2023年10月上旬に発売されたDENON「CEOL RCD-N12」。
今回発売されたDENON「CEOL RCD-N12」は2018年8月に発売されたDENON「CEOL RCD-N10」の後継モデルですが、
「CEOL RCD-N12」になってなにが変わったの?
「RCD-N10」でもいいんじゃない?
「CEOL RCD-N12」にはスピーカーが付属してないけど、どんなスピーカーを選べばいいの?
など、いろんな疑問や悩みを抱えておられる方も多いはず!
そこで今回はDENON「CEOL RCD-N12」の性能を前のモデル「CEOL RCD-N10」と比較レビュー。
「CEOL RCD-N12」におすすめのスピーカーもご紹介します。
DENON「RCD-N12」とは?
DENON「RCD-N12」とは、デノンのオールインワン・コンポ「CEOL(キオール)」シリーズの最新モデルで、2018年に発売された「RCD-N10」の後継モデル。
希望小売価格 | 110,000円(税込) |
実売価格 | 約90,000円(税込) |
カラー | ホワイト・ブラック |
スピーカー | 別売り |
サイズ | W280 × H108 × D305 mm |
主な特長 | CD再生、HEOSによるハイレゾ音源のネットワーク/USBメモリー再生や音楽ストリーミング再生、AirPlay 2、Bluetooth送受信機能、AM/FMチューナー搭載 |
前モデル「RCD-N10」と同様、DENON「RCD-N12」はミニコンポのレベル超えた性能を持つネットワークCDレシーバーです。
DENON「CEOL RCD-N12」と「CEOL RCD-N10」の違いとは?
DENON「CEOL RCD-N12」と前モデル「CEOL RCD-N10」の違いは何でしょうか?
DENON「CEOL RCD-N12」になって新たに備わった主な機能や改良点は以下の通りです。
- HDMI ARC(HDMI CEC)に対応。
- Bluetooth送受信機能を搭載。
- CDドライブメカベースを1ピース構造に。
- MMカートリッジ対応のフォノイコライザー搭載。
- 最新世代のパワーアンプICの採用、電源回路の刷新。
- Wi-Fi「IEEE 802.11a/b/g/n/ac」に対応。
- アンプ部は内部でBTL接続。
- スピーカーターミナルがより太いケーブルやバナナプラグに対応。
- メーカー希望小売価格が110,000(税込)に。
上記の追加された機能や改良点を前モデル「CEOL RCD-N10」と比較してご説明します。
HDMI ARC(HDMI CEC)に対応。
デノンのミニシステムとして初めてHDMI ARC※に対応しました。
以前はテレビなどのHDMI接続機器の音は光ケーブルのみの出力でしたが、HDMIケーブルに対応したことで、テレビ放送、映像配信、ゲームなどの音声を再生できます。
(ただし、対応するのはステレオPCM音声のみで、192kHzまで対応)
HDMIコントロール機能(CEC)にも対応しているため、テレビのリモコンでも音量調整などの操作が可能です。
※HDMI ARCとは?
ARCとは、「Audio Return Channel」の略称でテレビのデジタル信号が伝送される機能を指します。
ARC機能があればHDMIケーブルを1本差すだけで、「CEOL RCD-N12」とテレビが連動し音声を楽しむことができます。
Bluetooth送受信機能を搭載。
Bluetooth受信機能はスマートフォンなどの端末からの音を再生するために使用する機能で前モデル「CEOL RCD-N10」にも搭載されていましたが、「CEOL RCD-N12」には新たにBluetooth送信機能が搭載されました。
Bluetooth送信機能とは?
