DENON「AVR-X580BT」の機能レビュー&おすすめのスピーカー

AVアンプ
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AVアンプを家に置きたい!と考えておられる方の中には、

AVアンプに11.4ch、ネットワークオーディオ機能やインターネットラジオ、Dolby Atomosや3Dサラウンドなど多種多様の機能はいらないし、使いこなせない。

映画鑑賞でサラウンドは楽しみたいから、スピーカーは5.2chぐらい欲しいけど、コストは抑えたい。でも、良い音を聞きたい!

という方も多いはず。

そんな方々に是非おすすめなAVアンプが今回レビューするDENON「AVR-X580BT」です。

DENON「AVR-X580BT」とは、どんな機能を搭載されているのか?
「AVR-X580BT」にはどんなスピーカーがおすすめなんでしょうか?
さっそく見てみましょう!

DENON「AVR-X580BT」
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  1. DENON「AVR-X580BT」とは?
    1. DENON「AVR-X580BT」の主な機能
      1. 「Dolby TrueHD」および「DTS-HD」に対応。
      2. HDMI出力端子はARC、eARC対応。
      3. すべてのHDMI端子(入出力共に)8K/60Hz、4K/120Hzに対応。
      4. HDR10+およびDynamic HDRに対応。
      5. 「ALLM」、「VRR」、「QFT」に対応。
      6. ハイレゾ音源対応フロントUSB入力。
      7. クイックセレクトプラス機能搭載。
      8. 2系統のサブウーハー出力。
      9. オートスピーカーセットアップ。
      10. 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応
    2. DENON「AVR-X580BT」と従来モデル「AVR-X550BT」の違い。
    3. DENON「AVR-X580BT」の音質
    4. DENON「AVR-X580BT」のスペック表
  2. DENON「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーはこれ!
    1. SONY「SS-CS3」
      1. SONY「SS-CS3」を「AVR-X580BT」におすすめする理由
      2. 「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!
    2. YAMAHA「NS-BP200」
      1. YAMAHA「NS-BP200」を「AVR-X550BT」におすすめする理由
      2. 「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!
    3. DENON「SC-T17」
      1. DENON「SC-T17」を「AVR-X550BT」におすすめする理由
      2. 「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!
    4. YAMAHA「NS-F210」
      1. YAMAHA「NS-F210」を「AVR-X580BT」におすすめする理由
      2. 「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!
    5. JBL「Stage A130」
      1. JBL「Stage A130」を「AVR-X580BT」におすすめする理由
      2. 「AVR-X580BT」でサラウンド環境にするならこのスピーカーがおすすめ!

DENON「AVR-X580BT」とは?

by:https://www.denon.jp/

DENON「AVR-X580BT」とは、2018年5月に発売された「AVR-X550BT」の後継機モデルの5.2ch対応AVサラウンドレシーバー。

旧モデル「AVR-X550BT」について詳しくはこちら↓

デノン「AVR-X550BT」のスピーカーなら、これがおすすめ!
価格を超えた機能が搭載された「AVR-X550BT」におすすめスピーカーをご紹介します。「AVR-X550BT」で映画、音楽、ゲームをベストな音で楽しむのに適したスピーカーを「AVR-X550BT」のスペックと価格帯に合わせ選出しています。

「AVR-X580BT」の特徴を簡単にまとめると。

1.Wi-Fiは非搭載。

2.3DオーディオやDolby Atomosも非対応。

3.一般的なサラウンド(Dolby TrueHD,DTS-HD)には対応。

4.ワイヤレス機能はBluetoothのみ。

5.でも、8K Ultra HD,HDR10+,eARCなどの最新映像技術には対応し、音質にこだわったAVアンプ。

必要最低限の機能を備えたシンプルなAVアンプを求めている方には、
おすすめの1台です。

DENON「AVR-X580BT」
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DENON「AVR-X580BT」の主な機能

by:https://www.denon.jp/「AVR-X580BT」の背面

DENON「AVR-X580BT」の主な機能をさっそくレビューしていきましょう。
主な機能は以下の点です。

  1. 「Dolby TrueHD」および「DTS-HD」に対応。
  2. HDMI出力端子はARC、eARC対応。
  3. すべてのHDMI端子(入出力共に)8K/60Hz、4K/120Hz。
  4. HDR10+およびDynamic HDRに対応。
  5. 「ALLM」、「VRR」、「QFT」に対応。
  6. ハイレゾ音源対応フロントUSB入力。
  7. クイックセレクトプラス機能搭載。
  8. 2系統のサブウーハー出力。
  9. オートスピーカーセットアップ。
  10. 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応

