SONYサウンドバー「HT-A7000」のレビューとAVアンプとの比較

サウンドバー

自宅で映画館の音を手軽に楽しみたい。

PlayStation5を最高の画質と音で楽しみたい!

けど、AVアンプやスピーカーの配線は面倒だし、ややこしそうでよくわからない。同じお金をかけるなら、シンプルでスッキリ見えるものがいい。

このような悩みや考えをしておられる方におすすめなのが、2021年8月に発売されたSONYのサウンドバーのフラッグシップモデル「HT-A7000」です。

今回は、SONYのサウンドバーのフラッグシップモデル「HT-A7000」の機能レビューと魅力、AVアンプと比較するとどうなのか?
どんな人に「HT-A7000」はおすすめなのかご紹介したいと思います。

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SONYサウンドバー「HT-A7000」とは?

SONYのサウンドバーのフラッグシップモデル「HT-A7000」は、SONYの先代サウンドバーフラッグシップモデル「HT-ST5000」の発売から約4年振りにリニューアルされた7.1.2chサウンドバーです。

価格は154,000円で、実売価格134,000~140,000円(税込:2021年10月時点)の間が多いようです。

SONYサウンドバー「HT-A7000」の機能レビュー

by:https://www.sony.jp/

まずはSONYサウンドバー「HT-A7000」の機能面の大きな特長をレビューしていきましょう。

  1. 新開発「X-Balanced Speaker Unit」を搭載。
  2. どんなサウンドバーにも負けないバーチャルサラウンド音場。
  3. 8K HDR/4K120P パススルーに対応。
  4. 「Immersive Audio Enhancement」機能で2ch音声も7.1.2chにアップスケール。
  5. その場にいるかのような臨場感をさらに高める「360 Realty Audio」。
  6. 初心者に嬉しい「自動音場最適化機能」。

新開発「X-Balanced Speaker Unit」を搭載

by:https://www.sony.jp/

「X-Balanced Speaker Unit」とは、ソニー新開発の技術でサウンドバーなど小型スピーカーを搭載する製品の弱点を補う技術です。

サウンドバーの弱点とは、サウンドバー全体のサイズがコンパクトゆえに一般的なオーディオ用スピーカーと比べると、スピーカーの振動板の大きさが十分に取れないこと。
この弱点のため、サウンドバーはテレビのスピーカーよりは良いものの、一般的なオーディオ用スピーカーと比べると「音圧レベルが足らない」、「音質に歪みが生じ不明瞭になる」、「低音不足」という問題点を抱えていました。

しかし、「X-Balanced Speaker Unit」であれば、スピーカー本体はコンパクトなまま、振動板面積を拡大することで、従来機の弱点を補っています。

「X-Balanced Speaker Unit」を搭載された「HT-A7000」には、従来モデルと比べ次のような効果が期待されます。

  1. 振動板拡大により音圧がアップ。
  2. 歪みが少なくクリアな音質になる。
  3. 低音が安定し、輪郭のある低音になる。

どんなサウンドバーにも負けないサラウンド音場

「HT-A7000」は、合計11個のスピーカーで構成されたサウンドバーとなっています。
それぞれのスピーカーの特長を見てみましょう。

①イネーブルドスピーカー
天井に音を反射させてオーバーヘッドサウンドを生み出すイネーブルドスピーカーがそれぞれ本体左右の上側に配置。
このスピーカーにより3次元に音の広がりが生まれます。

②デュアルサブウーファー
「X-Balanced Speaker Unit」で構成されたデュアルサブウーファーが、一般的なサウンドバー内蔵サブウーファーと比べ、より力強く、クリアで輪郭のある低音を響かせてくれます。
今までのサウンドバー内蔵サブウーファーでは物足りないと感じておられる方でもきっと満足できる低音です。