Bluetooth送信機能とはBluetoothヘッドフォンなどに音をワイヤレス伝送できる機能のことです。
この機能があると、例えばテレビの音を夜間や大きな音を出せない時でも、BluetoothヘッドフォンやBluetoothイヤホンから再生することが可能になります。
ただし、Bluetoothヘッドフォン等の機器の音量調整が「CEOL RCD-N12」からはできないため音量調整機能付きのBluetoothヘッドフォンを使用する必要があります。
CDドライブメカベースを1ピース構造に。
音質改善の大きな変更点がCDドライブメカベースを1ピース構造になったこと。
少しマニアックな変更点に感じるかもしれませんが、高音質化には非常に大きな効果があります。
前モデル「CEOL RCD-N10」は2ピース構造なため複数のパーツの組み合わせでの構成、しかも基盤が構造体の一部となっていたため「CEOL RCD-N12」と比べると振動が伝わりやすく、音にノイズが発生しやすい環境となっていました。
「CEOL RCD-N12」では、1ピースの一体成型を採用し、さらにCDドライブとメカベースの間にインシュレーターのような働きを適用したステンレス製ワッシャーを配置、これによりさらに振動を軽減しノイズを軽減しています。
「CEOL RCD-N12」の1ピース構造のメリット。
- 基盤がドライブメカベースから切り離され、振動影響を大幅に軽減。
- メカベースの高剛性化と平面性も向上し、高音質化に貢献。
MMカートリッジ対応のフォノイコライザー搭載。
「CEOL RCD-N12」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザー搭載されています。
レコード盤をレコードプレーヤーを「CEOL RCD-N12」に接続することで高音質で聞くことができます。
最新世代のパワーアンプICの採用、電源回路の刷新。
最新世代のパワーアンプICの採用、電源回路の刷新、デノンサウンドマスター山内伸一氏がHi-Fi製品と同じように妥協なくチューニングされています。
オーディオグレードのパーツを投入高音質パーツの投入することで、前モデルと比べ大幅に音質を向上しています。
Wi-Fi「IEEE 802.11a/b/g/n/ac」に対応。
前モデル「CEOL RCD-N10」もWi-FiはIEEE 802.11a/b/g/nまでは対応していましたが、「CEOL RCD-N12」には5GHz帯の最大通信速度6.9Gbpsに対応するIEEE 802.11acにも対応。
「CEOL RCD-N12」をストリーミングサービスの高音質サウンドを再生する際、IEEE 802.11acに対応したネットワークであればより安定して再生することが可能です。
アンプ部は内部でBTL接続。
「CEOL RCD-N12」で大幅に変更された点の1つがBTL接続です。
「BTL」とは「Balanced Transformer Less」の略で、これはパワーアンプの2つ(LとR)のスピーカー出力をブリッジ配線してハイパワーなモノラルパワーアンプとして使用する方法のこと。
「BTL」については少しややこしいので「BTL」と「一般的ステレオアンプ」と比較して考えてみましょう。
一般的なネットワークプレーヤーやステレオアンプは、ほとんどの場合1chにつき内部にある音を増幅させる機械であるパワーアンプを用いて、1組(2台)のスピーカーを再生します。(下図参照)
それに対し「BTL」は、1つのスピーカーに対して2台のパワーアンプを用いて音を再生することになります。
つまり、1つスピーカーの背面にある「+」に1台のパワーアンプ、「-」にも1台のパワーアンプを使用するので、イメージとしては1組のスピーカーで合計4つのパワーアンプを使用していると考えていただければ良いと思います。(下図参照)
この「BTL」機能により、スピーカーに供給される電力が大幅にアップし、余裕を持ってスピーカーを鳴らすことができる上、スピーカーにとっての理想的な電力が供給されるなどのメリットがあります。
スピーカーターミナルがより太いケーブルやバナナプラグに対応。
前モデル「CEOL RCD-N10」と違い「CEOL RCD-N12」のスピーカーターミナルはバナナプラグやより太いケーブルに対応するものへと変更されています。
お気に入りのスピーカーケーブルがある方やいろいろなスピーカーを接続される方にとって嬉しい変更点です。
メーカー希望小売価格が110,000(税込)に。
前モデル「CEOL RCD-N10」のメーカー希望小売価格は68,200円(税込)、実売価格45,000円(税込)ほどですが、「CEOL RCD-N12」のメーカー希望小売価格は110,000円(税込)、実売価格90,000円(税込)となりました。(2023年10月時点)
上記にあげた「CEOL RCD-N12」に追加された性能、改良点、また昨今の物価上昇、半導体問題などを考えるとメーカー希望小売価格は110,000円(税込)は妥当な価格と言えるかもしれません。
DENON「CEOL RCD-N12」におすすめなスピーカーを選ぶための基準
では、ここからは「CEOL RCD-N12」におすすめのスピーカーを選ぶ上で重要なポイントをご説明します。
ポイントは「推奨アンプ出力」「インピーダンス」「再生周波数帯域」の3点です。
それぞれのポイントをご説明します。
・「推奨アンプ出力」
出力に見合わないほどの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆に出力が低いとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。
また、一般的にはアンプの対応出力の倍の出力のスピーカーを選ぶ方が良いとされています。
・「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になります。また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。
しかし、最近のスピーカーのほとんどは4Ω~8Ωのものばかりなので、なかなか規格外のものを購入してしまうことはないでしょう。
・「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。
一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。
以上の点を踏まえ、DENON「CEOL RCD-N12」のスペックを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!
