「NR1711」を購入された方や購入を検討されている方の中には、手持ちのスピーカーで良い音が聞けるのか?
または、マランツ「NR1711」におすすめなスピーカーが無いだろうか?
とスピーカーを探しておられる方も多いはず!
そこで今回は、マランツの人気AVアンプ「NR1711」におすすめなスピーカーをご紹介したいと思います!
「NR1711」のスペックの抑えておきたいポイント
スピーカーを選ぶ上で、「NR1711」のスペックを理解しておくことは非常に大切です。
なぜなら「NR1711」のスペックに合わないスピーカーを購入してしまうと、最悪の場合「NR1711」かスピーカー、もしくはその両方が壊れてしまう危険もあるからです。
下記のスペックの一覧では、スピーカー選びでポイントとなる欄にマーカーがついています。
搭載パワーアンプ数 | 7 ch |
定格出力 | 50 W + 50 W(8 Ω、20 Hz-20 kHz、THD 0.08 %) |
実用最大出力 | 100 W(6 Ω、1 kHz、THD 10%、1 ch駆動、JEITA) |
適合インピーダンス | 4-16Ω |
SN比 | 98 dB(IHF-A、ダイレクトモード時) |
周波数特性 | 10 – 100 kHz(+1、-3 dB、ダイレクトモード時) |
HDMI端子 | 入力×6(8K対応入力×1)、出力×1 |
映像入力端子 | コンポーネント×2、コンポジット×3 |
映像出力端子 | コンポーネント×1、コンポジット×1 |
音声入力端子 | アナログ×3、Phono(MM)×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1 |
音声出力端子 | 2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1 |
その他の端子 | ネットワーク×1、USB(フロント)×1、セットアップマイク入力×1、Bluetooth/Wi-Fiアンテナ入力×2、 FMアンテナ入力×1、AMアンテナ入力×1、マランツリモートバス(RC-5)入出力×1、DCトリガー出力×1 |
チューナー受信周波数帯域 | FM: 76.0 – 95.0 MHz、AM : 522 – 1629 kHz |
無線LAN(ネットワーク種類 / 周波数) | IEEE 802.11 a/b/g/n準拠(Wi-Fi®準拠) / 2.4 GHz、5 GHz |
Bluetooth | “バージョン4.2” 対応プロファイル受信: A2DP 1.2、AVRCP 1.5、送信: A2DP 1.2 対応コーデックSBC 送信出力 / 通信距離Class 1 / 約30 m(見通し距離)” |
電源 | AC 100V、50 / 60 Hz |
消費電力 | 250 W |
待機電力 | 0.2 W(通常スタンバイ)/ 0.5 W(CECスタンバイ) |
付属品 | “かんたんスタートガイド、リモコン(RC035SR)、単4形乾電池 × 2、セットアップマイク、マイクスタンド、 ケーブルラベル、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、Bluetooth / Wi-Fiアンテナ×2、電源コード” |
最大外形寸法 | “W440 x H105 x D378 mm (アンテナを寝かせた場合) W440 x H173 x D378 mm (アンテナを立てた場合)” |
質量 | 8.3 kg |
マーカーで塗られたところの意味を簡単にご説明します。
定格出力
定格出力とは、AVアンプが安定して出力できる最大を示しています。
「NR1711」の定格出力は50Wとなっています。
50Wと聞くと力不足に思える方もおられるかもしれませんが、普通にリビングルームや8畳ほどのマンションや一軒家のオーディオルームで音楽を楽しむ分には、全く問題のない出力です。
しかし、スピーカー側の対応出力が低すぎると「NR1711」のボリュームを大きくしたと時に、スピーカーを、「NR1711」共に故障の原因となるので注意が必要です。
適合インピーダンス
インピーダンスとは、Ω(オーム)という値で表記されている抵抗値のことです。
数値が大きいほど抵抗が大きく、電気信号が流れにくく、数値が小さいと流れやすくなります。
しかし、小さいと流れやすい反面、AVアンプ側には大きな出力が求められます。
「NR1711」の適合インピーダンスは4-16Ωなので、その値以外のスピーカーは選ばないことが重要です。
周波数特性
周波数特性とは、再生できる低音から高音までの音の幅と考えていただければわかりやすいかと思います。
「NR1711」の周波数特性は10~100kHzです。
一般的にスピーカー側の周波数特性は60Hzよりも低い音を出せれば、十分に低音を再生できるスピーカーと言えますが、スピーカーの周波数特性がより低いHzから対応していると、音の深みが増し、スピーカーから伝わる空気感にも違いが出てきます。
いずれにしても、スピーカーの周波数特性があまりにも狭いと「NR1711」のスペックを十分に発揮できないので注意が必要です。
「NR1711」におすすめなスピーカー選びのポイント
「NR1711」におすすめなスピーカー選びのポイントをご紹介したいと思います。
「NR1711」には周波数特性が広いスピーカーがおすすめ!
