ソニー「STR-DH790」の機能レビューとおすすめのスピーカー

AVアンプ

8K対応やスピーカーは9.1chまで接続可能など、機能が多岐にわたり日々進化しているAVアンプ。

しかし、AVアンプを探しておられる方の中には、

映像の対応は4K/60pで十分だし、スピーカーの数も2.1chか多くても5.1chまで。

ただ、もちろんテレビの音よりは良い音で、映画やドラマを見る時は声がよく聞こえるようにしたい。

スマートフォンの音楽をBluetoothで聞けて、安いAVアンプが欲しい!

という方も多いはず!

 

そこで今回は、そんなニーズにピッタリなソニーの7.1chマルチチャンネルインテグレートアンプ「STR-DH790」の機能レビューとおすすめのスピーカーをあわせてご紹介します。

スポンサーリンク

ソニー「STR-DH790」とは?

「STR-DH790」フロント by:SONY

「STR-DH790」とは2018年6月にソニーから発売された「Dolby Atmos」「DTS:X」や4Kコンテンツに対応した7.1chマルチチャンネルインテグレートアンプです。

注目すべきは、機能充実で音質も良いのに、メーカー希望小売価格が44500+税という破格の安さ。実売価格は3万円代前半で販売されています。

ソニー「STR-DH790」はこんな人におすすめ!

ソニー「STR-DH790」がおすすめの方の特徴をまとめてみました。

  1. とにかくコストパフォーマンス重視。
  2. 画質は4K/60pで十分。
  3. スピーカーは最大でも7.1ch。
  4. 映画や音楽、ゲームなどをマルチに楽しみたい。
  5. スピーカーの設定が苦手。
  6. フロントスピーカーだけでサラウンドを楽しみたい。
  7. 操作が簡単。
  8. ソニー製品が好き。

ソニー「STR-DH790」の注目機能

・音声フォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」に対応

音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えることで、前後のサラウンド音場に対して高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間を実現。

・自動音場補正機能「アドバンストD.C.A.C.」を搭載。

「アドバンストD.C.A.C」機能イメージ図 by:SONY

AVアンプの設定で面倒なのが音場補正。スピーカの位置や音量が適切でないと、本来の音を楽しむことができずバランスの悪いサウンドになってしまいます。
しかし、ソニー独自の自動音場補正機能「アドバンストD.C.A.C.」なら、付属のマイクで30秒測定するだけで、その部屋の音響特性を測定し、各スピーカーの距離、音圧(レベル)、周波数特性を精密に補正してくれます。スピーカーの設定が苦手な方には、非常に役立つ機能の一つです。

・「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」搭載

自動位相マッチング機能「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」イメージ図 by:SONY

本来マルチチャンネル再生する際、フロント、サラウンド、センター、トップの全てのチャンネルに同じスピーカーを用いて音圧と位相の両方の周波数特性を一致させておくことが理想です。しかし、家庭では異なるスピーカーを使用するのがほとんどです。
それを理想の状態にしてくれるのが、自動位相マッチング機能「A.P.M.(オートマチック・フェーズ・マッチング)」。この機能は異なるスピーカーを使用していた場合でも、音を全てフロントスピーカーの特性に合わせて補正を行い、音のつながりを改善します。この機能は、スピーカーの形式がドーム型/コーン型/ホーン型のどれであっても、正確に補正をしてくれます。

音質にこだわりたいが、コストパフォーマンスを重視しておられる方には嬉しい機能。

・「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載

「S-Force PROフロントサラウンド」イメージ図

家庭では、5.1chサラウンドのスピーカーを設置することができない場合も少なくありません。しかし、「S-Force PROフロントサラウンド」機能を使用するなら後方にスピーカーを置けない環境でも臨場感のあるサラウンドを楽しむことができます。

・著作権保護技術HDCP2.2に対応したHDMI端子

「STR-DH790」背面HDMI端子部分 by:SONY

HDCP2.2とは、HDMIなどで映像伝送するときに用いられる著作権保護規格のバージョン。4Kチューナーから4Kテレビで映像を楽しむために必要な機能です。また「STR-DH790」にはHDMI端子も4つ搭載されているので、録画機器、テレビ、ゲーム機など一度に接続して使用することが可能。

