ハイクラスAVアンプを聞いてみたいけど、価格が高くて手が出ないという方におすすめなのがヤマハハイクラスAVアンプ「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの新モデル「AVENTAGE RX-A2A」。
今回は、「AVENTAGE RX-A2A」の機能レビューとおすすめのスピーカーをご紹介します。
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」とは?
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」の違い
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」に搭載されている機能
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」のスペック
- ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」におすすめなスピーカーはこれ!
- まとめ
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」とは?
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」とは、従来モデル「RX-A870」「RX-A770」の後継機にあたるAVアンプ。
外観は2020年に10年ぶりにデザイン変更がされたヤマハのVシリーズと同様、フロントパネルの中心にボリュームノブを配置し、電源ボタンや音量ノブ以外のインターフェイスをタッチパネル化したシンプルなデザインが特徴です。
Vシリーズよりグレードが上の「AVENTAGE RX-A2A」は、音質設計のコストを抑えつつもヤマハのハイクラスAVアンプと同じ音質設計を採用。しかし、Vシリーズの上位モデルである「RX-V6A」との価格差は17000円とハイクラスにも関わらず、リーズナブルな価格。
ハイクラスAVアンプが欲しいけど、高すぎて手が出ないという方の望みにピッタリはまるAVアンプとなっています。
「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの大きな特徴でもあるのが、上の写真の丸く囲った部分にある5本目の足。
これは制振技術(アンチレゾナンステクノロジー)に基づいて設計されたもので、独自の振動吸収構造を形にした「アンチレゾナンスレッグ」がついています。
安いアンプでは長時間視聴で聴き疲れしますが、「AVENTAGE RX-A2A」は長時間の視聴でも聴き疲れしない音質を基本に力強く安定感のある低域再生とクオリティーの高い音質設計が行われています。
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」の違い
ヤマハのAVアンプを購入するにあたってよく比較されるのが、ワンランク下のヤマハVシリーズ「RX-V6A」。
ここで「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」の違いを整理しておきましょう。
違い①「アンチレゾナンスレッグ」+ 強化された制振性と剛性
上述もしましたが、「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」の大きな違いの1つは何と言っても、独自の振動吸収構造を形にした「アンチレゾナンスレッグ」。
「アンチレゾナンスレッグ」は、本体のシャーシの共振を効果的に分散・抑制してくれる優れもの。
さらに本体のサイドパネルやボトムシャーシにリブ・押出し加工を施し、天面部はスチールとABS素材を組み合わせた二重構造とすることで、すぐれた制振性と剛性を確保し、電源トランスが発するわずかな振動も徹底して抑え込み、不要なノイズの発生を抑え、クリアで原音に忠実な音を再生してくれます。
違い②「リモート接続」
「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」の機能面での違いには「別の部屋から操作できるようにする(リモート接続)」機能というものがあります。
赤外線受信機・送信機をリモートイン・アウト端子に接続すればこの製品のリモコン
または外部機器のリモコンを使って別の部屋(ゾーン)から操作可能です。
違い③「着脱式の電源ケーブル」
「AVENTAGE RX-A2A」と「RX-V6A」には電源ケーブルに関しても違いがあります。「RX-V6A」は、電源ケーブルが取り外しできないタイプですが、「AVENTAGE RX-A2A」は着脱式の電源ケーブルとなっています。
これがかなり大きなメリットを生み出します。電源ケーブルを変更できるということは、より安定した電気で、電気的なノイズを除去したクリーンな電源を供給できるケーブルに変えることができるからです。同じ環境、同じスピーカーを使用した場合に聴感上での変化を十分に感じられる違いがあります。
さらに「AVENTAGE RX-A2A」はAVアンプですので、電源ケーブルをハイエンドモデルに変更するなら画像の解像度が上がり、輝度のピークも変化するので、PS5などの次世代ゲーム機の使用を考えていて、より音と画像にこだわりたいなら「AVENTAGE RX-A2A」がおすすめです。
違い④「電源トランスやブロックコンデンサー」
「RX-V6A」に比べ「AVENTAGE RX-A2A」は電源部も強化されています。100×125mmサイズ/重量3.8kgの電源トランスや、10000μFのブロックコンデンサーなど、AVENTAGEグレードで選択されたパーツが使用されているので、入手しやすいハイクラスAVアンプとは言え、しっかりと「V6A」との音質の線引きがされています。