マランツからの情報によるとAVアンプの「NRシリーズ」購入される方は、「2chで使用される方が多い」とのこと。
なので、「NR1711」のスピーカーを探しておられる方で「スピーカーは2chで十分!」、「設置スペースがあまりない」、「スピーカーを何本も購入することを家族に理解してもらえない」などの様々な理由で2chでの構成を検討しておられる方には、周波数特性(周波数帯域)が広いスピーカーがおすすめです。
周波数特性が広ければ、2chでも様々なジャンルの音楽を「NR1711」で十分に楽しむことができます。
また、低域も十分に対応しているなら、アクション映画やSF映画などから出る迫力のあるサウンドも「NR1711」のスペックとスピーカーの組み合わせ次第で重低音から楽しめます。
「NR1711」にはバイワイヤリング接続対応スピーカーがおすすめ!
バイワイヤリング接続対応スピーカーとは、ツイーター側の高域とウーファー側の低域それぞれ音声信号を入力できる端子を備えているスピーカーのこと。
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「NR1711」はバイアンプ接続(高域、低域それぞれに別のアンプを接続して音質の向上を図る方式)の機能が搭載されているので、バイワイヤリング接続対応のスピーカーの方が非対応のスピーカーに比べ逆起電力によるノイズの影響が少なく、クリアでピュアなサウンドを楽しめます。
マランツ「NR1711」におすすめなスピーカーはこれ!
上記までの点を含め、ここからは「NR1711」におすすめなスピーカーをいくつかご紹介します。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。価格はペアで約50000円ほど。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が25-100W、インピーダンスが6Ω、再生周波数帯域は51Hz – 26kHzとバランスの取れたスピーカーです。
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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「NR1711」にDALIのスピーカー「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「NR1711」は高音域の表現力のあるAVアンプなので、低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が20-100W、インピーダンスが4Ω、再生周波数帯域は59Hz – 25kHz。
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。
インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。
特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。
高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
また「MENUET MR」はクラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。
「NR1711」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。
コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。
価格は幅がありますが17000 – 22000円ほどで販売されています。
スペック
スペックは推奨アンプ出力が20~125W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域も55Hz – 40kHz。
デザイン
デザインもシックなデザインでまとまっています。
外形寸法が高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。
音質
「NR1711」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!
中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。
また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれる点も「NR1711」に合っていてパワフルな音から、透き通る高音まで豊かに鳴らしてくれます。
どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。
向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。
JBL「STUDIO 620」
JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
スペック
「STUDIO 620」のスペックは、推奨アンプ出力100W、インピーダンスが6Ω、再生周波数帯域が50Hz – 40kHzとなっています。
デザイン
デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。
カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。
サイズは奥行 240mm × 幅 190mm × 高さ 312mm。
音質
「NR1711」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。
高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。「NR1711」の音質にマッチしています。
また、このスピーカーの形状がバスレフ型で、剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。
そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデルです。
価格は約90000円。
スペック
スペックは推奨アンプ出力は30W – 100W、インピーダンスが8Ω、再生周波数帯域は40Hz – 33kHzと紹介するブックシェルフスピーカー中では一番低いHzから対応しています。
デザイン
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エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。
非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。
サイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。
音質
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「NR1711」にB&Wのスピーカー、「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。
音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。
こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。
また、音切れが良くレスポンスも爽快。
ブックシェルフスピーカーでは低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。
ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。
もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
Wharfedale 「DIAMOND 225」
Wharfedaleはイギリスのブラッドフォードとその近郊に本社を置く、「世界で最も楽器に近いスピーカー」と称されるスピーカーを作る高級オーディオメーカー。
その中の「DIAMOND 225」は1982年以来Wharfedaleの中核を担ってきた「DIAMONDシリーズ」の傑作です。価格は約52000~68000万円以下。
スペック
「DIAMOND 225」のスペックは推奨アンプ出力は25W~120W、インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は47Hz – 20kHz。
デザイン
「DIAMOND 225」はシックで高級感のあるデザインです。
モノトーンカラーやアイアンなどの家具とも合い、設置した部屋にさらに高級感を与えてくれます。サイズは幅 196mm x 高さ 355mm x奥行き 290 mmです。
音質
このスピーカーを「NR1711」におすすめする一番の理由は「バイワイヤリング接続対応」ということ。