・HDRやHLG、Dolby Visionに対応

HDR10イメージ

「STR-DH790」は4Kブルーレイディスクなどに採用されているHDR10(High Dynamic Range10)、衛星放送などに採用されているHLG(Hybrid Log-Gamma)やDolby Visionに対応。

それぞれの用語の意味👇
HDR10…最大輝度の低い薄型テレビでも高画質化した機能、暗部から明部まで色調のムラが少なく目立たないのが特徴。数字の「10」はデジカメ撮影で用いられるHDRと混同しないように加えられたもの。

HLG…もっとも明るいピーク輝度を上限にして、中間分の輝度値は相対的に決めるので、映像の明部の情報量が豊富になり、空の色や雲の様子をより克明に表現できる。

Dolby Vision…フレームごとにメタデータ(データの詳細情報)を持たせてシーンごとに輝度を動的に設定することが可能。クリエイターの望んだ輝度で表現してくれる。

・ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」のリモコンで操作ができる「ブラビアリンク」に対応

画像はイメージ

「ブラビアリンク」とは、「STR-DH790」と液晶テレビ「BRAVIA」をHDMIケーブルで接続することで「BRAVIA」のリモコンだけで「STR-DH790」の操作も可能になる機能。音をテレビから出すか「STR-DH790」から出すかの選択や、一度で両方の機器の電源のON/OFFがなども可能になります。

・スマートフォンなどを接続し再生することができるBluetooth機能搭載

by:Bluetooth.com

Bluetooth機能はA2DP、AVRCPをサポートし、コーデックはSBC、AACに対応、iPhoneなどに保存した音楽をより高音質で楽しめます。

Bluetooth機能に関する詳細はこちら👇

Bluetoothとは?Bluetoothの規格や選び方をご紹介
iPhone、android端末などには必ず搭載されBluetooth。その意味を知っていますか?Bluetoothの意味や、コーデック、プロファイル、バージョン、classなどの用語などをわかりやすくご説明します。

・シンプルなリモコンで操作性が向上

「STR-DH790」リモコン by:SONY

前モデル「STR-DH770」と比べ、デザインがシンプルで見やすくなり、操作性が向上しました。

ソニー「STR-DH790」の音質

・シャーシの徹底した高剛性化による音質向上

実質3万円代前半のAVアンプと聞くと気になるのは音質ですが、「STR-DH790」はまず本体シャーシに耐振性に優れたFB(Frame and Beam)シャーシ使用しXエンボスデザインを採用することで、この価格帯以上の高剛性化を実現し、アンプの音質を左右する大きな要因の一つである振動対策がとられています。

このXエンボス加工によって設けられた梁形状のが、トランスやヒートシンクの重量を強固に支え、スピーカーからの音圧など外部の力からの影響を抑え、不要な振動を遮断するように設計され散ます。高剛性化と厳重な振動対策により、豊かな量感と歯切れ良い音の再現を両立しています。

・デジタル回路基板の強化

イメージ画像

デジタル基板用に一体成型のメタルフレームを採用。接合部がないため、基盤に伝わる振動を軽減し、オーディオ信号に与える影響を軽減します。結果、オリジナルの音質を損なうことなくスピーカーに情報を伝達することができます。

・リニア広帯域パワーアンプ搭載

by:SONY

広帯域とローノイズを実現し、回路パターンの配置も最適化することで、低インピーダンス化をはかり、音の再生に対するスピード感とパワーを両立したパワーアンプ。サラウンドに適した空間表現やクラスを超えた豊かな低域と共に、透き通るような高域を実現しています。

