
SONYのサウンドバーの「360 Spatial Sound Mapping」は臨場感がすごくてよかったけど、SONYから新しく発売された「STR-AN1000」の性能や「360 Spatial Sound Mapping」ってどうなの?
そういった考えをお持ちの方も少なくないはず!
そこで今回はSONYのAVアンプ「STR-AN1000」を徹底レビュー!
- 「STR-AN1000」とは?
- 「STR-AN1000」の「360 Spatial Sound Mapping」ってどうなの?
- 「STR-AN1000」と前のモデル「STR-DN1080」の違いは?
- 「STR-AN1000」の音質は?
- 「STR-AN1000」におすすめのスピーカーは?
以上の点をレビューしていきます。

SONY「STR-AN1000」とは?

by:amazon
機能や音質の説明の前に「STR-AN1000」とはどんなAVアンプなのか簡単にご説明します。
名称 | STR-AN1000 |
分類 | AVアンプ(マルチチャンネルAVレシーバー |
価格(税込) | 121,000円(ソニーストア価格) |
実売価格 | 約108,900円~ |
ch数 | 7.1ch |
発売日 | 2023年3月18日 |

SONY「STR-AN1000」の大きな特長は、
- ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」対応。
- 8K/60Hz、4K/120HzやVRR、ALLMなどのゲーミング機能を搭載。
- 「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(R)」に対応。
- 快適な操作ができる新しいメニューデザイン。
- 新しい音楽体験ができる「360 Reality Audio」に対応。
- ソニーのワイヤレスリアスピーカー、ワイヤレスサブウーファーに対応。
以上の特長を簡単にご説明していきましょう。

ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」対応。

by:https://www.sony.jp/「360 Spatial Sound Mapping」ファントムスピーカーのイメージ(画像のスピーカーはHT-H9)
「STR-AN1000」に搭載された「360 Spatial Sound Mapping」とは?
「360 Spatial Sound Mapping」とは、ソニー独自のスピーカー間および天井間距離測距技術と物理音場再現技術を組み合わせた機能のこと。
付属の測定マイクロフォンを使い、これまでの各スピーカーの距離、音圧(レベル)、周波数特性に角度も加えて、スピーカー配置を3次元で測定し精密に補正します。
リアルのスピーカー同士の位置関係を測定し、そのさらに外側に仮想のファントムスピーカー(仮想音源)を最大12個作成。
リアルのスピーカーとファントムスピーカーが作り出す音の波面を再現するという仕組みです。
「STR-AN1000」の「360 Spatial Sound Mapping」の大きな特長。
特長①
「360 Spatial Sound Mapping」の大きな特徴はバーチャルサラウンド(心理音響技術による錯覚)ではなく、実際に音を生成していること。
サラウンド再生時に生じる聴感上の個人差もなく、広いエリアでサラウンドを楽しめます。
特長②
SONY製のスピーカー以外でも「360 Spatial Sound Mapping」を楽しめる点です。
今まで「360 Spatial Sound Mapping」は、SONYのサウンドバー「HTシリーズ」にのみ搭載されていたため、他のスピーカーでは聞けませんでした。
しかし、「STR-AN1000」であればご自身の好きなスピーカーで「360 Spatial Sound Mapping」を楽しめます。
8K/60Hz、4K/120HzやVRR、ALLMなどのゲーミング機能を搭載。
SONY「STR-AN1000」には、8K/60Hz、4K/120HzなどHDMI2.1で追加された映像信号に対応するHDMI入力端子2系統/出力端子2系統を含む、HDMI入力端子6系統/出力端子2系統を装備。
ゲームの質を向上させるALLM、VRRに対応。
SONY「STR-AN1000」は、HDMI 2.1の機能「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」に対応。
これらの対応によりSONY「STR-AN1000」は、PS5のようなハイスペックな次世代ゲーム機や超高画質のテレビにも対応した超高画質・高音質AVアンプとなっています。
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
最新の音声フォーマット「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(R)」に対応。
SONY「STR-AN1000」は、従来のチャンネルベースに音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えた、最新の音声フォーマット「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(R)」に対応。
従来のサラウンド音場である前後左右に高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術で、全方位からの音に包みこまれ映画館で鑑賞している可能ようなリアルな音響空間を楽しめます。
GUI(グラフィカルユーザインターフェース)に新しいデザインを採用。

by:https://www.sony.jp/
後ほど前のモデル「STR-DN1080」との違いの部分でも少しご説明しますが、SONY「STR-AN1000」ではメニュー画面が新しいデザインとなり操作が非常に楽になりました。
前のモデルでは一部英語表記だった部分も日本語になり、より直感的に操作が可能です。
新しい音楽体験ができる「360 Reality Audio」に対応。

