これから本格的なオーディオを始めたい。
レコードプレーヤーを接続してアナログレコードを聞いてみたい。
そんなオーディオビギナーの方におすすめなプリメインアンプがYAMAHA「A-S301」です。
今回は、YAMAHA「A-S301」の機能レビューとおすすめのスピーカーをご紹介していきます。
- YAMAHA「A-S301」とは?
- ヤマハ伝統の設計思想「ToP-ART」
- 「ピュアダイレクトスイッチ」で音の純度の高いまま再生
- 192kHz/24bit対応・光/同軸デジタル入力
- バイワイヤリング接続対応
- Bluetoothレシーバー「YBA-11」でスマートフォン等の音も楽しめる
- YAMAHA「A-S301」のスペック
YAMAHA「A-S301」とは?
YAMAHA「A-S301」とは、2014年に発売されたYAMAHAのプリメインアンプ。
発売されてから年月が経過していますが、アナログレコード人気の再燃や、シンプルで飽きの来ないクラシカルなデザインなどの理由に再び注目されているプリメインアンプです。
カラーはシルバーとブラック。
価格はブラックの方が安価で29000~35000円(2022年3月)。
この価格帯でダンピングファクター(スピーカーの制動力)が210という値、このクラスではかなり高い値なので、非常にコストパフォーマンスの高いプリメインアンプと言えます。
「A-S301」と上位モデル「A-S501」の違いと共通点
「A-S301」の発売と同時期に上位モデルで「A-S501」が発売されており、今でもよく比較検討されています。ここで簡単に「A-S301」と「A-S501」の違いと共通点をまとめておきましょう。
「A-S301」と「A-S501」の違いと共通点
- パワーアンプ部の構成:「A-S301」と「A-S501」共にシングルプッシュプル構成。
- USB DAC:「A-S301」と「A-S501」共にバーブラウン192kHz/24bit対応D/Aコンバーター。
- 定格出力:「A-S301」60W、「A-S501」85W。
- 消費電力:「A-S301」190W、「A-S501」240W。
- ブロック電解コンデンサー(ブロックケミコン)が違う。
- 大型スピーカーターミナルが「A-S501」は金メッキ。
- 重量:「A-S301」9.0㎏、「A-S501」10.3㎏。
では、ここからはYAMAHA「A-S301」にどんな機能が搭載されているか詳しく見ていきましょう。
ヤマハ伝統の設計思想「ToP-ART」
まず注目すべき点は、アンプの「つくり」です。
YAMAHA「A-S301」は「ToP-ART」(Total Purity Audio Reproduction Technology)という思想のもとに設計されています。
「ToP-ART」とはシンメトリカル(左右対称)&ダイレクトな回路レイアウト、不要な振動を吸収・遮断する独自の特殊樹脂フレーム「アートベース」を搭載した高剛性・制振シャーシとを組み合わせることによって、元の音楽の信号に常に忠実であることを目指したヤマハ伝統の設計思想です。
「ToP-ART」という設計思想により、エントリーモデルのプリメインアンプでも高いダンピングファクターとドライバビリティ(スピーカーの駆動力)を発揮しています。
「ピュアダイレクトスイッチ」で音の純度の高いまま再生
YAMAHA「A-S301」には「ピュアダイレクトスイッチ」というスイッチが本体前面に配置されています。
この「ピュアダイレクトスイッチ」とは、通常の信号の流れで通過していく「BASS」、「TREBLE」、「BALANCE」、「LOUDNESS」の音質コントロールをバイパス接続して、元の音質そのままをスピーカーから再生する機能です。
トーンコントロールを通ることで自分好みの音に変化させることもできますが、「ピュアダイレクトスイッチ」を使用するなら、トーンコントロールにより発生する微弱なノイズ等の影響の少なく、より純度の高い音を楽しめます。
192kHz/24bit対応・光/同軸デジタル入力
YAMAHA「A-S301」には、最大192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル音声入力を装備しています。