ソニー「STR-DH790」のスペック

「STR-DH790」仕様
HDMI入力HDMI入力4系統(背面4系統)
(HDMI for Audio入力)
HDMI出力HDMI出力1系統
映像出力映像モニター(コンポジット端子)
コンポーネント端子
映像入力コンポジット端子
コンポーネント映像入力
音声出力サブウーファー2系統
ヘッドホン1系統
音声入力光デジタル1系統
同軸デジタル1系統
ライン系4系統
USB
ネットワーク接続/その他Bluetooth●(内蔵) *1
NFC
USB パワーサプライポート1系統
実用最大出力フロント145W+145W(6Ω)
センター145W(6Ω)
サラウンド145W+145W(6Ω)
サラウンドバック/フロントB/ハイト/バイアンプ共用145W+145W(6Ω)
トーンコントロールフロントBASS/TREBLE
センターBASS/TREBLE
サラウンドBASS/TREBLE
サラウンドバックBASS/TREBLE
フロントハイ
ハイトBASS/TREBLE
FM/AMラジオ●(FMのみ、ワイドFM対応)
スピーカー適合インピーダンス6-16Ω
全高調波ひずみ率フロント0.09%以下
(6 Ω負荷、90W+90W、20Hz-20kHz)
周波数特性10Hz-100KHz +0.5/-2dB
SN比(Aネットワーク)LINE:105dB
ヘッドホン出力60mW+60mW(32Ω)
電源AC100V、50/60Hz
消費電力240W
待機消費電力0.3W
待機消費電力詳細「HDMI機器制御」、「スタンバイスルー」、「Bluetooth®スタンバイモード」を「OFF」に設定
外形寸法(幅×高さ×奥行mm)430 x 133 x 297 mm
質量7.5Kg
付属品キャリブレーションマイクロフォン、リモートコマンダー(RMT-AA401U)、単4形乾電池×2、FMアンテナ線、取扱説明書、スタートガイド

ソニー「STR-DH790」におすすめなスピーカーはこれ!

 

まず、スピーカーを選ぶ上で重要なポイントを抑えておきましょう。ポイントは「推奨アンプ出力」「インピーダンス」「再生周波数帯域」3点です。それぞれのポイントをご説明します。

・「推奨アンプ出力」
出力に見合わないほどの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆に出力が低いとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。
・「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になります。また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。
・「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。

以上の点を踏まえ、「STR-DH790」のスペックを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!

SONY「SS-CS3」

SONYの「SS-CS3」は、

心震わせるボーカルを実現するために

をコンセプトに設計されたエンクロージャーをもつハイレゾ対応のベーシックモデルの3ウェイトールボーイ型スピーカー。

本体の剛性を高めるために17か所もの補強を施し、価格からは想像もできないほどの高品位なサウンドを響かせます。

スペック

推奨アンプ出力145W
インピーダンス6Ω
再生周波数帯域45Hz-50kHz

デザイン

出典:SONY

サイズは幅230×高さ922×奥行260。カラーも落ち着いたブラックで、どこにでも置きやすいサイズ感とデザインです。

音質

「STR-DH790」の購入を決めた方の中には、安くて音も良いスピーカーが欲しい方も多いはず!おすすめの「SS-CS3」はペアで約3万の価格。しかし、価格が安くても音は非常に満足度の高い音です。

リビングのどこに座っても最適な高音域を聴かせてくれる公指向性スーパートゥイーター、剛性の高めた本体から流れる輪郭のある低音域。まさに「SS-CS3」は、最高のコストパフォーマンスをもったスピーカーです。

さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

さらに臨場感溢れるサウンド、迫力の映像にマッチした音を楽しみたい方には、下の組み合わせをおすすめします。

センタースピーカーに「SS-CS8」。

サブウーファーに「SA-CS9」。

リアスピーカーにもう一組「SS-CS3」

トールボーイスピーカーではなく、ブックシェルフスピーカーが良い方は「SS-CS5」もおすすめです。

DALI「OBERON1」

DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。

このスピーカーの一番のおすすめポイントは、万人受けする音質にあります。音質が高音より低音よりということもなく、バランス良く鳴ってくれます。

迷ったらこのスピーカーがおすすめです。価格はペアで約50000円ほど。

スペック

推奨アンプ出力25W-100W
インピーダンス6Ω
再生周波数帯域51Hz-26kHz

デザイン

この投稿をInstagramで見る

DALI A/S(@dalispeakers)がシェアした投稿

デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。

音質

この投稿をInstagramで見る

DALI A/S(@dalispeakers)がシェアした投稿

「STR-DH790」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。

ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。

さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

「STR-DH790」はワイドレンジな音を届けてくれるAVアンプなので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。