画像はイメージです。
SONY「STR-AN1000」は、「360 Reality Audio」にも対応しています。
「360 Realty Audio」とは、オブジェクトオーディオを用いた技術のこと。
オブジェクトオーディオとは、視聴者を複数のスピーカーで取り囲んで立体的な音響表現を行うサラウンド音声において、より音の移動表現を明確にする新技術の総称を指して使用されています。
SONYがそのオブジェクトオーディオ技術をもとに新しい音楽体験を可能したのが「360 Realty Audio」です。
例えばライブ会場には、ボーカルやギター、ベース、ドラム、ピアノ、コーラス、観客の歓声や手拍子などのあらゆる音の情報がありますが、「360 Realty Audio」ではその音の情報1つ1つに位置情報を追加し、さらにその情報を360度の球体にそれぞれ適切な場所へ配置しています。
つまり「360 Realty Audio」は、聞く人を中心とした360度あらゆる方向から音が聞こえ、実際にそこへ行って聞いているかのような体験をすることができるのです。
SONYのワイヤレスリアスピーカー、ワイヤレスサブウーファーに対応。
SONY「STR-AN1000」は、同メーカーから発売されているワイヤレスリアスピーカーの「SA-RS5」、「SA-RS3S」、およびワイヤレスサブウーファーの「SA-SW3」、「SA-SW5」に対応。
ワイヤレススピーカーの魅力は何と言ってもスピーカーケーブルを使用しなくて済むところ。
ワイヤレススピーカーならレイアウトの幅も広がりますし、「STR-AN1000」との接続もワンタッチなので、使用したい時だけ設置して普段は収納しておくということも簡単にできます。
ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」![]() | |
価格(税込) | 88,000円 |
イネーブルドスピーカー | 〇 |
バッテリー | 〇(最大10時間稼働) |
サイズ(1台) | 145mm×250mm×134mm |
ワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」![]() | |
価格(税込) | 60,500円 |
イネーブルドスピーカー | × |
バッテリー | × |
サイズ(1台) | 100mm×187mm×100mm |
ワイヤレスサブウーファー「SA-SW3」![]() | |
価格(税込) | 52,800円 |
出力 | 200W |
サイズ | 201mm×382.5mm×402mm |
ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」![]() | |
価格(税込) | 93,500円 |
出力 | 300W |
サイズ | 277mm×409mm×422mm |
「STR-AN1000」の「360 Spatial Sound Mapping」はどんな感じ?

上記の写真は実際の視聴時とは異なります。
「STR-AN1000」の「360 Spatial Sound Mapping」で視聴した映画は、「トップガン・マーヴェリック(4K Ultra HD)」。
通常の「5.1.2ch再生」と「360 Spatial Sound Mapping」で聞き比べてみました。

まずは5.1.2chで通常再生

画像はイメージ
「STR-AN1000」の視聴に使用したスピーカーは、現在SONYから発売されているトールボーイスピーカーで最も安価な「SS-CS3」(視聴環境の詳細は下記参照)でしたが、「本当に一番安価なスピーカーなの?」と思うほどの迫力あるサラウンドが響きわたります。
マーヴェリックがダークスターに乗り離陸するシーンの迫力、ドッグファイトのシーンでも戦闘機同士が交錯するシーンや急上昇、急降下するところも音のつながりがスムーズかつ臨場感あふれる仕上がりなので、「これが『360 Spatial Sound Mapping』じゃないの?」と思うほどでした。
「360 Spatial Sound Mapping」再生

画像はイメージ
「360 Spatial Sound Mapping」では、ほぼすべてのシーンにおいて別次元に音が変化します。
「STR-AN1000」の5.1.2chの通常再生では戦闘機が前から後ろへ、右から左へと飛び去って行くシーンでの音は、「点」でつながっていて「ここから、ここへと音が移っていったなと・・・」と感じます。
しかし、「360 Spatial Sound Mapping」では、音がすべて切れ間なくきれいな「線」のようにつながります。
不自然な音のつながりはなく、まさしくそこを戦闘機が飛んで行ったのだと感じることができました。
「360 Spatial Sound Mapping」が生み出す最大で12個のファントムスピーカーが映像内にいるかのようにしてくれるので、音の広がり方、奥行き、上下への動きを立体的に感じることができます。