必要最低限の機能を備えたシンプルなAVアンプと言っても、数年前のAVアンプの機能をはるかに超えていますし、エントリークラスのアンプとしては十分な機能と言えます。

DENON「AVR-X580BT」
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では、上記の機能をレビューしていきましょう。

「Dolby TrueHD」および「DTS-HD」に対応。

「Dolby TrueHD」および「DTS-HD」はどちらもロスレスサラウンドフォーマットの名称。

ロスレスサラウンドフォーマットとは、元々スタジオで録音された膨大な音のデータを音の損失なしに圧縮できる技術。

この機能が搭載されていると、マスター音源のクオリティをそのままホームシアターで楽しめます。

HDMI出力端子はARC、eARC対応。

最近のアンプであればほぼ間違いなく搭載されている機能がARC、eARC機能。

ARC(Audio Return Channel)とは、テレビのデジタル信号が伝送される機能。
ARC機能があればHDMIケーブルを1本差すだけで、「AVR-X580BT」とテレビが連動し音声を楽しむことができます。(テレビ側にもARC機能が必要です)

では、eARCとはなんでしょうか?
eARCとは、ARCにEnhanced(強化、拡張を意味する)を足した言葉の通りARCの機能に高音質フォーマット対応プラスした技術です。
つまり、eARCとはARCより良い音を手軽に楽しめる機能。

ちなみに前のモデル「AVR-X550BT」はARC機能のみでした。

DENON「AVR-X580BT」ならこの機能でDolby TrueHDやDTS-HD Master Audioの高音質フォーマットにも対応し、Blu-rayや音源データに記録されている高音質を聞くことができます。

ただし、eARC機能を利用する時は注意点があります。

1.HDMIケーブルは「eARC対応」または「HDMI2.1対応」「Ultra-High Speed」のものを選ぶ必要がある。

2.接続されるテレビなどの機器の側も「eARC」機能対応であること。

上記の点を守らなければeARC機能を活用することはできないのでご注意ください。

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すべてのHDMI端子(入出力共に)8K/60Hz、4K/120Hzに対応。

AVR-X580BTはPS5を接続する方におすすめ!

「AVR-X580BT」はすべてのHDMI端子が8K/60Hz、4K/120Hzに対応しています。

今までのエントリーモデルのAVサラウンドレシーバーは一部のHDMI端子が8K/60Hz、4K/120Hzに対応がほとんどでした。

従来モデルの「AVR-X550BT」では、4K/60HzにすべてのHDMI端子が対応していたので、この点は大幅なグレードアップの部分です。

PS5や映画を楽しむ面でもこの機能は非常に重要、画面のちらつきも少なく激しい動きにも対応できます。また、今後の映像技術はこのレベルがスタンダードになるので長く使えるAVサラウンドレシーバーとも言えます。

HDR10+およびDynamic HDRに対応。

前モデル「AVR-X550BT」で対応していたHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加え「AVR-X580BT」では、HDR10+とDynamic HDRに新たに対応。

HDR10+とは、
これまで以上に作り手の意図に忠実な色彩・コントラスト感などを再現するために、20世紀フォックスとパナソニック、サムスンの3社が共同で起ち上げた新しい技術規格で、ピーク輝度の低い薄型テレビでも高画質化を実現したもの。
Dynamic(動的)HDRとは、
HDRのプロファイル情報をシーン単位、フレーム単位で定義可能にしたもの。瞬間、瞬間で適切な最大輝度、bit数による階調表現が可能になったので、明るいシーン、暗いシーン、両方のシーンで、それぞれHDR10の10bit階調を適切に割り当て、従来のHDRに比べ暗部陰影や明部彩度に性能を発揮します。
これらの機能も、明暗の変化の多い映画やゲームを楽しむ時に特に発揮される機能です。以前は見えにくかったシーンも、HDR10+とDynamic HDRにより、より鮮明に、リアルに映像を楽しむことができます。
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「ALLM」、「VRR」、「QFT」に対応。

「AVR-X580BT」は、「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)に対応。

これらの対応によりPS5、Xboxなどのハイスペックな次世代ゲーム機や超高画質のテレビにも対応した、ストレスフリーに楽しめる超高画質・高音質AVサラウンドレシーバーとなっています。