「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。

DALI「MENUET MR」

もう一つDALIのブックシェルフスピーカーで「STR-DH790」におすすめしたいのはMENUET MRです。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、MENUET MRは中堅のスピーカーと言えるかもしれません。

このスピーカーは中音域に特徴があり、女性ボーカル好きの方には特におすすめ!価格はペアで約98000円ほどです。

スペック

推奨アンプ出力20W-100W
インピーダンス4Ω
再生周波数帯域59Hz-25kHz

デザイン

出典:http://dm-importaudio.jp/

MENUET MRのデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。

サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。

音質

女性ボーカル

MENUET MRは全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。

クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。

さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

MENUET MRは低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。

やはり、低域の電気的負担を軽減させMENUET MRに余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。

JBL「Stage A130」

アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから

「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」

と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。

コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。価格は17000 – 22000円と非常にリーズナブルですが、音質は十分なクオリティです。

スペック

推奨アンプ出力20W-125W
インピーダンス
再生周波数帯域55Hz-40kHz

デザイン

出典:https://www.amazon.co.jp/

デザインもシックなデザインでまとまっていますし、外形寸法が高さ 321 × 幅190× 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。

音質

「STR-DH790」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。

パワフルな音が聴きたい方で、どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。

JBL「STUDIO 620」

JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。

JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。

スペック

推奨アンプ出力100W
インピーダンス
再生周波数帯域50Hz-40kHz

デザイン

出典:https://www.amazon.co.jp/

デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。
サイズは奥行 240mm × 幅190mm × 高さ 312mm。

音質

「STR-DH790」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。

高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。また、このスピーカーはバスレフ型で、剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。

管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。

B&W「607 S2 AE」

B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。

スペック

推奨アンプ出力30W-100W
インピーダンス
再生周波数帯域40Hz-33kHz

紹介するブックシェルフスピーカー中では一番低いHzから対応しています。

デザイン

エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。

しかもサイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。

音質

「STR-DH790」にB&Wのスピーカー、「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。

また、音切れが良くレスポンスも爽快。ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。

クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。

もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。

さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。

TANNOY「Platinum B6」

TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。価格はペアで約80000~90000円以下。

スペック

推奨アンプ出力20W-80W
インピーダンス
再生周波数帯域50Hz-20kHz

デザイン

platinum_b6

出典:TANNOY

Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。

サイズは 高さ 360 ×幅 230 × 奥行 235 mm

音質

Platinum B6はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。「STR-DH790」から送られる音源をPlatinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。

その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。

出典:TANNOY

B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。

ELAC「Debut Rererence DBR 62」

次に「STR-DH790」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたというスペシャルモデル。価格はペアで約75000~88000円。

スペック

推奨アンプ出力最大120W
インピーダンス
再生周波数帯域44Hz-35kHz

デザイン

この投稿をInstagramで見る

ELAC(@elacaudio)がシェアした投稿

「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 ×幅 208 × 奥行 275mm。幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。

また、フロントバスレフ型なので、設置する場所の後ろの壁との距離を気にしなくて良いのも魅力です。

音質

「Debut Rererence DBR 62」を「STR-DH790」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。

ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。しかし、高音域だけがこのスピーカーの魅力ではありません。

ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しています。

この投稿をInstagramで見る

Sam(@paimondaemon)がシェアした投稿

海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。

トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。

さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。

200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライヴ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。

DENON「SC-T37」

「SC-T37」は、DENONのホームシアタースピーカーシステム「37 シリーズ」のトールボーイ型スピーカー。カラーはブラック(型番:SC-T37-K)と木目(型番:SC-T37-M)の二種類。

スペック

推奨アンプ出力200Wまで。
インピーダンス
再生周波数帯域30Hz-60kHz

デザイン

トールボーイ型スピーカー

出典:DENON

デザインは非常にシンプルなので、家の中で悪目立ちすることもないでしょう。サイズは幅224mm×高さ942mm×奥行248mmとかなりコンパクトな設計なので、置きやすいサイズです。

音質

「STR-DH790」の購入を決めた方の中には、映画や音楽、ライブ映像やゲームなどバランスよく全部楽しみたい方も多いはず。この「SC-T37」はどのジャンルにも合うバランスの取れた優秀なシアタースピーカーと言えます。

細身のトールボーイ型スピーカーですが、音質は低音域からしっかり鳴ってくれます。DENONの音が好きな方には、是非おすすめのスピーカーです。

さらスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!