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」に搭載されている機能
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」に搭載されている主な機能は以下のとおりです。
- 8K / 60pパススルーや4K / 120p映像信号対応。
- 4Kアップスケーリング機能搭載。
- 最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応。
- HDR10+とDynamic HDRに対応。
- 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。
- ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応。
- 視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」。
- ワイヤレスストリーミングスピーカー対応。
- 「Dolby Atmos®」&「DTS:X®」対応デコーダー搭載、「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応。
以上の機能レビューしていきましょう。
8K / 60pパススルーや4K / 120p映像信号対応
「AVENTAGE RX-A2A」は、すべてのHDMI端子が4K/120pの映像信号に対応。4K/120p及び8K / 60pパススルーはHDMI端子1~3が対応です。
PS5のスペックにも十分応えられる性能をもっています。
4Kアップスケーリング機能搭載
入力された映像信号(1080pコンテンツ)を4K/60pなどにアップスケーリング(映像を元の大きさよりも多い画素数に変換すること)してHDMI出力することができます。
最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、7.1 ch)対応
MPEG-4 AACとは、MP3よりも高音質高圧縮を目指してMPEGによって標準化された、音声符号化技術。これは新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマットでもあります。
「AVENTAGE RX-A2A」を導入することで、4K/8Kのように超高解像度な映像と共に、臨場感あふれるサラウンドサウンドを楽しむことができます。
HDR10+とDynamic HDRに対応
「AVENTAGE RX-A2A」ではHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加え新たに、HDR10+とDynamic HDRに新たに対応。
これまで以上に作り手の意図に忠実な色彩・コントラスト感などを再現するために、20世紀フォックスとパナソニック、サムスンの3社が共同で起ち上げた新しい技術規格で、ピーク輝度の低い薄型テレビでも高画質化を実現したもの。
HDRのプロファイル情報をシーン単位、フレーム単位で定義可能にしたもの。瞬間、瞬間で適切な最大輝度、bit数による階調表現が可能になったので、明るいシーン、暗いシーン、両方のシーンで、それぞれHDR10の10bit階調を適切に割り当て、従来のHDRに比べ暗部陰影や明部彩度に性能を発揮します。
最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応
ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応
「AVENTAGE RX-A2A」は、ゲーミング専用機能「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」、「QMS(Quick Media Switching)」を搭載しています。
※QMSは搭載しているHDMI ICでは新規格HDMI2.1aのQMS対応ができないため、対応が見送りとなりました。
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器からの電送速度を上げることで、レイテンシーを低減させる機能。これにより、ゲームやVR機器の映像をスムーズかつシームレスに楽しめます。
映像ソース機器とディスプレイのリンクを維持したままブラックアウトや画像の乱れを回避する機能です。
従来HDMIでリンクしている映像のソースとなる機器とディスプレイ機器において、映像ソース機器がフレームレートを切換えたり、あるいは解像度を切り換えたりすると、ブラックアウトや画像の乱れなどが生じましたが、この「QMS」により解消されます。
これらに機能を搭載しているので、次世代ゲーム機PlayStation5、Xboxなどのハイスペックなゲーム機にもおすすめなAVアンプです。
また、最新機能搭載アンプなので、これから長く使用できるAVアンプとも言えます。
視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」
視聴環境最適化システム「YPAO-R.S.C.」(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)とは、付属のマイクをリスニングポジションに設置し、「YPAOボタン」を押すだけで、その部屋の最適なサウンドを設定する機能。
室内の初期反射音を積極的に制御して左右スピーカーの設置環境の違いによる音質・音場の偏りなども補正する「YPAO-R.S.C.」(Reflected Sound Control)も搭載。
最大8箇所からの計測結果を総合評価して調整精度を高めるマルチポイント測定、室内の初期反射音を制御して左右スピーカーの設置環境の違いによる音質・音場の隔たりなども有効に補正します。
ワイヤレスストリーミングスピーカー対応