「ALLM(Auto Low Latency Mode)」とは、
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
「VRR(Variable Refresh Rate)」とは、
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
「QFT(Quick Frame Transport)」とは、
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器からの電送速度を上げることで、レイテンシーを低減させる機能。これにより、ゲームやVR機器の映像をスムーズかつシームレスに楽しめます。
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ハイレゾ音源対応フロントUSB入力。

音楽データをBluetoothで聞けるのも嬉しいですが、「AVR-X580BT」は自分のお気に入りのハイレゾ音源を保管したUSBメモリをすぐに挿して聞けるハイレゾ音源対応フロントUSB入力機能がついているのも音楽好きには非常に嬉しいポイント。

対応フォーマットは「WMA、MP3、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFF」。

ハイレゾ音源対応フロントUSB入力使用時の注意点は。
  1. USBメモリーはUSBハブ経由では動作しない。
  2. フロントUSB端子とパソコンをUSBケーブルで接続して使用することはできない。
  3. USBメモリーを接続するときに、延長ケーブルを使用しない。他の機器に電波障害を引き起こす場合がある。

クイックセレクトプラス機能搭載。

「AVR-X580BT」に搭載されているクイックセレクトプラス機能搭載とは、リモコン下部に配置されているQUICK SELECT 1~4ボタンに入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを記憶することができる機能。

次に再生するときに、登録してあるQUICK SELECTボタンを押すだけで、記憶しているさまざまな設定を一度に切り替えることができます。

例えば、映画視聴時は1、ゲームのときは2、スポーツ観戦は3、音楽鑑賞は4というように好みの設定を記憶させることですぐに自分好みの音を楽しめます。

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2系統のサブウーハー出力。

スピーカー

「AVR-X580BT」は、2系統のサブウーファー出力も搭載されています。
広い部屋でも2台のサブウーファーを接続できるので十分な低音を楽しめます。

オートスピーカーセットアップ。

スピーカーを繋げてみたものの、部屋の形やスピーカーの配置などは千差万別。設定を変更しないと思っていた音と違ったり、不快感のある音場になることもあり得ます。
でも「AVR-X580BT」ならオートスピーカーセットアップ機能があるので大丈夫です。

オートスピーカーセットアップ機能とは、付属のマイクで、接続されたスピーカーや部屋の音響特性を測定し、スピーカーの有無やサイズ、リスニングポイントまでの距離、音量を最適な状態に設定し、イコライジングまで自動で行ってくれます。

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最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応

「HDCP 2.3」とは、HDMIなどで映像伝送するときに用いられる著作権保護規格の最新バージョン。この機能は4Kチューナー搭載のBlu-rayプレーヤーを「AVR-X580BT」に接続して、そこからさらに4Kテレビに接続しテレビ番組を楽しむ時には必須の機能です。これがないと映像が映りません。
「AVR-X580BT」では、すべてのHDMI端子が「HDCP 2.3」に対応しています。
「AVR-X580BT」は、どのHDMI端子につないでも、衛星放送やインターネットから配信される4K/8K Ultra HDコンテンツの超高精細映像をハイクオリティなサウンドで楽しめます。

DENON「AVR-X580BT」と従来モデル「AVR-X550BT」の違い。

上記まででもいくらか触れてきましたが、DENON「AVR-X580BT」と従来モデル「AVR-X550BT」の主な違い(追加された機能)をまとめておきましょう。

・従来モデル「AVR-X550BT」から「AVR-X580BT」になって追加された機能。

 

1.eARC機能が搭載された。

2.すべてのHDMI端子が8K/60Hz、4K/120Hzに対応。

3.HDR10+およびDynamic HDRに対応。

4.「ALLM」、「VRR」、「QFT」に対応。

5.HDCP2.3対応。

 

これらの変更や音質の改善も伴いメーカー希望小売価格が44,000円(税込)から58,300円(税込)にアップしていますが、これだけの機能を搭載していることを考えるとお買い得なAVサラウンドレシーバーと言えます。

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DENON「AVR-X580BT」の音質

使用するスピーカーにも左右されますが、様々なレビューなどをリサーチしたところ、エントリーモデルのAVサラウンドレシーバーとしてとらえるなら、大半の方が「AVR-X580BT」の音質に好印象でした。

実際にSONYのトールボーイスピーカー1本18700円(税込)のSS-CS3で2ch再生してみましたが、ボーカルの表現も細やかでリアル、低域も物足りないこともなく、中音域も十分にパワーがあります。「音が軽くて物足りない」とか、「音の広がりもいまいち」ということは感じられませんでした。

