マランツの8K対応、9chサラウンドAVレシーバー「SR6015」の購入を検討しておられる方の中には、1ランク下のAVレシーバー「NR1711」や、同じ8K対応9chサラウンドネットワークAVレシーバーであるデノン「AVR-X4700H」などのアンプと悩んでおられる方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方たちのお役に立てればと、「SR6015」の機能レビューに加え、「NR1711」と「AVR-X4700H」との比較、そして「SR6015」におすすめのスピーカーをご紹介します。
「NR1711」に関する詳しい情報はこちら👇

「AVR-X4700H」に関する詳しい情報はこちら👇

マランツ「SR6015」とは?

by:Marantz
AVレシーバーを購入される方は、サラウンド機能だけでなく、ステレオコンテンツも再生される方が多くおられます。
「SR6015」とは、そのようなニーズに最高の形で応えるべく、マランツのAVレシーバーの中でも特にステレオ再生能力を高めることに注力して開発されたAVレシーバーです。

特に大きな魅力は、バイアンプ再生やDolbyの最新機能や最新音声フォーマットに対応している点。
「SR6015」であれば余ったパワーアンプの動力をフロントスピーカーやハイトスピーカーへの動力として活用でき音質が劇的に向上するバイアンプ再生が可能。
将来的にはサラウンド再生したいが、「9chもいらない」、「そんなにスピーカーを置けるスペースがない」、「今は2chしかスピーカーがない」という方でもバイアンプ再生機能により2chで高音質を楽しむことができます。
バイアンプ再生のメリット
- 低音域と高音域で別々のパワーアンプを使用するので、パワフルな再生が可能。
- 低音域を分離するため逆起電力よるノイズが低減され中高域がクリアな音質になる。
- 低音域のサウンドを十分に再生することができる。
さらに、最新音声フォーマットやDolbyの最新機能である頭上も含む全方位に展開するサラウンド再生※に対応しているので、より映画館のようなサウンドを自宅で楽しみ、PlayStation5などの臨場感ある音を再生する次世代ゲーム機も十分に楽しめます。
※「SR6015」の詳しい機能は下記でご説明します。
マランツ「SR6015」がおすすめの人は?
マランツ「SR6015」はどんな人におすすめかまとめてみました。
- アンプの購入予算が15万円まで。
- AVアンプの機能とプリメインアンプの音質の両方を楽しみたい。
- 今までエントリーモデルのAVアンプからグレードアップしたい。
- 9chのサラウンドを楽しみたい。
- 新4K8Kの映像とそれのサラウンドフォーマットであるMPEG-4AACを楽しみたい。
- PlayStation5などの最新ゲーム機や超高解像度のPCゲームを高音質かつ高画質で楽しみたい。
- ネットワークオーディオを高音質で楽しみたい。
- 深夜でもBluetoothヘッドホンなどで映画や音楽を楽しみたい。
以上の点に一つでも当てはまる人は、是非購入を検討してみてください。

マランツ「SR6015」に搭載されている注目機能
マランツ「SR6015」に搭載されている注目機能の一覧です。
- 8K / 60pパススルーや4K / 120p映像信号対応。
- 4Kアップスケーリング機能搭載。
- 最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応。
- HDR10+とDynamic HDRに対応。
- 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。
- ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応。
- オートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。
以上の点を簡単にご説明します。
8K / 60pパススルーや4K / 120p映像信号対応

by:Marantz
「SR6015」は、HDMI入力1~7が出力2系統(モニター1/2)が4K/120p映像信号のパススルーに対応しています。8K/60pは1系統のみの対応です。
ただし8K対応プレーヤーを接続する際は、“Ultra High Speed 48 Gbps HDMI”ケーブルが必要になります。
8Kアップスケーリング機能搭載
入力された映像信号(1080pコンテンツ)を入力されたアナログおよびHDMI映像信号を8K/60pや4K/60pなどにアップスケーリング(映像を元の大きさよりも多い画素数に変換すること)してHDMI出力することができます。
最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応
MPEG-4 AACとは、MP3よりも高音質高圧縮を目指してMPEGによって標準化された、音声符号化技術。これは新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマットでもあります。
4K/8Kのように超高解像度な映像と共に、臨場感あふれるサラウンドサウンドを楽しむことができます。
HDR10+とDynamic HDRに対応
「SR6015」はHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加え新たに、HDR10+とDynamic HDRに新たに対応。
これまで以上に作り手の意図に忠実な色彩・コントラスト感などを再現するために、20世紀フォックスとパナソニック、サムスンの3社が共同で起ち上げた新しい技術規格で、ピーク輝度の低い薄型テレビでも高画質化を実現したもの。
HDRのプロファイル情報をシーン単位、フレーム単位で定義可能にしたもの。瞬間、瞬間で適切な最大輝度、bit数による階調表現が可能になったので、明るいシーン、暗いシーン、両方のシーンで、それぞれHDR10の10bit階調を適切に割り当て、従来のHDRに比べ暗部陰影や明部彩度に性能を発揮します。
最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応

ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応
「SR6015」には、ゲーミング専用機能である「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」、「QMS(Quick Media Switching)」が搭載されてます。
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器からの電送速度を上げることで、レイテンシーを低減させる機能。これにより、ゲームやVR機器の映像をスムーズかつシームレスに楽しめます。
映像ソース機器とディスプレイのリンクを維持したままブラックアウトや画像の乱れを回避する機能です。
従来HDMIでリンクしている映像のソースとなる機器とディスプレイ機器において、映像ソース機器がフレームレートを切換えたり、あるいは解像度を切り換えたりすると、ブラックアウトや画像の乱れなどが生じましたが、この「QMS」により解消されます。
これらに機能より、PlayStation5、Xboxなどのハイスペックなゲーム機にも対応。超高画質、高音質でストレスフリーに楽しめるAVアンプとなっています。
オートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」
「Audyssey MultEQ XT32」とは、専用マイクで音場をオートセットアップしてくれる機能。そこに「32」という数字は、下位グレードであった「Audyssey MultEQ XT」の32倍のフィルター解像度で補正を行うところからきています。
この解像度は映画館の補正で使用される「Audyssey MultEQ Pro」と同じレベル。つまり、この機能で自宅のスピーカーの距離、レベル、およびサブウーファーのクロスオーバー周波数を映画館と同じレベル、しかも自動で音場補正を行うことができるということ。
さらに「Audyssey MultEQ Editor」アプリにも対応しているので、アプリを使用してより細かな、自分なりの音場補正も可能です。
「SR6015」と「NR1711」、デノン「AVR-X4700H」の比較
「SR6015」とよく比較検討される「NR1711」と「AVR-X4700」。
それぞれの違いやポイントを見てみましょう。
「SR6015」と「NR1711」を比較

「SR6015」と比較して「NR1711」の良い点をまとめてみました。
- 価格が「SR6015」と比べ58000円安い。
- 本体サイズがAVアンプでトップレベルの厚みの約10㎝。
- 価格・サイズ以上の音質と機能。
「SR6015」に勝っている点は以上の2点。「NR1711」を最初に聞くと「このサイズ、価格でこんな音が聞けるのか!」と感動しますが、その後「SR6015」の音を聞くと、さっきの感動はどこに行ったのかと思うほど「SR6015」の音質に驚きます。
他の機能面では自動音場補正機能の「Audyssey MultEQ XT32」が「NR1711」が下位グレードであったり、D/Aコンバーターである「AK4458VN」の搭載が1基など、やはり価格差の分だけの音質の差が表れます。しかし「NR1711」のコストパフォーマンスは間違いなくトップクラスですので、価格的にもサイズ的にも満足という方には「NR1711」はおすすめです。
「NR1711」に関する詳しい情報はこちら👇