③フロントスピーカー
5つのフロントスピーカーの内、デュアルサブウーファーの間にあるスピーカーはセンタースピーカーの役割を担い、サイドの4つのフロントスピーカーが迫力メインサウンドを響かせます。
2ch再生時にもクリアなサウンドを聞かせてくれる出力45.5Wの優秀なフロントスピーカーです。

④ビームトゥイーター
横方向に指向性の高い音を反射させ、より広がりのある音を作り出すビームトゥイーターが本体の左右に搭載されています。
トゥイーターを取り付ける音響管には大きさの異なる複数の穴を設け、指向性の強い音を放射することで、位相(音の波や揺らぎ)を制御しています。
指向性の強い音は左右の音に反射し、よりリアルなバーチャルサラウンドを作り出すことに貢献しています。

これらのスピーカーの特性に加え、「HT-A7000」ではバーチャルサラウンド技術の「S-Force PROフロントサラウンド」と「Vertical Surround Engine」を同時に駆動させ、音の広がりと密度をさらに高めることで、よりリアルな7.1.2ch環境を作り出しています。

サウンドバーは確かに目の前にあるのに、高い所の音は頭上から、横から忍び寄る音、近づいたり離れたりする音も横から、飛行機や車など動くものが走り去っていく音もリアルに体感することができます。

8K HDR/4K120P パススルーに対応

ソニーのサウンドバー「HT-A7000」の大きな変化の一つは8K HDR/4K120Pパススルー機能が搭載されたこと。

PlayStation5などの次世代ゲーム機を所有しておられる方や、超高画質の映像を見ることが多い方にとって、ソニーのサウンドバー「HT-A7000」に8K HDR/4K120Pパススルー機能が搭載されたことを喜んでおられる方も多いはず。

接続方法がPS5⇒従来のサウンドバー⇒テレビの場合、PS5の映像は4K/60Pにダウングレードしてテレビに映し出されてしまう。

今まで、PlayStation5を所有している方であれば下記のような問題を抱えた方もおられたはず。
例えば、PlayStation5の音をよりクリアでリアルに聞きたい思い、PlayStation5を従来のサウンドバーに接続してからテレビに接続すると、4K/120P対応のテレビに直接PlayStation5を接続した時より、画質が劣化してしまうということ。

それものそのはず、従来のサウンドバーでは4K/60Pパススルーが最高スペックだったため、画質がダウングレードでしてしまい、PlayStation5の性能を生かし切ることが出来なかったのです。

接続方法がPS5⇒テレビ⇒サウンドバーの場合、音質が多少なりとも犠牲になる。

そのため多くの方が音質が多少なりとも犠牲になるものの、PlayStation5はテレビに直接つなぎ、テレビとサウンドバーを接続されていたと思われます。
結果、サウンドバーを所有しておられる方は、PlayStation5の画質を取るか、サウンドバーの本来の音質を取るかの二択に迫られたり、サウンドバーの購入そのものをあきらめておられた方も少なくないはず。

しかし、SONYサウンドバー「HT-A7000」であれば4K/120Pだけでなく8K HDRまで対応のため、PlayStation5などの次世代ゲーム機の映像美や壮麗な音楽を一切損なうことなくフルに楽しむことができます。

「Immersive Audio Enhancement」機能で2ch音声も7.1.2chにアップスケール

「Enhancement」には、強化、拡張、向上などの意味がありますが、その言葉のとおり「Immersive Audio Enhancement」は2chの音を7.1.2chまで強化・拡張してくれる機能です。

テレビ放送で流れる音では臨場感や迫力にかける場合、リモコンのボタン1つで大迫力のサラウンドを手軽に楽しめます。

その場にいるかのような臨場感をさらに高める「360 Realty Audio」

「360 Realty Audio」とは、オブジェクトオーディオを用いた技術のこと。
オブジェクトオーディオとは、視聴者を複数のスピーカーで取り囲んで立体的な音響表現を行うサラウンド音声において、より音の移動表現を明確にする新技術の総称を指して使用されています。
ソニーがそのオブジェクトオーディオ技術をもとに新しい音楽体験を可能したのが「360 Realty Audio」です。