DENON「CEOL RCD-N12」ならスピーカーはこれがおすすめ!
数多くあるスピーカーのスペックや音質などを試聴し比較検討した中から、実際にDENON「CEOL RCD-N12」にぴったりな、おすすめなスピーカーをご紹介します。
※前モデル「CEOL RCD-N10」と同時期に発売され、今回の「CEOL RCD-N12」でもメーカー提案とされている別売りスピーカー「SC-N10」以外のスピーカーをご紹介します。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。
このスピーカーの一番のおすすめポイントは、万人受けする音質にあります。音質が高音より低音よりということもなく、バランス良く鳴ってくれます。
迷ったらこのスピーカーがおすすめです。価格はペアで約50000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25W-100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz-26kHz |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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DENON「CEOL RCD-N12」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
DENON「CEOL RCD-N12」には、サブウーファープリアウトが搭載されているので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET 」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでDENON「CEOL RCD-N12」におすすめしたいのは「MENUET 」です。
上記の「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET 」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。
このスピーカーは中音域に特徴があり、女性ボーカル好きの方には特におすすめ!
価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz-25kHz |
デザイン
「MENUET 」のデザインは落ち着いた色を用いていて、木の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。
インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET 」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。
特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。
高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。
低音域はメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET 」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET 」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
DALI「OBERON5」
もう一つDALIからおすすめするスピーカーは、DALIから究極のパフォーマーと紹介されている「OBERON5」です。
DALIは
「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生すること」
を使命にスピーカーを作り続けています。「OBERON5」はまさにその使命が注ぎ込まれているスピーカーです。また、「OBERON5」は2019年ホームシアターグランプリ金賞を受賞しています。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz-26kHz |
デザイン
「OBERON1」と同様でおしゃれな北欧デザインです。
高級感もあり、満足度の高いトールボーイスピーカーです。
サイズは幅 162 mm x 高さ 830 mm x 奥行 283 mmとコンパクトなので、スペースもとりません。
音質
「OBERON5」をDENON「CEOL RCD-N12」におすすめする一番の理由は、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さが群を抜いて良いこと。
もちろん低音域から高音域に渡って豊かなサウンドを奏でてくれるのですが、この二点は特に素晴らしい表現力を持っています。
DENON「CEOL RCD-N12」の音の性質として、低域に安定感のある音を表現してくれますが、「OBERON5」はその音質を見事に表現しています。
また、ピアノ伴奏がメインの曲や女性ボーカルの鼻を抜けていく感じのボイスサウンドをリアルに表現。まさしくDALIの使命である「アーティストが意図したサウンドをありのままに再生」してくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「OBERON5」は比較的柔らかい低音域の印象をうけました。エイジングがさらに進めば、より豊かな低音域を奏でてくれますが、低音域の役割をDALIのサブウーファー「SUB E9F」に任せるなら、「OBERON5」の中高音域はより豊かになります。
2.1ch構成の魅力は電気的に負担の大きい低音をサブウーファーが鳴らしてくれること。電気の負担が少ない分「OBERON5」の中高音域の解像度はさらに向上しますで、サブウーファーに「SUB E9F」を足すのはおすすめです。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。
コスパ重視ならこのスピーカーが一番オススメです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz-40kHz |
デザイン
デザインはシックでシンプル。サイズは外形寸法:190W×321H×245Dmmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、万人受けするデザインです。
音質
DENON「CEOL RCD-N12」にJBLのスピーカー「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどの全音域の解像度は高さ!