光/同軸デジタル音声入力を使用するなら聞こえにくいTVのスピーカーを簡単に高音質化でき、ドラマや映画、ゲームなどの音も「こんな音が鳴っていたのか!」と思うほどリアルで迫力のある音で楽しめます。
またパソコンにデジタル出力があるなら、「A-S301」と接続することでパソコンの音も簡単に高音質にすることが可能です。
バイワイヤリング接続対応
「A-S301」にはスピーカーターミナルがA・Bの2つあるため、お好みのスピーカーを2セット接続するなら、お好みの楽曲に合わせてフロントパネルの「 SPEAKERS セレクター」を回しスピーカーを切り替えて音楽を楽しむことも可能。
またスピーカーターミナルが2つあることで、より高音質で音楽を聞くことが可能なバイワイヤリング接続での音楽鑑賞も可能です。
バイワイヤリング接続とは、スピーカーの背面にスピーカーのウーファー部とツイーター / ミッドレンジ部それぞれにスピーカーケーブルを接続し、独立させてスピーカー駆動させることで、濁りのない中高域を楽しむことができます。
また、シングルワイヤ接続スピーカーでおこる逆気電流というノイズも起きにくいので、よりピュアな音を楽しめるというメリットもあります。
※バイワイヤリング接続にはバイワイヤリング対応スピーカーが必要です。
Bluetoothレシーバー「YBA-11」でスマートフォン等の音も楽しめる
Bluetoothレシーバー「YBA-11」(別売)を使用するなら、スマートフォンの楽曲もBluetoothで接続して音楽を楽しめます。
しかも「YBA-11」の対応コーデックにはaptXもあるため高音質・低遅延伝送を実現。さらに電源はアンプ本体裏面にあるDC OUT端子から行うことで外部電源アダプターの必要もありません。
アンプとはコアキシャル接続でデジタルで音が伝送されるため非常に高音質の音を楽しめます。
※生産完了品のため在庫は非常に少ないです。
YAMAHA「A-S301」のスペック
最後にYAMAHA「A-S301」のスペックをまとめておきましょう。
定格出力 | 60W+60W/8Ω(20Hz~20kHz、0.019%THD)、70W+70W/6Ω (20Hz~20kHz、0.038%THD) | |
---|---|---|
ダイナミックパワー(IHF) | 8Ω | 100W |
6Ω | 120W | |
4Ω | 140W | |
2Ω | 150W | |
実用最大出力(JEITA) | 100W/8Ω(1kHz、10%THD)、110W/6Ω(1kHz、10%THD) | |
出力帯域幅 | 10Hz~50kHz(MAIN L/R動作時、0.04%THD、30W、8Ω) | |
ダンピングファクタ | 210以上(1kHz、8Ω) | |
最大許容入力 | PHONO MM:45mV(1kHz 0.03% THD)、CD 他:2.2V(1kHz 0.5% THD) | |
定格出力電圧/出力インピーダンス | REC OUT:200mV/1.0kΩ以下、Subwoofer OUT:3.5V/1.2kΩ(カットオフ周波数:100Hz) | |
周波数特性 | CD 他:0±0.5dB(20Hz~20kHz)、CD 他. Pure DIRECT ON:0±1.0dB(10Hz~100kHz) | |
RIAAイコライザー偏差 | PHONO MM:±0.5dB | |
全高調波歪率 | PHONO MM→REC OUT:0.03%以下(20Hz~20kHz 2.5V)、CD 他→SP OUT:0.019%以下(20Hz~20kHz 30W/8Ω) | |
S/N比(IHF-A ネットワーク) | PHONO MM:82dB以上(5mV、input shorted)、CD 他.Pure DIRECT ON:99dB以上(200mV、input shorted) | |
残留ノイズ(IHF-A ネットワーク) | 40μV | |
入力感度/入力インピーダンス | PHONO MM:3.0mV/47kΩ、CD 他:200mV/47kΩ | |
ヘッドホン定格出力(1kHz, 32Ω, 0.2%THD) | CD 他:360mV/470Ω(1kHz、200mV、8Ω) | |
チャンネルセパレーション | CD 他:65dB以上(input 5.1kΩ、shorted、1kHz)、CD 他:50dB以上(input 5.1kΩ、shorted、10kHz) | |