例えばライブ会場には、ボーカルやギター、ベース、ドラム、ピアノ、コーラス、観客の歓声や手拍子などのあらゆる音の情報がありますが、「360 Realty Audio」ではその音の情報1つ1つに位置情報を追加し、さらにその情報を360度の球体にそれぞれ適切な場所へ配置しています。
音を聞く人は、360度あらゆる方向から、実際にそこへ行って聞いているかのような体験をすることができるのです。

その機能をSONYサウンドバー「HT-A7000」にも搭載。
再生するにはWi-Fi環境下であることや、“Sony Music Center”で360 Reality Audioを提供しているストリーミングサービスを確認することが必要ですが、新しい音楽体験を「HT-A7000」1つで楽しむことができます。

初心者に嬉しい「自動音場最適化機能」

by:https://www.sony.jp/

オーディオを初めて触れる方がハードルを高く感じるのが、音の設定。
その点、SONYのサウンドバー「HT-A7000」には「自動音場最適化機能」が搭載されているので非常に簡単です。

別売りのサブウーファーやリアスピーカーの接続も有線ではなくBluetoothで接続できるのも嬉しいポイント。
煩わしいスピーカーケーブルと格闘する必要はありません。さらにそのスピーカーの位置も自動で判断し、適切な音を再生してくれます。

SONY サブウーファー「SA-SW3」
created by Rinker
SONY サブウーファー「SA-SW5」
created by Rinker
SONY リアスピーカー「SA-RS3S」
created by Rinker

別売りのサブウーファーは2種類、サラウンドスピーカーは1種類発売されており、サブウーファーはさらに重低音を聞きたい方、リアスピーカーは後方からのリアルサラウンドを加えることでより臨場感あふれる音を楽しむことができます。