リアスピーカーは「SA-RS3S」なので、フロントの「SS-CS3」と比べ非常に小さなスピーカーですが、フロントスピーカーと見事にバランスがとれており、違和感は一切なかったのも驚きです。
また、マーヴェリックが山間部で戦闘機を左右へロールさせながら飛行するシーンがありますが、「左から右へ、右から左へと主翼の風切り音」、「フラップの切り替え音」、「急上昇、急降下する際にフラップに生じるエアの音の奥行き」などの効果音がありますが、同価格帯のAVアンプでははっきりとは出ない音が「STR-AN1000」では聞くことができました。
映画では、「人の声」「BGM」「効果音」が同時に出るシーンがたびたびありますが、「STR-AN1000」では「BGM」は画面より奥の方から、「人の声」は画面の中心から、「効果音」は音の起きている場所から、とそれぞれ適切な場所から聞こえるので、まさしく映画館のような感覚で映画を楽します。
「STR-AN1000」を買うなら「360 Spatial Sound Mapping」で5.1.2ch環境なのに13chアンプに近づいた音を楽しめます。
視聴環境 | |
AVアンプ | STRーAN1000![]() |
視聴メディア | トップガン・マーヴェリック(4K Ultra HD)![]() |
再生機器 | UBP-X800M2(SONY Ultra HD ブルーレイ/DVDプレーヤー)![]() |
フロントスピーカー | SS-CS3 |
イネーブルドスピーカー※ | SS-CSE |
センタースピーカー | SS-CS8 |
サブウーファー | SA-CS9 |
リアスピーカー※ | SA-RS3S![]() |
※「STR-AN1000」は、イネーブルドスピーカー搭載のワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」も接続可能ですが、SONYのオーディオ専門スタッフにどちらをイネーブルドスピーカーとして使用するのが良いか確認したところ、、、
「『STR-AN1000』にイネーブルドスピーカーとしての音質は『SS-CSE』の方が上なので、イネーブルドスピーカー非搭載の『SA-RS3S』がオススメです」。
と即答だったので、リアスピーカーは「SA-RS3S」一択でした。
「STR-AN1000」と前のモデル「STR-DN1080」の違いは?
「STR-AN1000」と前のモデル「STR-DN1080」の違いを簡単な表にしてみました。
「STR-AN1000」と前のモデル「STR-DN1080」の比較表
「STR-AN1000」 | 前モデル「STR-DN1080」 生産終了 | |
価格(税込) | 121,000円 | 85,580円 |
サイズ | 430 x 156 x 331 mm | 430 x 156 x 331 mm |
重量 | 10.3Kg | 9.7Kg |
360 Spatial Sound Mapping | 〇 | × |
360 Realty Audio | 〇 | × |
Dolby ATMOS | 〇 | 〇 |
8K/60Hz | 〇 | × |
4K/120Hz | 〇 | ×(4K/60Hz) |
ワイヤレスリアスピーカー ワイヤレスサブウーファー | 〇 | × |

前のモデル「STR-DN1080」からのその他の変更点。
1.放熱用のヒートシンクの形状を見直し。
前モデル「STR-DN1080」では、発熱量が多いことが問題点として挙げられていました。
そのため「STR-AN1000」ではその対策のためヒートシンクの形状が見直されています。
「STR-AN1000」は前モデル「STR-DN1080」から外観が変更されていませんが、フィンの長さを不均等にすることで、省スペースで放熱を実現。
さらにこの形状は共振しにくく、ヒートシンクの鳴きによる、音の濁りを低減させています。
2.フロントパネル裏面にサブシャーシ構造を追加。
強度向上のためにフロントパネル裏面にサブシャーシ構造が追加されています。
これにより、重量物がシャーシにしっかりと固定され、不要な振動を抑えます。
3.厚みのあるトップケースを採用。
厚みのあるトップケースを採用し高剛性化と厳重な振動対策により、豊かな量感と歯切れ良い低音の再現を両立しています。
4.GUI(グラフィカルユーザインターフェース)に新しいデザインを採用。

「STR-AN1000」のメニュー画面を撮影
「STR-DN1080」と比べ、「STR-AN1000」のGUIは非常に使いやすく見やすい印象です。
それぞれのスピーカーとモニターとの距離を入力する画面も見やすく、操作も簡単です。
SONY「STR-AN1000」の音質は?
「STR-AN1000」で映画を見る時は素晴らしい臨場感と迫力を味わえますが、音楽の再生はどうでしょうか?
上記の環境で「トップガン・マーヴェリック」のエンディングテーマ「レディー・ガガ Hold My Hand」を2ch再生してみました。