トーンコントロール特性 | BASS | Boost/Cut 20Hz:±10dB, ターンオーバー周波数:400Hz |
TREBLE | Boost/Cut 20kHz:±10dB, ターンオーバー周波数:3.5kHz | |
入力端子 | 8系統(CD1、チューナー1、ライン3、フォノ〔MM〕1、光デジタル1、同軸デジタル1) | |
出力端子 | 5系統(レックアウト2、サブウーファー1、ヘッドホン1、DCアウト1) | |
消費電力 | 190W | |
待機電力 | 0.5W | |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 435W×151H×387Dmm | |
質量 | 9.0kg | |
付属品 | リモコン、単3乾電池2本、取扱説明書 |
YAMAHA「A-S301」におすすめなスピーカーを選ぶための基準
ここからはYAMAHA「A-S301」におすすめなスピーカーを選ぶ上で重要なポイントをご説明します。
ポイントは「推奨アンプ出力」「インピーダンス」「再生周波数帯域」3点です。
それぞれのポイントをご説明します。
「推奨アンプ出力」
アンプ出力に見合わないほどのスピーカーの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆にアンプよりスピーカーの出力が低く過ぎるとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。
一般的にはアンプの対応出力の倍の出力のスピーカーを選ぶ方が良いとされています。
「インピーダンス」
インピーダンスはスペック表で「Ω」で示される値で、電気信号がスピーカー内部の回路を流れるときの電気抵抗の値を示しています。
インピーダンスの意味を詳しく理解するよりは、アンプよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になりこと。また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招くということを覚えておくことが大切です。
とは言っても、最近のスピーカーのほとんどは4Ω~8Ωのものばかりなので、なかなか規格外のものを購入してしまうことはないでしょう。
「再生周波数帯域」
「再生周波数帯域」とは簡単に説明するとスピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。
一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。
以上の点を踏まえ、YAMAHA「A-S301」のスペックを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!
YAMAHA「A-S301」ならスピーカーはこれがおすすめ!
数多くあるスピーカーのスペックや音質などを試聴し比較検討した中から、YAMAHA「A-S301」におすすめなスピーカーをご紹介します。
YAMAHA「NS-B330」
まずおすすめしたいのはYAMAHAのブックシェルフスピーカー「NS-B330」。
YAMAHAのHiFi専用スピーカー入門機の「NS-B330」ですが、この価格で考えるなら音質は低音から高音にかけて素晴らしいの一言です。
注意点はスピーカーのエージングには十分な時間をかけた方が良いというぐらいでしょう。
価格はペアで実売価格30,000円~です。
スペック
推奨アンプ出力(最大入力) | 120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz-45kHz |
デザイン
側面中央が少し膨らんだタンブルフォームデザイン。そのデザインによりキャビネットの強度が増しています。
見た目自体は非常にシンプルなので、悪目立ちすることはありませんが、個性的なデザインを好まれる方にはあまり向かないかもしれません。
サイズは幅183mm x 高さ320mm x 奥行 267mmです。
音質
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YAMAHA「A-S301」にYAMAHAのスピーカー「NS-B330」をおすすめする一番の理由は、価格以上の高域の透明感!