しかし、サブウーファーに関しては、かなりの重低音が出るので集合住宅に住んでおられる方はフル活用することはできないかもしれません。

SONYサウンドバー「HT-A7000」のスペック

ここでSONYサウンドバー「HT-A7000」のスペックをまとめておきましょう。

スピーカー構造7.1.2ch(内蔵サブウーファー)
スピーカー構成バースピーカーHT-A7000
スピーカーユニット(フロント)
フルレンジスピーカーユニット数5
エンクロージャータイプアコースティックサスペンション型
ユニットサイズ46mm X 54mm
振動板素材発泡マイカ
X-balanced Speaker unit
ウーファースピーカーユニット数2
エンクロージャータイプバスレフレックス
ユニットサイズ51mm X 97mm
振動板素材発泡マイカ
X-balanced Speaker unit
ビームトゥイータースピーカーユニット数2
上向きスピーカースピーカーユニット数2
ユニットサイズ (mm)46mm X 54mm
振動板素材発泡マイカ
X-balanced Speaker unit
スピーカーグリル
スピーカーグリル(バースピーカー)グリルタイプ(バースピーカー)固定
グリル素材(バースピーカー)パンチングメタル
入出力
メインユニット上ボタン電源
ボリューム(+/-)
Bluetoothペアリング
インプット
タッチ
HDMI入力端子数/出力端子数2 / 1 (eARC/ARC)
eARC
3Dパススルー
4K/60p/YUV4:4:4
8K/60 YUV 4-2-0 10bit (非圧縮)
4K/120 YUV4-4-4 10bit (非圧縮)
カラースペース BT.2020
HDR
Dolby Vision
HLG (ハイブリッドログガンマ)
HDCP2.2 *1
HDCP2.3
18Gbps
40Gbps
x.v.Color (xvYCC)
HDMI連動
シーンセレクト連動
オーディオ機器コントロール
ブラビアリンク
HDMI CEC連動
HDMIスタンバイスルー
光デジタル入力端子
アナログ入力端子(ステレオミニ)
USBUSBメモリー TypeA
ファイルシステムexFAT,FAT12/16/32,vFAT
Wi-FiIEEE802.11 バージョンa/b/g/n/ac
ホームネットワークDMS(デジタルメディアサーバー)
DMR (デジタルメディアレンダラー)
BluetoothBluetooth *2RX(受信)/TX(送信)
A2DP
A2DPバージョン1.3
AVRCP
AVRCPバージョン1.5
Bluetoothバージョン5.0
Bluetoothスタンバイ
表示窓表示窓
調光
再生フォーマット
HDMI入力Dolby Digital
Dolby Digital plus
Dolby TrueHD
Dolby Digital plus/Atmos
Dolby TrueHD/Atmos
Dolby Dual mono
DTS
DTS HD High Resolution Audio
DTS HD Master Audio
DTS ES
DTS 96/24
DTS:X Master Audio
LPCM2ch/5.1ch/7.1ch
LPCM fs192kHz/24bit
MPEG-2 AAC
MPEG-4 AAC
HDMI ARCDolby Digital
Dolby Digital plus
Dolby Digital plus/Atmos
Dolby Dual mono
DTS
DTS 96/24
LPCM 2ch
LPCM fs48kHz/24bit
MPEG-2 AAC
MPEG-4 AAC
HDMI eARCDolby Digital
Dolby Digital plus
Dolby Digital plus / Atmos
Dolby TrueHD
Dolby TrueHD / Atmos
Dolby Atmos
Dolby Dual mono
DTS
DTS HD High Resolution Audio
DTS HD Master Audio
DTS ES
DTS 96/24
DTS:X
LPCM2ch/5.1ch/7.1ch
LPCM fs192kHz/24bit
MPEG-2 AAC
MPEG-4 AAC
光デジタル入力Dolby Digital
Dolby Dual mono
DTS
LPCM 2ch
LPCM fs48kHz/24bit
MPEG-2 AAC
MPEG-4 AAC
USBDSD(.dsf / .dff )
DSD Fs5.6MHz
DSDマルチチャンネル
Wav
Flac
ALAC(.m4a, .mov)
AIFF(.aiff, .aif)
HE AAC
AAC
mp3
Monkey Audio
WMA
Ogg Vorbis
DLNADSD(.dsf / .dff )
DSD Fs5.6MHz
DSDマルチチャンネル
Wav
Flac
Alac
AIFF
HE AAC
AAC
mp3
Monkey Audio
WMA
Ogg Vorbis
Bluetooth(受信)AAC
SBC
LDAC
Bluetooth(送信)SBC
LDAC
ハイレゾリューション・オーディオ
ハイレゾリューション・オーディオ
アンプ
アンプタイプデジタルアンプ
S-Master HX
チャンネル数チャンネル数11
実力最大出力(非同時駆動/JEITA)実用最大出力合計値(非同時駆動、JEITA)500W
フロント45.5W/45.5w
フロントトゥイーター45.5W/45.5w
センター45.5W
イネーブルドスピーカー45.5W/45.5w
サブウーファー45.5W/45.5w
スピーカー設定
ゲインコントロールフロント-6 dB – +6 dB
サラウンド-6 dB – +6 dB(別売リアスピーカー使用時)
イネーブルドスピーカー(L/R)-6 dB – +6 dB
サブウーファー-6 dB – +6 dB(別売サブスピーカー使用時)
距離調整フロント0 meter – 10 meters
サラウンド0 meter – 10 meters
サブウーファー0 meter – 10 meters
天井高1 meter – 5 meters
サウンド機能
サウンド調整サブウーファーボリューム
サラウンドスピーカーボリューム●(別売リアスピーカー使用時)
画音同期調整
アドバンスドオートボリューム(AAV)
オーディオDRC
消音
サウンドモードAuto Sound *3
Cinema *4
Music
Standard
サウンドエフェクトナイトモード
ボイスモード
Immersive Audio Enhancement
サウンド強化サウンドオプティマイザー
DSEE Extreme
DSEE Extremeアップスケール最大値88.2kHz,96kHz/24bit
アップスケール対象KHz/bit44.1kHz,48kHz/16bit,24bit
SurroundS-Force PRO
Vertical Surround Engine
Dolby Speaker Virtual
Dolby Prologic 1
Dolby Surround
Neural:X
自動音場補正機能DCAC
mic for DCAC●(内蔵)
ネットワークサービス
Chromecast built-in
Spotify Connect
Music Serviceボタン
Works with Google アシスタント
Airplay2
ワイヤレス機能
TVワイヤレス接続
アプリ操作対応
Music CenterMusic Center control(Wi-Fi経由)
ファームウェアアップデート
ネットワーク経由
USBメモリー経由
画面表示
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
再生機能
USBオールリピート
フォルダーリピート (music)
トラックリピート
シャッフル
レジューム
DLNAフォルダーリピート (music)
トラックリピート
シャッフル
機能
機能IRリピーター/角度調整
その他
かんたん設定
自動電源オフ
付属品
リモコン機種名RMT-AH509J
電池
ケーブルテレビセンタースピーカーモードケーブル
HDMIケーブル
ACコード
その他壁掛け用ブラケット
壁掛けガイド
カード製品登録カード
保証証
クイックセットアップガイド日本語
取扱説明書日本語
外形寸法と質量
外形寸法(約)バースピーカー(幅x高さx奥行き)1300mm X 80mm X 142mm
カートンタイプボックスタイプ
カートン(幅x高さx奥行き)1366mm X 229mm X 200mm
質量(約)バースピーカー8.7 kg
総質量12 kg
電源
電源電源100V
電源周波数50/60Hz
消費電力消費電力(動作時)65W
消費電力(待機時) *50.5W
消費電力 (Bluetoothスタンバイ時) *約2.4W
消費電力 (ネットワークスタンバイ時) *約2.4W
プラグ詳細ACプラグタイプA (Japan): 日本用 (並行平刃)
電源設定オートスタンバイ
ネットワーク/Bluetooth スタンバイモード

