PCの音をサウンドバーから出したいと考えておられる方の中には、
PCとサウンドバーの接続方法は?
ノートパソコンとサウンドバーって接続できるの?
という悩みや疑問を抱えておられる方も多いはず!
そこで今回は、PC(デスクトップ・ノートパソコン)とサウンドバーのいろいろな接続方法をご紹介します!
PCとサウンドバーの接続方法は?
PCとサウンドバーの接続方法は?
PCとサウンドバーの接続方法は以下の4点です。
- HDMIケーブルで接続。
- 3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続。
- 光デジタル(Optical)ケーブルで接続。
- Bluetooth通信で接続。
今回は、
リーズナブルでサイズもコンパクトな「ヤマハ:SR-C20A」
Dolby AtmosやDTS:Xに対応し、パススルー機能も搭載している「ソニー:HT-X8500」
この2台をPCと接続することを想定してご説明します。
それぞれの接続方法とメリット・デメリットをご紹介するので、どの方法がご自身の環境に合っているか確認してみてください。
PCとサウンドバーをHDMIケーブルで接続する。
PCとサウンドバーの接続方法の1つ目は「HDMIケーブルで接続」です。
この方法はこんな人にオススメ。
- PCで映画やゲームをサラウンドで楽しみたい。
- 音質にこだわりがある。
ポイント①
PCとサウンドバーをHDMIケーブルで接続する場合、デスクトップPC側にHDMI、Display portなどの出力が2つ以上搭載されているのが理想です。
PCとサウンドバーをHDMIケーブルで接続する方法。
PCとサウンドバーをHDMIケーブルで接続する方法。
- PC側のHDMI端子とサウンドバー側のHDMI端子(IN)にHDMIケーブルを接続。
- PC側の画面上で「設定」→「システム」→「ディスプレイ」の順番で開き、「表示画面を複製する」に設定する。(Windows)
以上の方法でPCの音をサウンドバーから出力することが可能です。
ポイント②
WindowsではHDMIケーブルを使用して接続したサウンドバーはPC上でマルチモニター環境として認識されますが、ディスプレイ設定で「表示画面を複製する」の設定することでサウンドバーから音が出るようになります。
サウンドバーがDolby AtmosやDTS:X対応ならHDMIケーブル1本でサラウンド環境に。
「ヤマハ:SR-C20A」や「ソニー:HT-X8500」のようにDolby AtmosやDTS:Xに対応しているサウンドバーであれば、HDMIケーブル1本で立体的な音場空間を楽しめます。
ポイント③
サウンドバーからDolby Atmosで再生するにはPCに「Dolby Access」をインストール。
DTS:Xで再生したい場合にも別途「DTS Sound Unbound」をインストールする必要があります。
また、接続するHDMIケーブルの規格が2.1以上必要です。
PCにHDMI端子が1つしかない場合のサウンドバーとの接続方法。
PCにHDMI端子が1つしかないから、サウンドバーをHDMI接続したらモニターに接続できなくなるから困る。
こんな方もおられるかもしれません。
でも、パススルー機能が搭載されているサウンドバー「ソニー:HT-X8500」ならPCと接続可能です。
PCにHDMI端子が1つしかない場合のサウンドバーとの接続方法。
- PCのHDMI端子とHT-X8500のHDMI端子(IN)をHDMIケーブルで接続。
- HT-X8500のHDMI端子(OUT)とPCモニターのHDMI端子をHDMIケーブルで接続。
「ソニー:HT-X8500」に限らず、パススルー機能搭載モデルのサウンドバーであれば同様の接続方法ができます。
ポイント④
パススルー機能を使用してサウンドバーとモニターを接続する場合、必ずサウンドバーの「電源をオン」にしないとモニターに画面が映りません。
マルチモニター環境でサウンドバーとHDMI接続する方法。
うちはマルチモニター環境だけど、モニター出力の片方だけパススルー機能を使ってHDMI接続できるの?