さらに臨場感溢れるサウンド、迫力の映像にマッチした音を楽しみたい方には、ホームシアタースピーカーシステム「37 シリーズ」を合わせるのをおすすめします。

センタースピーカーに「SC-C37」。

サブウーファーに「DSW-37」。

サラウンドスピーカー「SC-A37」。

DENON SC-A37
created by Rinker
DENON

そして、プラスできるスピーカーとして何よりもおすすめなのが、「SC-T37」の上に置くイネーブルドスピーカー「SC-EN10」。

DALI「OBERON5」

DALIからおすすめしたいトールボーイスピーカーは「OBERON5」です。
このトールボーイスピーカーはDALIから

究極のパフォーマー

と紹介されているほどのポテンシャルをもったトールボーイスピーカーです。

スペック

推奨アンプ出力30W-150W
インピーダンス
再生周波数帯域39Hz-26kHz

デザイン

この投稿をInstagramで見る

@laaksosanttiがシェアした投稿

非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。

音質

OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。

低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。

また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。

映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。

ペアで10万円しないので、これからミドルクラスのトールボーイスピーカーを聞いてみたいと思っておられるには、最初に購入するトールボーイスピーカーとしてもおすすめです。

B&W「603」

次に「STR-DH790」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。

スペック

推奨アンプ出力30W-200W
インピーダンス
再生周波数帯域29Hz-33kHz

デザイン

この投稿をInstagramで見る

Bowers & Wilkins Mx(@bowerswilkinsmx)がシェアした投稿

ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。

サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型に近いサイズです。トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。

音質

DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージです。

よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。ただし、エイジングが進んでいないと、求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。

しかし、ひとたびエイジングが進めば、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。

まとめ

今回紹介したどのスピーカーも、ソニー「STR-DH790」の音を十分に引き出してくれる非常におすすめな素晴らしいスピーカーです。

最後にそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。

SONY「SS-CS3」

推奨アンプ出力145W
インピーダンス6Ω
再生周波数帯域45Hz-50kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)922mm×230mm×260mm

DALI「OBERON1」

推奨アンプ出力25W-100W
インピーダンス
再生周波数帯域51Hz-26kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)274mm×162mm×234mm

DALI「MENUET MR」

推奨アンプ出力20W-100W
インピーダンス
再生周波数帯域59Hz-25kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)250mm×150mm×230mm

JBL「Stage A130」

推奨アンプ出力20W-125W
インピーダンス
再生周波数帯域55Hz-40kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)321mm×190mm×245mm

JBL「STUDIO 620」

推奨アンプ出力100W
インピーダンス
再生周波数帯域50Hz-40kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)240mm×190mm×312mm

B&W「607」

推奨アンプ出力30W-100W
インピーダンス
再生周波数帯域40Hz-33kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)300mm×165mm×231mm

B&W「606」

推奨アンプ出力30W-120W
インピーダンス
再生周波数帯域40Hz-33kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)345mm×190mm×300mm

TANNOY「Platinum B6」

推奨アンプ出力20W-80W
インピーダンス
再生周波数帯域50Hz-20kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)360mm×230mm×235mm

ELAC「Debut Rererence DBR 62」

推奨アンプ出力120W
インピーダンス
再生周波数帯域44Hz-35kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)359mm×208mm×275mm

DENON「SC-T37」

推奨アンプ出力200Wまで
インピーダンス
再生周波数帯域30Hz-60kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)942mm×224mm×248mm

DALI「OBERON5」

推奨アンプ出力30W-150W
インピーダンス
再生周波数帯域39Hz-26kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)830mm×162mm×283mm

B&W「603」

推奨アンプ出力30W-200W
インピーダンス
再生周波数帯域29Hz-33kHz
サイズ(高さ×幅×奥行)1055mm×320mm×370mm

コメント

タイトルとURLをコピーしました