鳴らしてくれます。

DALI 「OBERON1」

DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でもOBERON1」は世界中で高い評価を得ているブックシェルフスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。

スペックは推奨アンプ出力が25-100W、インピーダンスが6Ω、再生周波数帯域は51Hz-26kHz、能率は86㏈

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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン、サイズも横幅162×高さ274×奥行234mmと置き場所にも困りません。

リビングルームのテレビサイド、寝室、少し大きいデスクであればデスクスペースにも置けるサイズです。

「OBERON1」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

「OBERON1」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、低音域から高音域までの音質のバランスの良さ!
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドで、特に高音域に定評があり、聴き疲れのないオールラウンダーなスピーカーです。

映画、音楽の様々なジャンルを楽しまれたい方には、どんなソースの音楽でも豊かに表現してくれるOBERON1はちょうどいいスピーカーと言えます。

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また、その比較的小さなサイズや精錬されたデザインは、TEAC「AI-301DA-Z」を様々なジャンルで楽しまれたい方にとって、どこにでも置きやすいという点でも使いやすいスピーカーです。

「2chだから、映画などのコンテンツは楽しめないのでは?」と思われるかもしれませんが、低域から高域までワイド表現力の高いOBERON1はTVの音では表現しきれない小さな効果音から、臨場感あふれる迫力のサウンドまで忠実に鳴らしてくれます。

DALI「OBERON5」

もう一つDALIからTEAC「AI-301DA-Z」におすすめするスピーカーは、

究極のパフォーマー

とDALIで紹介されているOBERON5」です。

「OBERON5」のスペックは、推奨アンプ出力が30W~150W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は39Hz~26kHz、能率は88㏈。

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サイズは幅162mm × 高さ830mm × 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。

「OBERON5」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

「OBERON5」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さが優秀なこと。
もちろん低音域から高音域に渡って豊かなサウンドを奏でてくれるのですが、低音域と中音域の二点は特に素晴らしい表現力を持っています。

また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。

映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。
高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。

DALI「MENUET MR」

さらにDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは多くのレビューで「良い音が鳴る」と絶賛されているスピーカーMENUET MRです。
「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、MENUET MRは中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格は現在高騰しておりペアで約150000円ほどです。

スペックは推奨アンプ出力が20-100W、インピーダンスが4Ω、再生周波数帯域は59Hz – 25kHz。

出典:http://dm-importaudio.jp/

MENUET MRのデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。

サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。

「MENUET MR」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

「MENUET MR」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、艶のある女性ボーカルなどの中音域を中心に見事に表現してくれる点。
それだけでなく、高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。

クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。

TANNOY「Platinum B6」

TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。

「Platinum B6」のスペックは推奨アンプ出力は20W~80W、インピーダンスは8Ω、周波数特性は50Hz – 20kHz、能率は86㏈。

platinum_b6

出典:TANNOY

サイズは幅230 × 高さ360 × 奥行235 mm。おしゃれでスタイリッシュなデザインなので、リビングルームに置いても、インテリアの雰囲気を損なうことはありません。
ブックシェルフスピーカーとしては、大きめなので、コンパクトな空間にはあまり向いていないかもしれません。

「Platinum B6」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

Platinum B6」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を味わえる点。
TEAC「AI-301DA-Z」から送られてくる音源を「Platinum B6」は忠実にリアルに再現してくれます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
ちなみにTEACのホームページのイメージフォトでもTANNOYのスピーカーはよく使用されています。

その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。
ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。

出典:TANNOY

後述するB&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのがPlatinum B6です。

TANNOY「Platinum F6」

もう一つTANNOYからおすすめしたいのは同じ「Platinum」シリーズのフロアスタンディングスピーカー「Platinum F6」です。

「Platinum F6」の推奨アンプ出力は20~150W、周波数特性は40Hz – 20kHz、インピーダンスは8Ω。能率は87dBです。

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外形寸法は幅300 × 高さ1,078 × 奥行233mmと大きめのサイズなので、比較的広いスペースに配置するのがおすすめです。

「Platinum F6」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

「Platinum F6」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、表現力も解像度も豊かな低音域とリアルな高音域サウンドです。