SONYサウンドバー「HT-A7000」をAVアンプと比較

サウンドバーは、オーディオをこれから始める方にとって、非常に始めやすいオーディオ機器です。
しかし、SONYサウンドバー「HT-A7000」と同価格、同機能を有しているAVアンプ(スピーカーを含む)と比較した場合、どれほどサウンドバーにメリットがあるのでしょうか?

今回、上記で説明した「HT-A7000」の主な機能とほぼ同等の機能を搭載し、AVアンプとスピーカーの価格を合わせて「HT-A7000」の実売最安価格134,000円(2021年10月時点)とほぼ同価格になるAVアンプとスピーカーと比較してメリット・デメリットを考えてみました。

サウンドバー「HT-A7000」とAVアンプを比較するポイントは大きく分けて3つ。

  1. 使いやすさ。
  2. 音質。
  3. 汎用性と拡張性。

比較するAVアンプは、YAMAHA「AVENTAGE RX-A2A」実売価格最安価格78,000円(2021年10月時点)

ヤマハ AVENTAGE RX-A2A
created by Rinker

スピーカーは、YAMAHA「NS-F500」実売価格最安価格31,150円(2021年10月時点、1本)

合計140,300円のセットと比較してみましょう。

サウンドバー「HT-A7000」とAVアンプの使いやすさを比較

この点は、ほぼ比較考量するまでもなくサウンドバーに軍配が上がります。
そもそもサウンドバーを設置するときに必要なものやスペースがAVアンプと比べ少ないからです。

「HT-A7000」「AVENTAGE RX-A2A」「NS-F500」
サイズ(幅×高さ×奥行)1300 X 80 X 142mm435 x 171 x 372 mm224x981x349 mm
配線作業電源ケーブル、HDMIケーブル電源ケーブル、HDMIケーブルスピーカーケーブル2台分