フロントスピーカーがSONYのトールボーイスピーカーで最も安価な「SS-CS3」でしたが、このスピーカーの出せる最大限の音を十分引き出していると感じました。
中音も厚みがあり、高音もしっかりと出ており、レディー・ガガのパワーのある歌声を存分に楽しむことができます。
上記の視聴環境で5.1.2ch「360 Spatial Sound Mapping」で映画を楽しむならコストパフォーマンスも非常に高く、これで十分と感じる方も多いかもしれません。
しかし、個人的な感想としては、もし「2ch再生で音楽もよく聞く」という方であれば、音の明瞭さや低域の安定感が上記の環境では少し物足らなく感じるかもしれないと思いました。

画像はイメージ
「SS-CS3」でこれだけの音が出るなら、スピーカーのランクを上げればもっと奥行きがあり、量感、定位もバシッと決まったキレのある音も楽しめそうです。
もし2ch再生も含めて「STR-AN1000」の購入を検討されておられるなら、上のランクのスピーカーを選ぶのも良いかもしれません。
また、「STR-AN1000」をSONYのサウンドバー「HT-A7000」と比較される方のおられると思いますので、ここで少し比較しておきたいと思います。
「STR-AN1000」をSONYのサウンドバー「HT-A7000」と比較

「HT-A7000」はSONYから発売されているサウンドバーにフラッグシップモデルです。
「STR-AN1000」と「HT-A7000」をわかりやすく比較するため、どちらも「360 Spatial Sound Mapping」を聞ける状態を想定して必要なスピーカーや総額、それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。
「STR-AN1000」と「HT-A7000」の比較表 | ||
「STR-AN1000」 | 「HT-A7000」 | |
フロントスピーカー | SS-CS3 | 必要なし |
イネーブルドスピーカー | SS-CSE | 必要なし |
センタースピーカー | SS-CS8 | 必要なし |
サブウーファー | SA-CS9 | SA-SW3![]() |
リアスピーカー | SA-RS3S![]() | SA-RS5かSA-RS3S![]() |
総額(実売価格) | 約250,000円 | 約272,000円 |
メリット | 「HT-A7000」と比べ初期費用を抑えられる。 音質や音の広がりなどもこちらの方が上。 SONY以外のスピーカーも使用できる。 | 簡単に設置できる。 スピーカーケーブルの接続やスピーカーの距離を設定するなどの面倒な作業をしなくても、簡単に高音質を楽しめる。 見た目がスッキリしている。 |
デメリット | 設置場所にある程度のスペースが必要。 | サウンドバーの横幅が長いため設置場所にスペースが必要。 価格が「STR-AN1000」の5.1.2ch仕様に比べ高い。 |
SONY「STR-AN1000」におすすめのスピーカーは?
ここからはSONY「STR-AN1000」におすすめなスピーカーを紹介したいと思いますが、その前にスピーカーを選ぶ上で抑えておきたいポイントがあります。
それは、
- 「推奨アンプ出力」
- 「インピーダンス」
- 「再生周波数帯域」
この3点です。
まずはそれぞれのポイントをご説明します。
1.「推奨アンプ出力」
出力に見合わないほどの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆に出力が低いとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。
2.「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になります。また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。
3.「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。
一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。
以上の3点を踏まえ、今回は5.1.2chを組みやすいSONY「STR-AN1000」におすすめなスピーカーをいくつかピックアップしてみました。
SONY「SS-CS3」
まず、SONY「STR-AN1000」におすすめしたいスピーカーは、今回のレビューでも使用しましたが、SONYの「SS-CS3」。
5.1.2chを高コストパフォーマンスで楽しみたいなら、「SS-CS3」が断トツでおすすめです。
SONY「SS-CS3」を「STR-AN1000」におすすめする理由