しかし、予算の余裕があるなら、まず間違いなく「SR6015」の一択です。
「SR6015」と「AVR-X4700H」との比較
まず「SR6015」と比べ「AVR-X4700H」の良いをまとめてみましょう。
- AURO-3D(イマーシブオーディオ機能)が搭載されている。
- ホームシアターとしてAVアンプ機能に特化している。
- 情報量豊富なフロントディスプレイがある。
「SR6015」と「AVR-X4700H」で悩まれる方が多いですが、そもそも二つのAVアンプはコンセプトが全く違うので、そこを中心に比較検討されるのがベストです。
「AVR-X4700H」のコンセプトは音や性能の面でもホームシアターとして楽しむことに特化して開発されているアンプです。中低音の音が太くがっしりした印象で、イマーシブオーディオが搭載されているのもそのためでしょう。映画やゲームメインで楽しみたい方には「AVR-X4700H」の方がおすすめです。
それに対し「SR6015」のコンセプトは、AVアンプとはあくまでも2ch再生(プリメインアンプ)の延長線上にあるものとして考え、ホームシアターというよりピュアオーディオルームをイメージしてシステムが構築されています。音質としては「AVR-X4700H」の上位モデルの「AVR-X6700H」に近いものがあり、中低音のサウンドよりマランツらしい高音域の再生が非常に繊細でクリアです。
サラウンドとしての音質にも、2chのステレオサウンドとしての音質もこだわるなら「SR6015」の方がおすすめです。

「SR6015」、「NR1711」、「AVR-X4700」のスペックを比較
「SR6015」、「NR1711」、「AVR-X4700」それぞれを比較しやすいように価格やスペックを一覧にまとめてみました。金額や数値の高い値を赤太字で表記しています。
| 「SR6015」 | 「NR1711」 | 「AVR-X4700H」 | |
---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ||
価格(定価) | 148000円 | 90000円 | 180000円 | |
フロント出力 | 110 W | 50 W | 125 W | |
センター出力 | 110 W | 50 W | 125 W | |
サラウンド出力 | 110 W | 50 W | 125 W | |
サラウンドバック出力 | 110 W | 50 W | 125 W | |
サラウンドチャンネル | 9.1 ch | 7.1 ch | 9.2 ch | |
インピーダンス![]() | 8 Ω | 8 Ω | 8 Ω | |
入力端子 | ||||
HDMI端子入力 | 入力×7 (8K 対応入力×1) | 入力×6 (8K 対応入力×1) | 入力×8 (8K 対応入力×1) | |
オーディオ入力 | 6 系統 | 3 系統 | 5 系統 | |
コンポーネント入力 | 2 系統 | 2 系統 | 2 系統 | |
光デジタル入力 | 2 系統 | 1 系統 | 2 系統 | |
映像コンポジット入力 | 4 系統 | 3 系統 | 3 系統 | |
同軸デジタル入力 | 2 系統 | 1 系統 | 2 系統 | |
出力端子 | ||||
HDMI端子出力 | 出力×3(モニター×2、ゾーン2×1) | 出力×1 | 出力×3(モニター×2、ゾーン2×1) | |
コンポーネント出力 | 1 系統 | 1 系統 | 1 系統 | |
基本仕様 | ||||
周波数帯域 | 10Hz~100kHz | 10Hz~100kHz | 10Hz~100kHz | |
チューナー | FM/AM | FM/AM | FM/AM | |
ワイドFM | ○ | ○ | ○ | |
HDCP2.3 | ○ | ○ | ○ | |
4K伝送 | 120p対応 | 120p対応 | 120p対応 | |
ARC対応 | ○ | ○ | ○ | |
HDR対応 | ○ | ○ | ○ | |
HDR方式 | HDR10 ドルビービジョン HLG HDR10+ Dynamic HDR | HDR10 ドルビービジョン HLG HDR10+ Dynamic HDR | HDR10 ドルビービジョン HLG HDR10+ Dynamic HDR | |
自動音場補正 | Audyssey MultEQ XT32 | Audyssey MultEQ | Audyssey MultEQ XT32 | |
AURO-3D (イマーシブオーディオ) | × | × | 〇 | |
USB | 1(フロント) | 1(フロント) | 1(フロント) | |
カラー | ブラック系 | ブラック系/シルバー系 | ブラック系 | |
ネットワーク | ||||
Bluetooth | Bluetoothバージョン 4.2、Class1 | Bluetoothバージョン 4.2、Class1 | Bluetoothバージョン 4.2、Class1 | |
Bluetoothコーデック | SBC | SBC | SBC | |
Bluetooth送信機能 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | |
DLNA | ○ | ○ | ○ | |
AirPlay | ○ | ○ | ○ | |
Spotify | ○ | ○ | ○ | |
HEOS | ○ | ○ | ○ | |
対応音声入力フォーマット | ||||
量子化ビット数 | WAV・FLAC・ALAC:16、24bit | WAV・FLAC・ALAC:16、24bit | WAV・FLAC・ALAC:16、24bit | |
DSD![]() | ○ | ○ | ○ | |
ハイレゾ | ○ | ○ | ○ | |
サイズ・重量 | ||||
幅x高さx奥行き | 440x161x398 mm | 440x105x378 mm | 434x167x389 mm | |
重量 | 12.8 kg | 8.3 kg | 13.7 kg |
「SR6015」におすすめなスピーカーはこれ!
スピーカーを選ぶ上で抑えておきたいポイントは「推奨アンプ出力」、「インピーダンス」、「再生周波数帯域」3点です。まずはそれぞれのポイントをご説明します。
- 「推奨アンプ出力」
出力に見合わないほどの出力が高いもとだと、スピーカーからの音は弱弱しくなり、逆に出力が低いとスピーカー自体の故障を招くので注意が必要です。 - 「インピーダンス」
対応するものよりスピーカーのインピーダンスが低いと故障の原因になります。また、高すぎるとノイズの原因になるので、音質の劣化を招きます。 - 「再生周波数帯域」
スピーカーがどれほど低い音から高い音まで鳴らすことができるかを指しています。一般的には60Hz-あれば低音は十分と言われていますが、より低い周波数帯域から対応していると、音の広がりがあり豊かな音を楽しむことができます。
以上の3点を踏まえ、「SR6015」は映像コンテンツより音に特にこだわったAVレシーバーなので、そういったカラーにも合う、おすすめなスピーカーをいくつかピックアップしてみました。
SONY「SS-CS3」
ソニーの最コストパフォーマンススピーカー「SS-CS3」
SONY「SS-CS3」を「SR6015」におすすめする理由