サウンドバーの中では「HT-A7000」は横幅の大きな部類に入りますが、それでもAVアンプとスピーカーを設置するスペースに比べるとテレビ台の上にテレビと一緒に置くか、壁掛けすることも可能なので非常に省スペースな上、比較的簡単に設置できます。

それに比べAVアンプはテレビとの接続はHDMIケーブル1本で済む場合が多いですが、スピーカーの配線を煩わしく感じる方が多いでしょう。
スピーカーを配置する場所に応じて、スピーカーケーブルの長さも考える必要もありますし、テレビの裏はBlu-rayプレーヤーやレコーダー、ゲーム機、HDDなどがあると配線でごった返していることも少なくないので、そこにスピーカーだけで4本ものケーブルが足されるのは煩わしいかもしれません。

by:SONY 「HT-A7000」の付属リモコン

リモコンに関しても、「HT-A7000」は「AVENTAGE RX-A2A」と比べボタンも少なくシンプルなため、初心者の方でも使いやすいでしょう。

またサウンドバー1本で簡単に7.1.2chのバーチャルサラウンドを楽しめるのもメリットです。「AVENTAGE RX-A2A」も「シネマDSP(3Dモード)」があるので、バーチャルサラウンドを楽しむことはできますが、「HT-A7000」は高さ方向の音を生み出すイネーブルドスピーカーや指向性の高い横方向の音を出すビームトゥイーターが内蔵されているので、音質を抜きにしたサラウンド環境という点では「HT-A7000」に軍配があがります。

スペック

使いやすさという点で「HT-A7000」のデメリットをあげるとすれば、先ほど述べたように「HT-A7000」は横幅が1m30㎝もあるという点です。
1m30㎝というと液晶テレビの60インチ以上の幅に相当するので、好みの分かれるところですが、仮に40~50インチの液晶テレビの前に「HT-A7000」を置くと「HT-A7000」の存在感がすごく出てしまいバランスは悪いでしょう。

その点、AVアンプ「AVENTAGE RX-A2A」であればテレビ台の中に隠すことができますし、スピーカーの「NS-F500」は大きくても高級感があるスピーカーなので、アンバランスということにはならず、全体の雰囲気が向上するでしょう。

サウンドバー「HT-A7000」とAVアンプの音質を比較

オーケストラサウンド

多くの方が気にしておられる音質はどうでしょうか?
「HT-A7000」にはソニーが開発した「X-Balanced Speaker Unit」が搭載されているので、従来のサウンドバーと比べると大幅に音質は向上しており、フラッグシップモデルというだけはある音を楽しめます。

SONYの高音はもともと抜けが良く透明感のある高音が持ち味のスピーカーが多いですが、その良さが「HT-A7000」にも表れています。
ただし、低音に関しては少し好みがわかれて、人によってはデメリットになるかもしれません。
デュアルサブウーファー内蔵が思ったよりも強力なので、ズンズン響く低音は楽しめますが、低音レベルが3段階しか変更できないため、もう少し低音が無くても良いと感じる方もおられることでしょう。

サウンドバーのメリットをあげてきましたが、音質でAVアンプ「AVENTAGE RX-A2A」と「NS-F500」の組み合わせと「HT-A7000」を比較するのは少し酷かもしれません。

YAMAHAのAVアンプ「AVENTAGEシリーズ」とは「サウンドクオリティーの追究」「あらゆる環境にフィット」「新世代の映像やゲームを楽しむ」といった要素を備えたヤマハAVアンプの中でも上位グレードに属するAVアンプ。
その中のエントリーモデルなのが「RX-A2A」ですが、音のクオリティーは十分です。組み合わせるスピーカーの「NS-F500」もピュアオーディオでも十分に対応でき、高音から低音までしっかりと鳴らしてくれる非常にコストパフォーマンスの高いフロアスタンディングスピーカーです。