スピーカーの背部にあるバスレフと広い指向性を持つツイーターが生み出す没入感のあるサウンドはどのジャンルの音楽を再生してもその世界に引き込まれてしまいます。

by:https://teac.jp/

また、このスピーカーはTEACのホームページの「AI-301DA-Z」の紹介ページのイメージとして使用されているスピーカーでもあります。

ELAC「DBR 62」

ELAC「DBR 62」
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次にTEAC「AI-301DA-Z」におすすめしたいスピーカーはELAC「DBR 62」です。
ELAC「DBR 62」は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がジュアルでレトロな外観、屈託なく気持ちよく鳴るチューンを加えたというスペシャルモデル。

「DBR 62」のスペックは推奨アンプ出力最大で120W、周波数特性は44Hz~35kHz。インピーダンスは6Ω、能率は86㏈となっています。

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「DBR 62」サイズは幅208 × 奥行275 × 高さ359mm
幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。
また、フロントバスレフなので、設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。

「DBR 62」がTEAC「AI-301DA-Z」におすすめな理由

「DBR 62」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする一番の理由は、上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドにより可能となった、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域です。

ELAC「DBR 62」
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「DBR 62」のベースとなった「Debut B6.2」も非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」よりも全体的な音のクオリティが格段に向上しています。

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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。
そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。

トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。

B&W「607 S2 AE」

B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。

スペックは推奨アンプ出力は30W – 100W、インピーダンスが8Ω、再生周波数帯域は40Hz~33kHzと紹介するブックシェルフスピーカー中では一番低いHzから対応しています。

サイズは幅165 × 高さ300 × 奥行231mm
非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリアのの雰囲気も上げてくれる高級感あふれるデザイン。

非常にコンパクトなサイズなので、置く場所を選びません。

B&W「607 S2 AE」をTEAC「AI-301DA-Z」におすすめする理由

TEAC「AI-301DA-Z」にB&Wのスピーカー「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、映画や音楽などジャンル問わず迫力のサウンドを届けてくれる全体的なクオリティの高さがあるからです。
音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめます。また、音切れが良くレスポンスも爽快。

ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。

B&W「607 S2 AE」はどんな音も輪郭がはっきりとしたサウンドを鳴らしてくれます。
好みのわかれるところですが、コーラスでもそれぞれの声がはっきり分かれて聴こえますし、高音にもハリがあります。

高音の解像度が高く、メリハリのある高音で、シンバルやハイハット、ソプラノ、エレクトロサウンドなどは聴いていて非常に楽しく感じます
また、これはB&Wのスピーカー全体の特徴ですが、スピーカーの存在が見事に消えて、アーティストが目の前にいる感覚を感じさせてくれます。

まとめ

ひらめき

様々な音の方向性を持つスピーカーをご紹介してきました。最後におすすめなスピーカーの特徴ごとにまとめてみたいと思います。

比較的リーズナブルで、パンチ力あるライブサウンドを楽しみたい方はJBLの「StageA130」と「StageA190 」がおすすめ。
いろんなジャンルの曲、コンテンツをバランス良く楽しみたい方には、オールラウンダーなDALI「OBERON1」と「OBERON5」。
静かなバラード、ジャズ、ボイスがメインのゆったりした曲をメインに楽しまれる方は、DALI「MENUET MR」やELAC「DBR 62」
ELAC「DBR 62」
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柔らかな低音、包み込むようなサウンド、音のメリハリではなく、音を全体で楽しみ一体感を求めておられるなら、TANNOY「Platinum B6」と「Platinum F6」がおすすめ
TANNOYのPlatinumシリーズとは逆に、音一つ一つを楽しみ、コーラスやオーケストラもそれぞれの音像がはっきり見え、クオリティの高いサウンドを楽しみたい方はB&W「607 S2 AE」がおすすめです。
以上の点は、実際にそれぞれのスピーカーを試聴した感覚、及び、海外を含む様々なレビュー記事を総合してまとめたものです。必ずしも、個々人の耳の感覚とは同等ではないことにご注意ください。

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