「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型のスピーカーです。バスレフ型スピーカーは特徴として驚くほどパワフルな低音を響かせてくれます。
また、低音域だけでなく、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
なんといってもコストパフォーマンスの高さが魅力のJBL「Stage A130」。
サブウーファーに「STAGE SUB A100P」を加えても低いコストで、迫力満点の低音を楽しめます。
SONY「SS-CS3」
DENON「CEOL RCD-N12」におすすめしたいスピーカーは、SONYの「SS-CS3」。
「CEOL RCD-N12」をリビングに置きたい人で、トールボーイスピーカーを高コストパフォーマンスで楽しみたいなら、「SS-CS3」が断トツでおすすめです。
スペック
推奨アンプ出力 | 145Wまで |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz-50kHz |
デザイン
デザインは非常にシンプルな形のトールボーイスピーカー。カラーもぎらついたブラックではなく落ち着いたブラック。
リビングに置いた時も高級感があり落ち着いた雰囲気があります。
サイズは幅230×高さ922×奥行260mmとトールボーイスピーカーの中ではコンパクトボディなので、8畳ほどのスペースがあれば圧迫感なく置けるサイズ感です。
音質
「CEOL RCD-N12」の購入を決めた方の中には、安くて音も良いスピーカーが欲しい方もおられるのではないでしょうか?この「SS-CS3」はペアで約3万と非常にリーズナブルなのも魅力。
「CEOL RCD-N12」の価格と比べると少々ミスマッチのように感じるかもしれませんが、非常に満足度の高い音を聞けます。
「SS-CS3」には、リビングのどこに座っても最適な高音域を聴かせてくれる公指向性スーパートゥイーター、さらに剛性を高めるために17か所もの補強を施した本体から流れる輪郭のある低音域はまさに最高のコストパフォーマンスをもったスピーカーです。
Klipsch「Reference R-51M」
オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したブックシェルフスピーカー「Reference R-51M」。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンが使用されたアルミニウムLTSツイーターの広指向特性が豊かな高音域を再生します。
スペック
推奨アンプ出力 | 85Wまで |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz – 21kHz |
デザイン
このスピーカーは是非ネットを外して使用して欲しい一台です。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンと独特の輝きを放つIMGウーファーが高級感を醸し出します。
サイズは幅 17.8 cm x 高さ 33.8 cm x 奥行き 21.5 cm
音質
高音域はTractrix(トラクトリクス)ホーンが最初から見事に鳴らしてくれます。
しかし、IMGウーファーは最初に聴き始めた時はなにか物足らないと感じる方もおられるかもしれません。
最初は低音が深みがなくフラットな印象ですが、エイジングが進むにつれて深みのある低音域を奏でてくれる長く付き合うことでより味のある音を楽しむことができるスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
DENON「CEOL RCD-N12」でスピーカーにKlipsch「Reference R-51M」を使用し、テレビにつなげて映画などを楽しむならさらにサブウーファーとしてKlipsch「R-100SW」追加するのもおすすめです。
サイズは幅 31.8 cm x 高さ 36.8 cm x 奥行き 41.7 cm。迫力の重低音サウンドを楽しめます。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30W-100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz-33kHz |
デザイン
エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。
非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリアの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。サイズは外形寸法は165W×300H×231Dmm。
音質
「607 S2 AE」がDENON「CEOL RCD-N12」におすすめな一番の理由は、エントリーモデルとは思えないほどの音のクオリティの高さです。
音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめます。また、音切れが良くレスポンスも爽快。
低音はブックシェルフスピーカーでは鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」は低音の再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。ベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
「607 S2 AE」は音を聴いてるとき、スピーカーから聴こえてくる感覚ではなく、各楽器の音像や音色が映像として聞こえてくる印象をうけます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、2ch構成で十分過ぎるほど、映画の迫力のサウンドを届けてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、さらに低音をしっかり聞きたい方はサブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
サイズは高さ:272mm(脚部含む)、幅:260mm、奥行:330mm(グリル+コントロール類含む)とサブウーファーの中では非常にコンパクトですが、そのサイズを感じさせない迫力の低音を鳴らしてくれます。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20W-80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz-20kHz |
デザイン
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ツートンカラーが印象的な「Platinum B6」。おしゃれでスタイリッシュなデザインなので、リビングルームに置いても、インテリアの雰囲気を損なうことはありません。
サイズは幅230 × 高さ360 × 奥行235 mm。
音質
「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を味わえる音を届けてくれます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。
シルクドームツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現してくれます。
「Platinum B6」はB&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
まとめ
DENON「CEOL RCD-N12」はコンパクトボディでBluetooth送信機能搭載など、初めてオーディオを始められる方にも使いやすい機能が搭載されているので、女性でも簡単に高音質のサウンドを楽しむことができます。
最後にそれぞれのスピーカーの特徴をまとめてみたいと思います。
それらより少しリーズナブルな「Klipsch「Reference R-51M」。
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