ヤマハ AVENTAGE RX-A2A
created by Rinker

スピーカーが設置されている本体の大きさの違いで音の響きや広がりが大きく変わるので、音質においてはサウンドバーはAVアンプとスピーカーの組み合わせを完全に上回ることはできないようです。

ただし、スピーカーの「NS-F500」が持つ本来の音質を楽しむには、ある程度の時間(目安100時間)スピーカーを鳴らすエージングという工程が必要なので、手軽に高音質を楽しみたい方には、やはりサウンドバー「HT-A7000」の方が良いでしょう。

サウンドバー「HT-A7000」とAVアンプの汎用性と拡張性を比較

by:SONY

「HT-A7000」とAVアンプ「AVENTAGE RX-A2A」と「NS-F500」の組み合わせの汎用性と拡張性を比較した場合はどうでしょうか?

まず「HT-A7000」は、この1台だけで映画、音楽、スマートフォンの音の再生が可能、映画館にいるような音を楽しめますし、スピーカーの大きさからは想像できないほどの迫力あるサウンドを楽しめます。

もし本体だけのサウンドに飽きた、もしくは物足りない、もっとリアルなサウンドを楽しみたいと思った場合でも、リアスピーカーやサブウーファーを追加することで拡張することもできるので十分な汎用性と拡張性を有しています。

SONY サブウーファー「SA-SW3」
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SONY サブウーファー「SA-SW5」
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SONY リアスピーカー「SA-RS3S」
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では、AVアンプ「AVENTAGE RX-A2A」と「NS-F500」の組み合わせはどうでしょうか?

AVアンプなので汎用性は申し分ないでしょう。ネットワークオーディオや2chピュアオーディオでも楽しめますし、レコードプレーヤーなども楽しめます。
拡張性に関しても、最大7.1chまで接続可能な上「NS-F500」に追加用のサラウンドスピーカーやセンタースピーカー、サブウーファーがあるので、それらを追加することでリアルサラウンドを楽しむこともできます。

サラウンド用ブックシェルフスピーカー「NS-B500」
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センタースピーカー「NS-C500」
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汎用性と拡張性の比較に関しての優劣は、接続できる機器の数でどちらを選ぶかが決まってしまうかもしれません。
「HT-A7000」はHDMI端子が2つ。
それに対し複数の機器を接続する目的で作られてもいるAVアンプ「AVENTAGE RX-A2A」は7つの端子があるので、ゆくゆくは様々な機器を接続してその全てを高音質、高画質で楽しみたいと考えておられるなら、AVアンプをおすすめします。

そこまで複数の機器をつなぐつもりもなく、4K/120pパススルー機能よりも、手軽さプラス高音質と汎用性を求めておられるなら「HT-A7000」がおすすめです。

どんな人にSONYのサウンドバー「HT-A7000」はおすすめなのか?

リサーチ

最後に、どんな人にSONYのサウンドバー「HT-A7000」はおすすめなのかまとめてみました。

  1. これまでサウンドバーを持っておられて買い替えを機にバージョンアップしたい方。
  2. 手軽に高音質のサウンドを楽しみたい方。
  3. 60インチ以上の液晶テレビを持っておられてサウンドバーを探している方。
  4. PlayStation5など4K/120p対応の次世代ゲーム機を持っておられてサウンドバーを探している方。
  5. AVアンプに興味はないが、良い音を聞きたい方。
  6. 映画館の音を手軽に楽しみたい方。
  7. 大きいスピーカーを置くことができない、もしくは家族から反対されている方。
  8. スタイリッシュなリビングの環境を目指しておられる方。

SONYのサウンドバー「HT-A7000」はフラッグシップモデルのサウンドバーのため決して安い買い物ではありません。
しかし、購入を検討しておられる方で悩んでおられて上記でまとめた点に当てはまるなら、買って損はないサウンドバーでしょう。

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