プリメインアンプって言われても、高い機械の箱?音を鳴らすのに関係する?など、よく知らない方もおられるはず。AmazonHDなどのネットワークオーディオでハイレゾ音源が昔より簡単で身近になった今、より良い音楽を快適に楽しめるのに、わからないからと諦めていませんか?
そんな人むけに、プリメインアンプとは何か、どんな特徴があるのかをご説明します。
アンプとは?
アンプとは、CD、Blu-rayプレーヤー、PCから流れる音を大きくしてくれる機械のことです。アンプの語源は、英語のアンプリファイア(amplifier)。「拡大する」とか「増幅器」という意味があります。
簡単に説明するとアンプとは、「音を大きくする機械」。実は、音楽プレーヤーやCD、Blu-rayプレーヤー、PCで使われている電気信号は、そのままでは大きな音になりません。そこで、流れてくる信号を大きくしてくれるのが「アンプ」というわけです。
プリメインアンプとは?
プリメインアンプとは、音楽を聴くために特化したアンプのことで、プリアンプという機器とメインアンプというもともと別々の機器を一つにまとめたもの。では、プリアンプ・メインアンプの特徴もこれから説明しますので見ていきましょう。
プリアンプとは
プリアンプ(コントロールアンプ)とは、音量のコントロールとトーンのコントロール(イコライジング)、入力切替などの様々なコントロールを行う機器のことです。
プリアンプには、真空管アンプとトランジスタアンプの2種類があります。
真空管アンプの特徴
「真空管アンプ(チューブアンプ)」は強力な電圧をかけることで真空管を飽和状態にして、音質を柔らかいものにするので、「暖かく柔らかい音」を表現するのに向いています。
トランジスタアンプの特徴
「トランジスタアンプ」は、音の調整にトランジスタという電子部品を使用していることから、そのように呼ばれています。別名「ソリッドステート」とも呼ばれています。
「真空管アンプ」はメンテナンスが必要なのに対し、「トランジスタアンプ」は基本的にメンテナンス不要で、故障しない限り半永久に使用できるアンプです。電子部品で調整するため、「真空管アンプ」と比べ、「冷たく硬い音」を表現するのに向いているアンプです。
メインアンプとは
メインアンプ(パワーアンプ)とは、プリアンプから出力された音の電力信号の増幅させて、スピーカーへつなぐ機器のことです。
この機器に電力的な余裕があると、一番電力を消費する低音を綺麗に鳴らし切ってくれるので、倍音効果で中音域、高音域も余裕が生まれるので、豊かなサウンドを響かしてくれます。
手軽にいい音を聞きたい人におすすめのプリメインアンプ
人がアンプで音楽を聴くとき、音の信号は、まずプリアンプに送られ調整され、その後メインアンプに送られ音が増幅されて、スピーカーへと送られることで人の耳に入ります。この過程を経なければ、十分な音量で音楽を聴くことはできません。
プリアンプとメインアンプ、これら2つの機器の機能すべてが一つになったものがプリメインアンプです。(上図参照)
プリメインアンプのメリット・デメリット
では、プリメインアンプのメリットとデメリットをみてみましょう。
メリット
デメリット
メリット・デメリットのまとめ
オーディオ機器や音質に深いこだわりを持つ方たちの間では「プリアンプとパワーアンプは別々で選んだ方が音質を良くできる」という意見もあります。
最近のプリメインアンプは、ノイズの影響を受けにくくするための工夫のされたものや電源容量の余裕を持たせた商品。プリアンプ機能とメインアンプ機能をそれぞれ単独で使用できるセパレートタイプのアンプもあり、機能もかなり充実してきています。
ノイズを抑えられるおすすめプリメインアンプ
ノイズが抑えられる機能のついたプリメインアンプ
DENON PMA-60
DENON PMA-150
セパレートタイプのおすすめプリメインアンプ
セパレートタイプに興味のある人はこちらがおすすめです。
Olasonic NANO-DA1
まとめ
今回はプリメインアンプの説明をしました。プリアンプとメインアンプを別々にそろえることにはメリットがありますが、オーディオをこれから始めるという方には、すべてが一つになったプリメインアンプが手軽で楽しみやすいですよ。
コメント
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[…] ※プリメインアンプとはスピーカーと繋ぐ際に音源を音量を調節する機械のことで、詳細はこちらの記事にわかりやすく説明があります。 […]