YAMAHA「NS-B330」はあえてツィーターの指向特性を水平135度/垂直120度と少し狭め、直接聞こえる高音と、壁などに反射して聞こえる間接音をコントロールするウェーブガイドホーンにより、長時間聞いても聞き疲れしない、透き通るさわやかな高域を楽しむことができます。
またスピーカー本体のデザインが樽のように側面が膨らんだデザインになっていることで、強度が増しており、ブックシェルフスピーカーが苦手な低音も見事に鳴らしてくれます。
ペア約30000円~でこの音を楽しめるのは驚きです。
YAMAHA「NS-F330 」
YAMAHAのHiFiスピーカーでもう一つおすすめしたいのがYAMAHA「NS-F330 」です。
YAMAHA「NS-F330 」は先ほどおすすめした「NS-B330」と同時期に発売された2ウェイ・3スピーカー構成のトールボーイスピーカーです。
価格は実売価格1本28000~で、この価格でバイワイヤリング接続対応スピーカーなので、非常にコストパフォーマンスも高く「A-S301」との相性は抜群と言えます。
スペック
推奨アンプ出力(最大入力) | 200W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz-45kHz |
デザイン
アウターバッフルはYAMAHAらしい黒鏡面ピアノフィニッシュで高級感があります。
「NS-F330」もブックシェルフスピーカーの「NS-B330」と同様で本体側面が湾曲しているデザインです。
本体の幅が202mmしかないのでトールボーイスピーカーと言ってもそんなに圧迫感はありません。
リビングに置くと全体的に高級感が増し満足度の高くなります。
サイズは幅202mm × 高さ950mm × 奥行299mmです。
音質
「NS-F330」も本体の側面の湾曲したデザインが音質を良くしています。
この湾曲によりエンクロージャーの強度増していることで、低音の輪郭がはっきりと出ます。低音がはっきり出ることで中音が安定し、結果的に全体の音質が良いものに仕上がっています。
高音域に関してはブックシェルフスピーカーの「NS-B330」と同様ウェーブガードホーンを採用しているので、反射して聞こえる余計な高音が調整された結果、透き通る聞き心地の良い高音を楽しむことができます。
また、このスピーカーをバイワイヤリング接続で聞くと、中音と高音がさらに澄み切った青空のようにクリアに聞こえます。
バイワイヤリング接続対応スピーカーで検討していて、あまり金銭的に余裕がない場合は特におすすめのスピーカーです。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。
このスピーカーの一番のおすすめポイントは、万人受けする音質にあります。音質が高音より低音よりということもなく、バランス良く鳴ってくれます。
迷ったらこのスピーカーがおすすめです。価格はペアで約60,000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25W-100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz-26kHz |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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YAMAHA「A-S301」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
YAMAHA「A-S301」には、サブウーファープリアウトが搭載されているので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでYAMAHA「A-S301」におすすめしたいのは「MENUET MR」です。
「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。
このスピーカーは中音域に特徴があり、女性ボーカル好きの方には特におすすめ!価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz-25kHz |
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。
インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。
特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。
高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。
低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
DALI「OBERON5」
もう一つDALIからおすすめするスピーカーは、DALIから究極のパフォーマーと紹介されている「OBERON5」です。
DALIは
「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生すること」
を使命にスピーカーを作り続けています。「OBERON5」はまさにその使命が注ぎ込まれているスピーカーです。また、「OBERON5」は2019年ホームシアターグランプリ金賞を受賞しています。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz-26kHz |
デザイン
「OBERON1」と同様でおしゃれな北欧デザインです。
高級感もあり、満足度の高いトールボーイスピーカーです。
サイズは幅 162 mm x 高さ 830 mm x 奥行 283 mmとコンパクトなので、スペースもとりません。
音質
「OBERON5」をYAMAHA「A-S301」におすすめする一番の理由は、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さが群を抜いて良いこと。もちろん低音域から高音域に渡って豊かなサウンドを奏でてくれるのですが、この二点は特に素晴らしい表現力を持っています。
「PMA-60」の音の性質は透き通るような高音域を豊かに表現してくれますが、「OBERON5」はその音質を見事に表現しています。
ピアノ伴奏がメインの曲や女性ボーカルの鼻を抜けていく感じのボイスサウンドをリアルに表現。まさしくDALIの使命である「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生」してくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「OBERON5」は比較的柔らかい低音域の印象をうけました。エイジングがさらに進めば、より豊かな低音域を奏でてくれますが、低音域の役割をDALIのサブウーファー「SUB E9F」に任せるなら、「OBERON5」の中高音域はより豊かになります。
2.1ch構成の魅力は電気的に負担の大きい低音をサブウーファーが鳴らしてくれること。電気の負担が少ない分「OBERON5」の中高音域の解像度はさらに向上しますで、サブウーファーに「SUB E9F」を足すのはおすすめです。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。