by:SONY
「STR-AN1000」の購入を決めた方の中には、安くて音も良いスピーカーが欲しい方もおられるのではないでしょうか?この「SS-CS3」はペアで約3万と非常にリーズナブルなのも魅力。
「STR-AN1000」の価格と比べると少々ミスマッチのように感じるかもしれませんが、非常に満足度の高い音を聞けます。また、ソニーストアで開かれている「STR-AN1000」の視聴会でもこのスピーカーが使用されていました。
リビングのどこに座っても最適な高音域を聴かせてくれる公指向性スーパートゥイーター、さらに剛性を高めるために17か所もの補強を施した本体から流れる輪郭のある低音域はまさに最高のコストパフォーマンスをもったスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 145Wまで |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz-50kHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×922×260 |
「STR-AN1000」におすすめな5.1.2chの組み合わせ
総額は約14万円。
フロントスピーカー | SS-CS3 |
イネーブルドスピーカー | SS-CSE |
センタースピーカー | SS-CS8 |
サブウーファー | SA-CS9 |
リアスピーカー | SA-RS3S![]() |
上記のスピーカーの購入総額は約14万円。
「STR-AN1000」が実売価格が109,000円~なので、約25万円で5.1.2chサラウンドを自宅に導入できます。
また、リアスピーカーがワイヤレスで小型なのもポイント。
Polk Audio「Monitor XT MXT60」

2020年に日本市場へ再上陸したアメリカのスピーカーブランドPolk Audioの「Monitor XT MXT60」です。このスピーカーもコストパフォーマンスが非常に高く、トールボーイスピーカー2本が約5万円でそろいます。
Polk Audio「Monitor XT MXT60」を「STR-AN1000」におすすめする理由
そもそもこのメーカーのスピーカー作りの発端が”学生の自分たちでも買える良いスピーカーを作ろう”という考えからスピーカー開発をスタート。「値段を抑えでも良い音を」と思われる方におすすめです。
音質はアメリカらしくパワー系かと思いきや、人の声のナチュラルさ、アコースティックのあたたかい音を見事に表現してくれます。
スペック
推奨アンプ出力 | 25~200W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 38Hz-40kHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 229×925×251 |
「STR-AN1000」におすすめな5.1.2chの組み合わせ
総額約155,000円のスピーカー。
フロントスピーカー | 「Monitor XT MXT60」![]() |
イネーブルドスピーカー | 「Monitor XT MXT90」![]() |
センタースピーカー | 「Monitor XT MXT35」![]() |
サブウーファー | 「Monitor XT MXT10」![]() |
リアスピーカー | 「Monitor XT MXT15」![]() |
上記のスピーカーの購入総額は実売価格で安いタイミングであれば約155,000円で全てそろいます。
「STR-AN1000」が実売価格が109,000円~なので、約27万円で5.1.2chサラウンドを自宅に導入できます。
DENON「SC-T37」
「SC-T37」は、DENONのホームシアタースピーカーシステム「37 シリーズ」のトールボーイ型スピーカー。
カラーはブラック(型番:SC-T37-K)と木目(型番:SC-T37-M)の二種類。
価格は2本で約70,000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 200Wまで。 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 30Hz-60kHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 224×942×248 |
DENON「SC-T37」を「STR-AN1000」におすすめする理由

出典:DENON
「STR-AN1000」の購入を決めた方の中には、映画や音楽、ライブ映像やゲームなどバランスよく全部楽しみたい方も多いはず。
この「SC-T37」はどのジャンルにも合うバランスの取れた優秀なシアタースピーカーと言えます。
細身のトールボーイ型スピーカーですが、音質は低音域からしっかり鳴ってくれるので、「STR-AN1000」のポテンシャルを十分に引き出してくれるスピーカーです。
DENONの音が好きな方には、是非おすすめのスピーカーです。
「STR-AN1000」におすすめな5.1.2chの組み合わせ
総額約18万円の組み合わせ。
フロントスピーカー | 「SC-T37」 |
イネーブルドスピーカー | 「SC-EN10」 |
センタースピーカー | 「SC-C37」 |
サブウーファー | 「DSW-37」 |
リアスピーカー | 「SC-A37」![]() |
サブウーファーの「DSW-37」は生産終了しているため、各店舗ごとの在庫限りなので注意が必要。
他のご自身のお気に入りのサブウーファーを選択するのも良いかもしれません。
「SC-T37」よりもう一回り小さな「SC-17シリーズ」というスピーカーも。
「SC-17シリーズ」にするなら、音質は「SC-37シリーズ」劣りますが、さらにコンパクトに設置でき、コストを抑えることが可能です。
「SC-17シリーズ」でそろえるなら、スピーカーの総額は約135,000円ほど。
フロントスピーカー | 「SC-T17」 |
イネーブルドスピーカー | 「SC-EN10」 |
センタースピーカー | 「SC-C17」 |
サブウーファー | 「DSW-37」 |
リアスピーカー | 「SC-A17」 |
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