by:SONY
「SR6015」の購入を決めた方の中には、安くて音も良いスピーカーが欲しい方もおられるのではないでしょうか?この「SS-CS3」はペアで約3万と非常にリーズナブル。
「SR6015」の価格と比べると少々ミスマッチのように感じるかもしれませんが、音は非常に満足度の高い音です。リビングのどこに座っても最適な高音域を聴かせてくれる公指向性スーパートゥイーター、さらに剛性を高めるために17か所もの補強を施した本体から流れる輪郭のある低音域はまさに最高のコストパフォーマンスをもったスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 145Wまで |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz-50kHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×922×260 |
SONY「SS-NA2ESpe」
心地よい音を追及して作られたSONY「SS-NA2ESpe」。SONYのフラッグシップモデルARシリーズの概念と技術を継承したフロア型スピーカーです。
SONY「SS-NA2ESpe」を「SR6015」におすすめする理由

by:https://www.sony.jp/
「SS-NA2ESpe」はオーディオによくある少し誇張された音ではなく、音源そのものを忠実に伝えてくれるスピーカーです。例えば、自然界の映像を8Kのリアルな映像で楽しみながら、音もその場にいるかのようなリアルな音を楽しむことができるので、映像への没入感は凄まじいものになります。
また、本体の剛性が非常に高いのもこのスピーカーをおすすめするポイントの一つです。剛性が高い故に中低域の音はぼやけることなくはっきりと聴こえます。そして3連のツイーターが「SR6015」の繊細な高音域を見事に表現してくれます。
スペック
推奨アンプ出力 | 100Wまで |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~45KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 255×990×415 |
YAMAHA「NS-F700」

YAMAHAの「NS-F700」はA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)振動板を採用した16cmウーファーと13cmミッドレンジ、振動板とボイスコイルボビンを高精度に一体成形したDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターによる本格的3ウェイ構成で、量感と切れ味を両立したパワフルな中低域再生と、100kHzまでの高音域を綺麗に再生してくれます。
YAMAHA「NS-F700」を「SR6015」におすすめする理由
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「SR6015」に「NS-F700」がおすすめなのは、高音域の表現力の豊かさ。中音域から高音域のつながりも美しく、スーッと綺麗に高域まで鳴らしてくれます。女性ボーカルの高音域でもまだまだ余裕があるという感じです。
また、「SR6015」の機能の一つでもある「バイアンプ再生」を行うことで、広く響き渡る重厚な低音を楽しむことができます。音楽から映画に至るまでどのジャンルでも十分に楽しむことができるスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
Klipsch「Reference R-820F」

オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したフロアスタンディングスピーカー「Reference R-820F」。2chだけで、十分な音と迫力を楽しめるスピーカーです。
Klipsch「Reference R-820F」を「SR6015」におすすめする理由

by:Amazon
Klipsch「Reference R-820F」を「SR6015」におすすめする一番の理由は、Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンが使用されたアルミニウムLTSツイーターの広指向特性と20.32cmのIMGウーファー×2からのパワフルなサウンドです。
「SR6015」をリビングに設置することが多いと思いますが、リビングではどうしても壁や障害物に音が当たり余計な残響音が起こることがあります。しかし、このスピーカーのTractrix(トラクトリクス)ホーンがリスナーへ的確な音を届けてくれます。

スペック
推奨アンプ出力 | 150W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~21KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 277×1093×443 |
B&W「603」
次におすすめしたいのは、B&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載したトールボーイスピーカー「603」です。
B&W「603」を「SR6015」におすすめする理由
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B&W「603」をおすすめする理由は「メリハリがはっきりしている」音質にあります。「SR6015」はデノンやYAMAHAのアンプなどに比べ、個々の音がはっきりしています。そのためメリハリのある音を出す傾向のある「603」をはじめB&Wのスピーカーは「SR6015」と非常によく合います。
ただし、エイジングが進んでいないと、求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。エイジングが進めば、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランドで、中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
DALI「OBERON1」を「SR6015」におすすめする理由

出典:Amazon
「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドで非常にコストパフォーマンスの高いスピーカーです。
映画、音楽、PS4、任天堂switchなどのゲーム機など、どんなソースの音楽でも豊かに表現してくれるオールラウンダー。次世代ゲーム機でもあるPS5やXboxなども含め、間違いなくテレビの環境から大幅に音のクオリティを上げてくれるでしょう。
スペック
推奨アンプ出力 | 25-100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約98000円ほどです。
DALI「MENUET MR」を「SR6015」におすすめする理由
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。「SR6015」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
レコードプレーヤーのカートリッジに関する詳しい説明はこちら👇

スペック
推奨アンプ出力 | 20-100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
Klipsch「Reference R-51M」

オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したブックシェルフスピーカー。
Klipsch「Reference R-51M」を「SR6015」におすすめする理由

by:Amazon
おすすめのポイントは何と言っても独自技術「Tractrix(トラクトリクス)ホーン」です。このツイーターが「SR6015」の繊細で透明感のある高音域を的確に届けてくれます。女性ボーカルを良く聞かれる方にはピッタリのスピーカー。実売価格がペアで4万以下にも関わらず、かなり質の高い音を楽しめます。
スペック
推奨アンプ出力 | 85-350W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz~21KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 178×338×215 |
JBL「STUDIO 620」
JBLからおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
JBL「STUDIO 620」を「SR6015」におすすめする理由
「SR6015」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、「硬く鋭い」という印象のある高音域のはっきりとした音です。この感じが「SR6015 」にちょうどマッチしています。また、このスピーカーはバスレフ型で、剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
さらに中音域の解像度の高さと厚みもあり、どれだけ多くの楽器が鳴っていてもぼやけることなく鳴らし分けてくれます。管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
スペック
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。
B&W「607 S2 AE」を「SR6015」におすすめする理由

出典:Amazon
「SR6015」にB&W「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、2ch構成で十分過ぎるほど、映画や音楽の迫力のサウンドを届けてくれる全体的なクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめる。また、音切れが良くレスポンスも爽快。
ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
音を聴いてるとき、スピーカーから聴こえてくる感覚ではなく、クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。
エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザインです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30-100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
最後に
「SR6015」はミドルクラスのAVレシーバーなので、今回おすすめのスピーカーはエントリークラスでも十分なスペックのものからミドルクラスまでのスピーカーをご紹介しました。
しかし、「SR6015」は1ランク上のスピーカーでも十分に鳴らすだけのポテンシャルを持ったAVレシーバーなので、今後グレードアップさせていくのも良いかもしれません。是非お気に入りのAVレシーバーとスピーカーで最高の音を楽しんでください。
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