「AVR-X580BT」の音質はエントリーモデルのAVサラウンドレシーバーとしては十分すぎる音質です。

「安くいけど、音がいいアンプ」、「今は2chスピーカーしかないけど、今後ホームシアターを楽しみたい」「最新の映像技術に対応してて、ゲームも映画も楽しみたい」という方にまさにオススメのAVサラウンドレシーバーです。

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DENON「AVR-X580BT」のスペック表

DENON「AVR-X580BT」のスペックはどうなっているのか見てみましょう。

DENON「AVR-X580BT」のスペック表

定格出力:

フロント

70W+70W(負荷8Ω、20Hz~20kHz T.H.D. 0.08%)

90W+90W(負荷6Ω、1kHz T.H.D. 0.7%)

センター

70W(負荷8Ω、20Hz~20kHz T.H.D. 0.08%)

90W(負荷6Ω、1kHz T.H.D. 0.7%)

サラウンド

70W+70W(負荷8Ω、20Hz~20kHz T.H.D. 0.08%)
90W+90W(負荷6Ω、1kHz T.H.D. 0.7%)

実用最大出力:

110W+110W(負荷6Ω、1kHz T.H.D. 10% 2チャンネル駆動 JEITA)

140W(負荷6Ω、1kHz T.H.D. 10% 1チャンネル駆動 JEITA)

適合インピーダンス

6~16Ω

入力感度/入力インピーダンス:

200mV/47kΩ

周波数特性:

 10Hz~100kHz:+1、–3dB(Directモード時)

S/N比:

98dB(IHF-A、Directモード時)

HDMI端子:

入力×4 ※ 8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応

出力×1 ※ 8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応、eARC/ARC対応

音声入出力端子:

アナログ音声入力×2、光デジタル入力×2、サブウーハープリアウト×2、ヘッドホン出力×1(フロント)

その他の入出力端子:

USB-A×1(フロント)、FMアンテナ端子×1、AMアンテナ端子×1、 セットアップマイク入力×1(フロント)

チューナー部

[FM]

[AM]

受信周波数範囲:

76.0MHz~95.0MHz

522kHz~1629kHz

実用感度:

1.2μV(12.8dBf)

18μV

50dB感度:

モ ノ:2.8μV(20.2dBf)

S/N比:

モ ノ:70dB(IHF-A、Directモード時)

ステレオ:67dB(IHF-A、Directモード時)

ひずみ率:

モ ノ:0.7%(1kHz)

ステレオ:1.0%(1kHz)

Bluetooth部

通信システム:

Bluetoothバージョン 4.2

送信出力

0.25~10mW(Class1)

最大通信範囲:

見通し距離 約10m ∗

周波数帯域:

2.4GHz

変調方式:

FHSS (Frequency-Hopping Spread Spectrum)

対応プロファイル:

A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)1.3

AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)1.6

対応コーデック:

SBC, AAC

伝送範囲(A2DP):

20Hz~20,000Hz

∗実際の通信範囲は機器間の障害物、電子レンジの電磁波、静電気、コードレスフォン、受信感度、アンテナの性能、操作システム、アプリケーションソフトウェアなどの影響により異なります。

総合

動作温度:

5 ℃~35 ℃

電源:

AC100V、50/60Hz

消費電力:

310W

スタンバイ時の消費電力:

0.1W

CECスタンバイ時の消費電力:

0.5W

Bluetoothスタンバイ時の消費電力:

1W

外形寸法(フット、端子、つまみを含む)

W434 × H151 × D330mm

質量:

7.6kg

付属品:

かんたんスタートガイド、保証書、リモコン、単 4 形乾電池×2、セットアップマイク、FM 室内アンテナ、 AM ループアンテナ、ケーブルラベル

∗メニューの“Bluetoothスタンバイ”設定が“オフ”で、なおかつ“HDMIパススルー”設定が“オフ”のとき

JEITA:(社)電子情報技術産業協会(略称:JEITA)が制定した規格です。

DENON「AVR-X580BT」
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DENON「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーはこれ!