コスパ重視ならこのスピーカーが一番オススメです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz-40kHz |
デザイン
デザインはシックでシンプル。
サイズは外形寸法:190W×321H×245Dmmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、万人受けするデザインです。
音質
YAMAHA「A-S301」にJBLのスピーカー「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどの全音域の解像度は高さ!。
「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカー。バスレフ型スピーカーは驚くほどパワフルな低音を響かせてくれます。
また、低音域だけでなく、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
なんといってもコストパフォーマンスの高さが魅力のJBL「Stage A130」。
サブウーファーに「STAGE SUB A100P」を加えても低いコストで、迫力満点の低音を楽しめます。
Klipsch「Reference R-51M」
オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したブックシェルフスピーカー「Reference R-51M」。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンが使用されたアルミニウムLTSツイーターの広指向特性が豊かな高音域を再生します。
スペック
推奨アンプ出力 | 85Wまで |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz – 21kHz |
デザイン
このスピーカーは是非ネットを外して使用して欲しい一台ですKlipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンと独特の輝きを放つIMGウーファーが高級感を醸し出します。
サイズは幅 17.8 cm x 高さ 33.8 cm x 奥行き 21.5 cm
音質
高音域はTractrix(トラクトリクス)ホーンが最初から見事に鳴らしてくれます。
しかし、IMGウーファーは最初に聴き始めた時は物足らないと感じる方もおられるかもしれません。
最初は低音に深みがなくフラットな印象を受ける方もおられるかもしれませんが、エイジングが進むにつれて深みのある低音域を奏でてくれる長く付き合うことでより味のある音を楽しむことができるスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
YAMAHA「A-S301」でスピーカーにKlipsch「Reference R-51M」を使用し、テレビにつなげて映画などを楽しむならさらにサブウーファーとしてKlipsch「R-100SW」追加するのもおすすめです。
サイズは幅 31.8 cm x 高さ 36.8 cm x 奥行き 41.7 cm。迫力の重低音サウンドを楽しめます。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。
そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz-33kHz |
デザイン
エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。
非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリアの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。サイズは外形寸法は165W×300H×231Dmm。
音質
「607 S2 AE」がYAMAHA「A-S301」におすすめな一番の理由は、エントリーモデルとは思えないほどの音のクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめます。また、音切れが良くレスポンスも爽快。
低音はブックシェルフスピーカーでは、鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」は低音の再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
ベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
「607 S2 AE」は音を聴いてるとき、スピーカーから聴こえてくる感覚ではなく、各楽器の音像や音色が映像として聞こえてくる印象です。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、2ch構成で十分過ぎるほど、映画の迫力のサウンドを届けてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、さらに低音をしっかり聞きたい方はサブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
サイズは高さ:272mm(脚部含む)、幅:260mm、奥行:330mm(グリル+コントロール類含む)とサブウーファーの中では非常にコンパクトですが、そのサイズを感じさせない迫力の低音を鳴らしてくれます。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz-20kHz |
デザイン
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ツートンカラーが印象的な「Platinum B6」。おしゃれでスタイリッシュなデザインなので、リビングルームに置いても、インテリアの雰囲気を損なうことはありません。
サイズは幅230 × 高さ360 × 奥行235 mm。
音質
「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を味わえる音を届けてくれます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。
シルクドームツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現してくれます。
「Platinum B6」はB&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
まとめ
最後にそれぞれのスピーカーの特徴をまとめてみたいと思います。
バイワイヤリング接続に興味があるならトールボーイスピーカーの「NS-F330」。
それらより少しリーズナブルな「Klipsch「Reference R-51M」。
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