「DIAMOND 225」は低中音域の表現力に定評がありますが、「NR1711」とバイワイヤリング接続することで、高音域もよりはっきりとそれぞれの楽器の音が分かれ、透明感のある高域を楽しむことができます。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。
その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。
価格はペアで約80000~90000円以下。
スペック
「Platinum B6」のスペックは推奨アンプ出力は20W~80W、インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は50Hz – 20kHz。
デザイン
「Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。
サイズは 高さ 360 × 幅 230 × 奥行 235 mm。
音質
「Platinum B6」はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。
「NR1711」から送られる音源を「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。
このツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。
B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
次に「NR1711」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。
本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたスペシャルモデル。
価格はペアで約75000~88000円。
スペック
「Debut Rererence DBR 62」のスペックは推奨アンプ出力最大で120W、再生周波数帯域は44Hz – 35kHz。インピーダンスは6Ωとなっています。
デザイン
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「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。
幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、フロントバスレフ型なので、スピーカーを設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。
音質
「Debut Rererence DBR 62」を「NR1711」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。
ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。高音域の表現力の高い「NR1711」にピッタリなスピーカーと言えます。
しかし、魅力は高音域だけではありません。
ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しており低音も素晴らしい安定感があります。
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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。
そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。
トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。
200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライブ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。
DENON「SC-T37」
DENONから「NR1711」のスピーカーにおすすめしたいのが「SC-T37」。
「SC-T37」はDENONのホームシアタースピーカーシステム「37 シリーズ」のトールボーイ型スピーカー。
カラーはブラック(型番:SC-T37-K)と木目(型番:SC-T37-M)の二種類。
スペック
「SC-T37」の推奨アンプ出力は200W(PEAK)まで対応。
インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は30Hz~60KHzです。
デザイン
デザインは非常にシンプルなので、家の中で悪目立ちすることもないでしょう。
サイズは幅224mm×高さ942mm×奥行248mmとかなりコンパクトな設計なので、置きやすいサイズです。
音質
「NR1711」の購入を決めた方の中には、映画や音楽、ライブ映像やゲームなどバランスよく全部楽しみたい方も多いはず。
この「SC-T37」はどのジャンルにも合うバランスの取れた優秀なシアタースピーカーと言えます。
細身のトールボーイ型スピーカーですが、音質は低音域からしっかり鳴ってくれるので、「NR1711」のポテンシャルを十分に引き出してくれるスピーカーです。
DENONの音が好きな方には、是非おすすめのスピーカーです。
さらスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
さらに臨場感溢れるサウンド、迫力の映像にマッチした音を楽しみたい方には、ホームシアタースピーカーシステム「37 シリーズ」を「NR1711」と合わせるのをおすすめします。
センタースピーカーに「SC-C37」。
サブウーファーに「DSW-37」。
サラウンドスピーカー「SC-A37」。
そして、プラスできるスピーカーとして何よりもおすすめなのが、「SC-T37」の上に置くイネーブルドスピーカー「SC-EN10」。
YAMAHA「NS-F350」
YAMAHAから「NR1711」におすすめしたいトールボーイスピーカーは「NS-F350」です。
2本で60000万円ほどで購入可能なバイワイヤリング接続対応スピーカーです。
スペック
「NS-F350」のスペックは推奨アンプ出力が最大で100W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は35Hz~45kHz。
デザイン
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「NS-F350」は非常にシンプルなデザインですが、トールボーイスピーカーで3ウェイ構造4スピーカー内臓なので、スピーカーのネットを外すと迫力のあるスピーカーユニットが顔を出します。
サイズは幅220×高さ1157×奥行339mm。
音質
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「NR1711」に「NS-F350」がおすすめな一番の理由は、バイワイヤリング接続対応している点におあります。
「NR1711」の音質を十分に引き出し、どんなジャンルでもバランスよく楽しむことができます。
高音と低音の音の住み分けがはっきりしているので、楽器それぞれの音の特徴も活きており、音を存分に楽しむことができます。
比較的リーズナブルなので、「NR1711」をバイワイヤリング接続を聞いてみたいという方には特におすすめのスピーカーです。
DALI「OBERON5」
DALIから「NR1711」におすすめしたいトールボーイスピーカーは
究極のパフォーマー
と紹介されている「OBERON5」です。
スペック
「OBERON5」のスペックは、推奨アンプ出力が30W~150W、インピーダンスは6Ω、再生周波数帯域は39Hz~26kHzです。
デザイン
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非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。
音質
「OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。
低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。
中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。
また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。「NR1711」をリビングに設置しておられる、もしくはその予定の方にとって「OBERON5」の広い指向性は本当に優位に働きます。
このスピーカーであればスピーカーの正面だけという一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで良質な音を楽しめます。
映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。