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AVアンプのセッティングで非常に面倒な作業の一つが、スピーカーケーブルの接続。
ケーブルも綺麗に隠すことができなかったり、ケーブルにホコリがたまり、掃除しにくかったりと何かと大変。
しかし、「AVENTAGE RX-A2A」は、ワイヤレスストリーミングスピーカー対応なので、その煩わしい作業から解放されます。
ワイヤレスストリーミングスピーカーとはその名の通り、ケーブルがなくネットワークやBluetoothなどの回線を通じてサウンドを届けてくれるスピーカー。
これらのスピーカーを使えば、ケーブルレスでサラウンド環境を構築することも可能です。
MusicCast 20
MusicCast 50
MusicCast SUB 100(サブウーファー)
「Dolby Atmos®」&「DTS:X®」対応デコーダー搭載、「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応。
「AVENTAGE RX-A2A」の搭載されている機能、Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)とDTS:X®対応デコーダー搭載と「Dolby Atmos Height Virtualizer」対応という2点。
このデコーダーにより「AVENTAGE RX-A2A」はスピーカーから出るそれぞれの音を、頭上を含めた室内のあらゆる位置に定位または移動させ、3次元的な音響空間を簡単に創り上げることのできます。
さらに「Dolby Atmos Height Virtualizer」は、ハイトスピーカーを設置できない環境でも高さ方向を含むあらゆる方向からの音を感じられる音場を作り出すことができます。
つまり、「AVENTAGE RX-A2A」なら、映像の世界にいるかのような臨場感を楽しめるのです。
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」のスペック
音質関連 | 内蔵パワーアンプ数 | 7 |
---|---|---|
定格出力(20Hz-20kHz、2ch駆動) | 100W/ch(8Ω, 0.06%THD) | |
定格出力(1kHz、1ch駆動) | 125W/ch(8Ω, 0.9%THD) | |
実用最大出力(1kHz、1ch駆動) | 150W/ch(8Ω, 10%THD)、160W/ch(6Ω, 10%THD) | |
フロントバイアンプ | ● | |
シネマDSP/YPAO(視聴環境最適化システム)/サラウンド関連 | シネマDSP | ● |
シネマDSP<3Dモード> | ● | |
シネマDSP 総プログラム数 | 17 | |
バーチャルシネマDSP(2ch~3.1ch対応) | ● | |
バーチャル・シネマフロント | ● | |
バーチャル・プレゼンススピーカー | ● | |
バーチャル・サラウンドバックスピーカー | ● | |
バーチャル・リアプレゼンススピーカー | ー | |
サイレントシネマ(ヘッドホンサラウンド機能) | ● | |
DSPエフェクトレベルノーマライズ | ● | |
アダプティブDRC (ダイナミックレンジ自動制御機能) | ● | |
アダプティブDSP (DSPレベル自動制御機能) | ● | |
ダイアログレベル調整/ダイアログリフト | ● / ● | |
YPAO(視聴環境最適化システム) | ● | |
YPAO マルチポイント計測 | ● | |
Extra Bass | ● | |
ミュージックエンハンサー | ● | |
対応デコードフォーマット | Dolby Atmos/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Digital/DTS:X/DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolution Audio/DTS Express/DTS/DTS 96/24/DTS-ES Matrix 6.1/DTS-ES Discrete 6.1/AAC/Dolby Surround/DTS Neo:6(Music/Cinema)/Neural:X | |
映像関連 | 3D映像対応パススルー | ● |
HDMIパススルー | 8k60B*/ 4k120AB* *HDMI Licensing Administrator, Inc.で定義されている正式なフォーマット対応の呼称、ファームウェアアップデートで対応予定 | |
リピート出力 | ●4K | |
ビデオアップコンバージョン | ー | |
ビデオアップスケーリング | ー | |
ディープカラー(30/36bit) | ● | |
x.v.Color | ● | |
BT.2020 Colorimetry | ● | |
HDR伝送(High Dynamic Range) | HDR10/Dolby Vision/HLG(Hybrid Log Gamma) | |
HDR 10+ | ● ※ファームウェアアップデートで対応予定 | |
リフレッシュレート | VGA、480i:60Hz、480p:60Hz、1080i:50/60Hz、720p:50/60Hz、1080p:24/25/30/50/60Hz、4K:24/25/30/50/60Hz | |
4Kアップスケーリング | ● | |
HDMI制御関連 | 対応音声フォーマット | Dolby Atmos/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Digital/DTS:X/DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolution Audio/DTS Express/DTS/DSD 2.8MHz 2ch-6ch/PCM 2ch-8ch(Max 192kHz/24bit)/AAC |