まず、「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーを選ぶ上で重要なポイントを抑えておきましょう。
ポイントは「推奨アンプ出力」「インピーダンス」「再生周波数帯域」3点です。
それぞれのポイントをご説明します。

・「推奨アンプ出力」
推奨アンプ出力とは、そのスピーカーを安全に再生するのに必要なAVアンプの出力です。

例えば、スピーカーの推奨アンプ出力より大幅にAVアンプの出力が低いと、スピーカーからの音は弱弱しくなります。

画像はイメージです。

逆にAVアンプの出力よりもスピーカーの推奨アンプ出力が低すぎると音量を大きくした時にスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。

画像はイメージです。

ちなみに自宅で再生するときの出力は15Wほどと言われていますので、「AVR-X580BT」の最大出力である140Wもの出力をすることはまずないでしょう。

・「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になります。
また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。

・「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。
一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。

上記のポイントをDENON「AVR-X580BT」に当てはめて考えると、おすすめのスピーカーのスペックはこうなります↓。

AVR-X580BTにおすすめのスピーカーの必要スペック
推奨アンプ出力 140Wまで
インピーダンス 6~16Ω
再生周波数帯域 60Hz以上(AVR-X580BTの再生周波数帯域は10Hz~100kHz)
DENON「AVR-X580BT」
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DENON「AVR-X580BT」はエントリーモデルのAVサラウンドレシーバーなので、おすすめのスピーカーもできるだけコストパフォーマンスの高いものから選びました。

また、今後サラウンド再生を検討している方にもお役立てできればと思い、センタースピーカー、サラウンドスピーカーも合わせてご紹介します。

SONY「SS-CS3」

まず初めに「AVR-X580BT」におすすめなスピーカーはSONYの「SS-CS3」です。

SONYの「SS-CS3」は、

心震わせるボーカルを実現するために

をコンセプトに設計されたエンクロージャーをもつハイレゾ対応のベーシックモデルの3ウェイトールボーイ型スピーカー。

本体の剛性を高めるために17か所もの補強を施し、価格からは想像もできないほどの高品位なサウンドを響かせます。

スペックは
・推奨アンプ出力145Wまで。
・インピーダンス6Ω。
・再生周波数帯域45Hz-50kHz。

サイズは幅230×高さ922×奥行260。
カラーも落ち着いたブラックで、どこにでも置きやすいサイズ感とデザインです。

SONY「SS-CS3」を「AVR-X580BT」におすすめする理由

おすすめの「SS-CS3」はペアで約3万の価格。
しかし、価格が安くても音は非常に満足度の高い音です。

リビングのどこに座っても最適な高音域を聴かせてくれる公指向性スーパートゥイーター、剛性の高めた本体から流れる輪郭のある低音域。
まさに「SS-CS3」は、最高のコストパフォーマンスをもったスピーカーです。

「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!

さらに臨場感溢れるサウンド、迫力の映像にマッチした音を楽しみたい方には、下の組み合わせをおすすめします。

センタースピーカーに「SS-CS8」。

サブウーファーに「SA-CS9」。

リアスピーカーにもう一組「SS-CS3」

トールボーイスピーカーではなく、ブックシェルフスピーカーが良い方は「SS-CS5」もおすすめです。

YAMAHA「NS-BP200」

次に「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーはYAMAHA「NS-BP200」。

おすすめのスピーカー選びのポイントのスペックは、

・推奨アンプ出力は40~110W。
・インピーダンスは6Ω。
・周波数帯域は55Hz~28kHz。

サイズは幅154x高さ274x奥行287mmとブックシェルフスピーカーの中でもコンパクトなので、設置しやすいのも魅力です。

YAMAHA「NS-BP200」を「AVR-X550BT」におすすめする理由

出典:https://jp.yamaha.com/

YAMAHAの「NS-BP200」を「AVR-X580BT」におすすめな理由は何と言ってもそのコストパフォーマンスの高さ!

「NS-BP200」はペアで8000円ほどなので、初めてAVアンプの購入を検討しておられる方やあまりコストはかけたくないけど、ちゃんとしたスピーカーからの音を楽しみたい方にはおすすめです。

「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!