高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。
これからミドルクラスのトールボーイスピーカーを聞いてみたいと思っておられるには、最初に購入するトールボーイスピーカーとしてもおすすめのスピーカーです。
B&W「603」
次に「NR1711」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。
価格は1本110000円前後。
スペック
B&W「603」のスペックは、推奨アンプ出力30~200W、インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は29Hz~33kHzです。
デザイン
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ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。
部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。
サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型スピーカーに近いサイズです。
トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。
音質
DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。
DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。
それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージ。
よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。
ただし、スピーカーのエイジングが進んでいないと求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進む(約100時間再生)までは忍耐力が必要です。
しかし、ひとたびエイジングが進めば、「NR1711」から送られる音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
DALI 「OPTICON 6」
DALIからもう一つ「NR1711」におすすめしたいスピーカーは「OPTICON 6」です。
最上位のEPICONシリーズにも搭載されている、SMC(ソフト・マグネティック・コンパウンド)磁気回路を採用したスピーカー。
価格は1本約112000円~123000円。
スペック
「OPTICON 6」のスペックは、推奨アンプ出力30~150W、インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域は49Hz~32kHzです。
デザイン
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「OPTICON 6」の音質はもちろんですが、デザイン性の高さも魅力的です。
ポイントとなっているのはスピーカー上部の「ハイブリット・ツィーター・モジュール」。
この存在感が全体の質感を向上させています。
サイズは幅 195mm x 高さ 1001mm x 奥行き 330mmと意外とスリムな大きさなので、この幅なら置ける!という方も多いかもしれません。
音質
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「OPTICON 6」を「NR1711」におすすめする大きな理由の一つは、バイワイヤリング接続対応スピーカーという点です。「NR1711」の持つポテンシャルを十分に生かすスピーカーの一つと言えます。
ツィーターには超軽量・大口径の「シルク・ソフトドーム・ツィーター」、ウーハーのコーンには「ウッドファイバーコーン」の特性でもある軽量・高剛性、さらにエッジのゴムも質の良いものを使用しているので、「NR1711」とのバイワイヤリング接続で高音、低音共にキレのある音を楽しむことができます。
まとめ
今回紹介したどのスピーカーも、「NR1711」の音を十分に引き出してくれる、非常におすすめな素晴らしいスピーカーです。最後にそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。
DALI「OBERON1」
スペック・・推奨アンプ出力 25 – 100W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 51Hz – 26kHz。
サイズ・・・高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mm。
DALI「MENUET MR」
スペック・・推奨アンプ出力 20 – 100W、インピーダンス 4Ω、再生周波数帯域 59Hz – 25kHz。
サイズ・・・高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mm。
JBL「Stage A130」
スペック・・推奨アンプ出力 20 – 125W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 55Hz – 40kHz。
サイズ・・・高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mm。
JBL「STUDIO 620」
スペック・・推奨アンプ出力 100W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 50Hz – 40kHz。
サイズ・・・高さ 240 × 幅 190 × 奥行 312mm。
B&W「607」
スペック・・推奨アンプ出力 30W – 100W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 40Hz – 33kHz。
サイズ・・・高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mm。
B&W「606」
スペック・・推奨アンプ出力 30W – 120W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 40Hz – 33kHz。
サイズ・・・ 高さ 345 × 幅 190 × 奥行 300mm。
Wharfedale 「DIAMOND 225」
スペック・・推奨アンプ出力 25W~120W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 47Hz – 20kHz。
サイズ・・・高さ 355mm × 幅 196mm × 奥行き 290 mm。
TANNOY「Platinum B6」
スペック・・推奨アンプ出力 20W – 80W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 50Hz – 20kHz。
サイズ・・・高さ 360 × 幅 230 × 奥行235 mm。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
スペック・・推奨アンプ出力 120W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 44Hz – 35kHz。
サイズ・・・高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。
DENON「SC-T37」
スペック・・推奨アンプ出力は200W(PEAK)まで対応。インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 30Hz~60KHz。
サイズ・・・幅224mm×高さ942mm×奥行248mm。
YAMAHA「NS-F350」
スペック・・・推奨アンプ出力 最大100W、インピーダンス6Ω、再生周波数帯域35Hz~45kHz。
サイズ・・・高さ1127㎜ × 幅220 奥行339mm。
DALI「OBERON5」
スペック・・・推奨アンプ出力 30W~150W、インピーダンス 6Ω、再生周波数帯域 39Hz~26kHz。
サイズ・・・ 高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mm。
B&W「603」
スペック・・推奨アンプ出力 30~200W、インピーダンス 8Ω、再生周波数帯域 29Hz~33kHz。
サイズ・・・高さ 1055mm x 幅 320mm x 奥行370mm
DALI 「OPTICON 6」
スペック・・推奨アンプ出力 30~150W、インピーダンス 4Ω、再生周波数帯域 49Hz~32kHz。
サイズ・・・幅 195mm x 高さ 1001mm x 奥行き 330mm
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