マルチモニター環境で、片方のモニターにはパススルー機能を使用してサウンドバーとHDMI接続という方もおられるかもしれません。
同様の状況を試したところ、映像は出力されのサウンドバーから映像の音は出るのに、PCのシステム音やメディアプレイヤーからの音楽はサウンドバーから出力されないことがありました。
ポイント⑤
マルチモニター環境の場合はパススルー機能を使用せず、HDMIを増設するか光デジタルケーブルでの接続をおすすめします。
HDMIケーブルで接続するメリット・デメリット。
メリット
- Dolby AtmosやDTS:Xのサラウンドコンテンツを楽しめる。
- 小型のスピーカーと比べ迫力のあるサウンドを楽しめる。
デメリット
- パススルー機能を使用するとサウンドバーの電源を必ずオンにしなければいけない。
- パススルー機能はマルチモニター環境には不向き。
- PC側にHDMIなどの映像出力が2つ必要。
PCとサウンドバーの接続におすすめなHDMIケーブル。
1.エレコム(ELECOM) 「ウルトラハイスピードHDMI(R)ケーブル DH-HD21E10BK」
HDMI2.1ケーブルでおすすめなのがエレコム(ELECOM) 「ウルトラハイスピードHDMI(R)ケーブル DH-HD21E10BK」。
イーサネット対応ウルトラハイスピードHDMI2.1ケーブルで。48Gbpsの高速伝送による8K映像の伝送に対応し、高い信頼性と機能性、ノイズ耐性があります。
長さも5mまで選べるので、サウンドバーの設置の幅も広がります。
2.エレコム(ELECOM) 「ウルトラハイスピードHDMI(R)ケーブル(スリム) DH-HD21ES10BK」
きれいな配線をしたい方におすすめなHDMIケーブルはエレコム(ELECOM) 「ウルトラハイスピードHDMI(R)ケーブル(スリム) DH-HD21ES10BK」です。
1番目のケーブルのスリムバージョンのHDMI2.1ケーブルです。
性能は同じですが、ケーブルの幅が4.5mmとスリムケーブル採用でスッキリきれいな配線が可能です。
PCとサウンドバーを3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続する。
PCとサウンドバーの接続方法の2つ目は「3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続」です。
この方法はこんな人にオススメ。
- とにかく簡単に接続したい。
- 音はステレオで十分。
ポイント①
サウンドバーの種類によっては3.5mmステレオミニ(AUX端子)がない場合があります。
※「HT-X8500」には3.5mmステレオミニ(AUX端子)がありません。
PCとサウンドバーを3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続する方法。
PCとサウンドバーを3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続する方法。
- PC側の3.5mmイヤホンジャックから3.5mmステレオミニプラグケーブルを使用して、サウンドバー側のANALOG(AUX)などに接続。
- PC側の画面上で「設定」→「システム」→「サウンド」の順番で開き、「ヘッドホン」に設定する。(Windows)
以上の方法でPCの音をサウンドバーから出力することが可能です。
3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続するメリット・デメリット。
メリット
- イヤホンやヘッドフォンを接続するように簡単に接続可能。
- 3.5mmステレオミニプラグケーブルの質次第で音質が向上する。
デメリット
- サラウンド再生ができない。
- ノイズの影響を受けやすい。
PCとサウンドバーの接続におすすめな3.5mmステレオミニプラグケーブル。
1.Anker 「3.5mm プレミアムオーディオケーブル」
最初に試してほしい3.5mmステレオミニプラグケーブルはAnker 「3.5mm プレミアムオーディオケーブル」です。
接続部は24Kゴールドでメッキされており、高級ヘッドホンブランドと同等の素材を使用されているのでリーズナブルながら良質な音を楽しめます。
また1万回以上の折り曲げテストに耐えているので、一般的な純正品のオーディオケーブルに比べて長寿命です。
2.UGREEN 「オーディオケーブル aux ケーブル 片側L字 ステレオミニプラグ」
PC背面のスペースが限れているならUGREEN 「オーディオケーブル aux ケーブル 片側L字 ステレオミニプラグ」がおすすめです。
このAUXケーブルは片側がL字型になっており接続している部分の飛び出しも少ないので、PCの背面ようにスペースが限られていても接続しやすいのが魅力。
信号線に高純度OFCを採用し、24金メッキのプラグも採用しているので、一般的なケーブルと比べ高音質再生に向いています。
ポイント②
1万円以上する3.5mmステレオミニプラグケーブルもあり、確かに音質は良くなりますが、サウンドバーに接続する場合で音質を向上させたいならHDMIケーブルか光デジタル(Optical)ケーブルで接続する方がおすすめです。
PCとサウンドバーを光デジタル(Optical)ケーブルで接続する。
PCとサウンドバーの接続方法の3つ目は「光デジタル(Optical)ケーブルで接続」です。