センタースピーカーに「NS-C210」

サブウーファーに「NS-SW050」

5.1chサラウンドでのシステムを構築するなら、リアに「NS-BP200」をもう一組。
センタースピーカーに「NS-C210」、サブウーファーに「NS-SW050」の構成がおすすめです。
同じシリーズなので、音のバランスもとれて快適な音環境で5.1chサラウンドを楽しめます。

DENON「SC-T17」

次に「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーは「SC-T17」です。

「SC-T17」は、DENONのホームシアタースピーカーシステムのトールボーイ型スピーカー。

「SC-T17」のスペックは

・推奨アンプ出力は60W~120Wまで。
・インピーダンスは6Ω。
・再生周波数帯域は45Hz – 60kHzです。

サイズは幅200×高さ920×奥行220とかなりコンパクトな設計なので、置きやすいサイズです。

DENON「SC-T17」を「AVR-X550BT」におすすめする理由

出典:https://www.denon.jp/

「AVR-X580BT」の購入を決めた方の中には、映画や音楽、ライブ映像やゲームなどバランスよく全部楽しみたい方も多いはず。
この「SC-T17」はどのジャンルにも合うバランスの取れた優秀なシアタースピーカーと言えます。

細身のトールボーイ型スピーカーですが、音質は低音域からしっかり鳴ってくれるので、「AVR-X580BT」のポテンシャルを十分に引き出してくれるスピーカーです。
DENONの音が好きな方には、是非おすすめのスピーカーです。

「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!

さらに臨場感溢れるサウンド、迫力の映像にマッチした音を楽しみたい方には、ホームシアタースピーカーシステム「17 シリーズ」を合わせるのをおすすめします。

センタースピーカーに「SC-C17」。

サブウーファーに「DSW-37」。

リアスピーカーにブックシェルフスピーカーの「SC-A17」かフロントと同じ「SC-T17」もおすすめ。
逆にフロントもリアもブックシェルフスピーカーの「SC-A17」にするという方法もおすすめです。

YAMAHA「NS-F210」

次に「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーはYAMAHA「NS-F210」です。
YAMAHA「NS-F210」は、1本が約7000円~のリーズナブルなトールボーイスピーカー。

スペックは
・推奨アンプ出力は40W~120W。
・インピーダンスは6Ω。
・周波数帯域は50Hz~100kHz。

YAMAHA「NS-F210」を「AVR-X580BT」におすすめする理由

出典:https://jp.yamaha.com/

「NS-F210」を「AVR-X580BT」におすすめする理由は中高音域の音の解像度高さにあります。
アルミコーン型ウーハーを搭載しているので、レスポンスが良く、中高音域の音の解像度に秀でています。

また、ツイーターもワイドレンジ再生対応なので、「AVR-X580BT」の特性を十分に引き出してくれます。
サイズもトールボーイ型スピーカーにも関わらず幅236x高さ1050x奥行236mmとコンパクトなところもおすすめです。

「AVR-X580BT」でサラウンド環境するならこのスピーカーがおすすめ!

リアスピーカーに「NS-BP200」

センタースピーカーに「NS-C210」

サブウーファーに「NS-SW050」

5.1chサラウンドでのシステムを構築するなら、リアにブックシェルフスピーカーの「NS-BP200」か全てをトールボーイスピーカーの「NS-F210」にするのもおすすめ。

そして、どちらのパターンでもセンタースピーカーには「NS-C210」、サブウーファーに「NS-SW050」の構成がおすすめです。
バランスの取れたサラウンドとトールボーイスピーカーならではの高級感も味わえます。

JBL「Stage A130」

次に「AVR-X580BT」におすすめのスピーカーは「Stage A130」。
重低音のパワフルなサウンドが好みなら「Stage A130」がおすすめです。

「Stage A130」はアメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドのSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカーです。
デザインもシックなため、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。

スペックは
・推奨アンプ出力が20~125W
・インピーダンスは6Ω
・再生周波数帯域も55Hz~40kHz

サイズも外形寸法:190W×321H×245Dmmとコンパクト。

JBL「Stage A130」を「AVR-X580BT」におすすめする理由

出典:Amazon

「AVR-X580BT」にJBLのスピーカー「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどの全音域の解像度は高さ!。特に低域のサウンドは素晴らしいです。

「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが重低音の秘訣ですが、もともとJBLはプロ向けのスピーカーを多く扱っているブランドのためプロ用の技術を組み込まれた「Stage A130」はパワフルなサウンドを響かせてくれます。

「AVR-X580BT」でサラウンド環境にするならこのスピーカーがおすすめ!

リアスピーカー「Stage A130」

センタースピーカーには「STAGE A125C

サブウーファーに「STAGE SUB A100P

サラウンド環境を整えるなら同じ「STAGEシリーズ」で統一するのがおすすめです。
シリーズで統一すると、音のバランスもインテリアとしても統一感があるので、一石二鳥です。
JBLの迫力のあるサウンドで映画や音楽の音質をグレードアップできます。

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