この方法はこんな人にオススメ。
- 音の位相をはっきりさせたい。
- FPSゲームをする人。敵の足音や銃声を把握しやすい。
- Dolby DigitalやAACの5.1chを聞きたい。
ポイント①
光デジタル端子が搭載されていないPCが多いので、ご自身のPCをよく確認してください。
PCとサウンドバーを光デジタル(Optical)ケーブルで接続する方法。
PCとサウンドバーを光デジタル(Optical)ケーブルで接続する方法。
- PC側の光デジタル端子とサウンドバー側の光デジタル端子に光デジタル(Optical)ケーブルを接続。
- PC側の画面上で「設定」→「システム」→「サウンド」の順番で開き、「デジタルオーディオ」に設定する。(Windows)
以上の方法でPCの音をサウンドバーから出力することが可能です。
ポイント②
光デジタル端子が搭載されていなくても、内蔵型サウンドカードやUSB接続できるサウンドカードで光デジタルケーブルを使用できます。
光デジタル(Optical)ケーブルで接続するメリット・デメリット。
メリット
- ノイズの影響が少ない。
- Dolby DigitalやAACの5.1chまで対応。
- 音の位相がはっきりするのでFPSゲームにおすすめ。
デメリット
- 光デジタル端子搭載のPCが少ないため、環境次第では光デジタル端子のついたサウンドカードなどが必要。
- Dolby AtmosやDTS:Xは非対応。
PCとサウンドバーの接続におすすめな光デジタル(Optical)ケーブル。
1.Amazonベーシック 光デジタルケーブル TOSLINK トスリンク
初めての光デジタル(Optical)ケーブルにおすすめなのが、Amazonベーシック 光デジタルケーブル TOSLINK。
軽量で柔軟性のあるケーブルに、頑丈なPVC外層を採用しているので耐久性抜群です。
初めての光デジタル(Optical)ケーブルにおすすめです。
2.AUDIOTRAK Glass Black II+
音質にこだわりたい方にオススメのグラスファイバー製OPTICALデジタルケーブル「Glass Black II+」。
定位がはっきりしているので空間表現に向いており、臨場感あふれる音を楽しめます。
ポイント③
最初は安価な光デジタルケーブルでも十分かもしれません。
こだわりたくなったら5,000円~10,000円の光デジタル(Optical)ケーブルも聞いてみてください。
PCとサウンドバー接続におすすめの光デジタル出力対応のサウンドカード。
1.Creative Sound BlasterX AE-5 Plus
内蔵型でオススメなサウンドカードは「Sound BlasterX AE-5 Plus」。
「Sound BlasterX AE-5 Plus」にはゲーム内の重要な環境音をハイライトする「Scout Mode」が搭載されているので、FPSゲームで足音や武器の切り替え、銃弾のリロードなどの音がクリアに聞こえます。
LEDライトも搭載されているので、ゲーミングパソコンのいデザインにもマッチします。
2.Creative Sound Blaster X4 Hi-Res
USB接続で外付けできるサウンドカードなら「Sound Blaster X4 Hi-Res」がおすすめです。
「Sound Blaster X4 Hi-Res」に搭載されているEQモードによって、音楽や映画の鑑賞、FPSゲームに適したイコライザーを適用することも可能です。
「Sound Blaster X4 Hi-Res」にも「Scout Mode」が搭載されているので、FPSゲームで足音や武器の切り替え、銃弾のリロードなどの音がクリアに聞こえます。
「Sound Blaster X4 Hi-Res」はPS5/PS4やNintendo SwitchとのUSB接続にも対応しているので、使用の幅が広いもの魅力。スクウェア・エニックスの認証を受けた推奨周辺機器に登録されているので信頼できるサウンドカードです。
PCとサウンドバーをBluetooth通信で接続する。
PCとサウンドバーの接続方法の4つ目は「Bluetooth通信で接続」です。
この方法はこんな人にオススメ。
- ケーブルの接続は苦手。
- 手軽にサウンドバーと接続したい。
- PCの端子に空きがない。
PCとサウンドバーをBluetooth通信で接続する方法。
PCとサウンドバーをBluetooth通信で接続する方法。
- サウンドバー側のBluetooth機能をオンにする。(サウンドバーの入力Bluetoothにk切り替える)
- PC側の画面上で「設定」→「Bluetoothとデバイス」→Bluetoothの項目を「オン」→デバイスの項目で「デバイスを追加」を選択→「Bluetooth」を選択→表示されるサウンドバーの名前(「Yamaha SR-C20A」や「YamahaAV」、「HT-X8500」)を選択(Windows)
以上の方法でPCの音をサウンドバーから出力することが可能です。
Bluetooth通信で接続するメリット・デメリット。
メリット
- 配線作業がいらず簡単に接続できる。
- Bluetoothのバージョンやコーデック次第で高音質再生も可能。
デメリット
- 映像と音との遅延が発生することがある。
- サラウンド再生や立体音響には向いていない。
ノートパソコンとサウンドバーって接続できる?
ノートパソコンとサウンドバーって接続できる?
ノートパソコンも、USB-AやUSB-Cに変換アダプターを接続することで、サウンドバーとHDMI接続、3.5mmミニプラグでの接続、光デジタル(Optical)ケーブル接続ができます。
Bluetooth通信での接続もノートパソコンにBluetoothの機能が搭載されていれば基本的には可能です。
ポイント①
基本的にUSB-A端子は映像信号の出力には対応していないため、HDMI端子への変換はUSB-Cからの変換がおすすめです。
ノートパソコンとサウンドバーをHDMIケーブルで接続する場合の変換アダプター。
1.Anker PowerExpand+ USB-C & HDMI 変換アダプタ 【4K (60Hz) 対応】
USB-CからHDMIへの変換アダプタでまずおすすめしたいのがAnker PowerExpand+ USB-C & HDMI 変換アダプタです。
軽量アルミニウムで仕上げた外装で、高い放熱性能があります。
互換性も高く、ノートパソコンだけでなくiPadやiPhoneなどでも使用できます。
2.Belkin USB-C to HDMI変換アダプター 【HDMI2.1 8K/60Hz 4K/144Hz】
信頼性が高い変換アダプターでおすすめなのがBelkin USB-C to HDMI変換アダプターです。
Appleとのパートナーシップ関係にあるカルフォルニアのPC・スマホアクセサリーブランド「Belkin」。
HDMI2.1対応の変換プラグなので、Dolby AtmosやDTS:Xにも対応しています。
ポイント②
変換コネクタは安価な製品が多いため、選択を間違うとサウンドバーに接続しても認識しないことがあります。
信頼のおけるメーカーの商品の購入がおすすめです。
ノートパソコンとサウンドバーを3.5mmステレオミニプラグケーブルで接続する場合の変換アダプター。
1.バッファロー USB Type-C 3.5mm オーディオ変換アダプター ハイレゾ対応 DAC搭載
サンプリングレート24bit/96KHzのハイレゾ音源に対応でおすすめな3.5mm オーディオ変換アダプターはバッファロー USB Type-C 3.5mm オーディオ変換アダプターです。
出力側は3.5mm3極および、3.5mm4極のステレオミニプラグの両方に対応にしているので、PCだけでなくスマートフォンなどでも使用しやすい変換アダプターです。
2.クリエイティブ・メディア Creative Sound Blaster Play! 3
音質にこだわる方におすすめしたい
「Creative Sound Blaster Play! 3」はUSB-A接続でWindows パソコン/Macで最大24bit/96kHz ハイレゾ再生に対応しています。
「Creative Sound Blaster Play! 3」は「Sound Blaster Play! 3 コントロール パネル」という専用ソフトウェアをインストールすることで、映画やゲームの音声パートの出力を向上して会話をクリアできます。
ノートパソコンとサウンドバー接続におすすめの光デジタル出力対応のサウンドカード。
Creative Sound Blaster X4 Hi-Res
ノートパソコンにおすすめの光デジタル出力対応サウンドカードなら「Sound Blaster X4 Hi-Res」がおすすめです。
「Sound Blaster X4 Hi-Res」はUSB接続で外付けできるので、接続のために専門的な知識も必要ありません。また「Sound Blaster X4 Hi-Res」に搭載されているEQモードによって、音楽や映画の鑑賞、FPSゲームに適したイコライザーを適用することも可能です。
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