HDCP2.3 | ● | |
HDMI CEC(リンク機能) | ● | |
オーディオリターンチャンネル(ARC) | ● | |
HDMI eARC | ● | |
オートリップシンク | ● | |
スタンバイスルー/スタンバイインプットセレクト | ● / ● | |
入出力関連 | HDMI入力/出力 | 7 / 1 |
HDCP2.3対応 | ●(7入力 / 1出力) | |
デジタル音声入力 | 光1 / 同軸1 | |
アナログ音声入力 | RCA4(Phono1含む) | |
その他入力端子 | リモートイン1 | |
スピーカー出力 | 9(フロントL/R、センター、サラウンドL/R、エクストラスピーカー1L/R [プレゼンス、ゾーン2と割り当て変更可能]、エクストラスピーカー2L/R [サラウンドバック、ゾーン2、バイアンプL/Rと割り当て変更可能]) | |
プリアウト | 2(フロントL/R)、サブウーファー[モノラル]x2 | |
ゾーン | 2(ゾーン2出力) | |
ネットワーク Ethernet/Wireless | ● / ● | |
USB(音声入力用〔USB2.0〕) 端子数 | 1(フロント) | |
USBデバイスタイプ | USBマスストレージクラス(FAT16/FAT32) | |
USB対応音声フォーマット | MP3、WMA、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、ALAC、AIFF、DSD ※DRM(デジタル著作管理)により保護されたファイルは再生できません。 | |
USB対応サンプリング周波数 | 96kHz/24bit(ALAC)、384kHz/32bit(WAV*/AIFF)、384kHz/24bit(FLAC)、48kHz(MP3、WMA、MPEG-4 AAC)、11.2MHz/1bit(DSD)、5.6MHz/1bit(DSD)、2.8MHz/1bit(DSD) *リニアPCM フォーマットのみ。32bit-float ファイルは再生できません。 | |
USBアルバムアート | ● | |
映像入力 | ー | |
映像出力(モニター) | ー | |
ヘッドホン出力 | 1 | |
その他出力端子 | トリガーアウト1、リモートアウト1 | |
ネットワーク関連 | Ethernet インターフェース | 100Base-TX/10Base-T |
無線LAN規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac* *acは20MHzチャンネル帯域幅のみ | |
無線周波数帯域 | 2.4GHz/5GHz | |
WPS (Wi-Fi Protected Setup) | プッシュボタン式 、PIN コード式 | |
対応セキュリティ | WEP、WPA2-PSK(AES)、Mixed Mode | |
MusicCast®機能 | ● | |
AirPlay/ミュージックプレイ | ●(AirPlay 2, 音声のみ対応)/ ● | |
対応音声フォーマット | MP3、WMA、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、ALAC、AIFF、DSD ※DRM(デジタル著作管理)により保護されたファイルは再生できません。 | |
ギャップレス再生 | ●(WAV、FLAC、ALAC、AIFF、DSD) | |
ストリーミングサービス | radiko、Amazon Music、Spotify Connect、Deezer HiFi、3PDA(enhanced Alexa Voice Control)、インターネットラジオ | |
PCバックアップ | ● | |
Bluetooth®関連 | バージョン | Ver.4.2 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP | |
対応コーデック | 受信:SBC/AAC、送信:SBC | |
対応コンテンツ保護 | 受信/送信*:SCMS-T方式 *SCMS-T非対応のBluetoothスピーカーやヘッドホンには、一部コンテンツは送信できません。 | |
無線出力 | Bluetooth Class2 | |
最大通信距離 | 10m(障害物が無いこと) | |
その他の特長・仕様 | ワイドFM/AMチューナー | ●(40局プリセット) |
エコモード(消費電力20%ダウン) | ● | |
オートスタンバイ | ● | |
オーディオディレイ(リップシンク) | ● | |
ピュアダイレクトモード | ● | |
ダイレクトモード | ● | |
DSDダイレクト | ー | |
オンスクリーン機能 | ●(8ヶ国語対応日本語GUI) | |
フロントディスプレイ表示 | ●(日本語表示対応) | |
リネーム機能 | ●(テンプレートから選択) | |
SCENE(一括設定切替メモリー) | ●(8パターン) | |
ゾーン機能 | ゾーン2スピーカー機能 | |
ダンピングファクタ | フロントL/R(1kHz, 8Ω):100以上 | |
入力感度/入力インピーダンス | PHONO(1kHz, 定格出力):3.5mV/47kΩ、AUDIO3他(1kHz, 定格出力):200mV/47kΩ | |
出力電圧/出力インピーダンス | プリアウト / フロントL/R, 1kHz:1.0V/470Ω、プリアウト / サブウーファー(50Hz):1.0V/470Ω、ゾーン2アウト:1.0V/470Ω | |
最大許容入力 | PHONO(1kHz, 0.5%THD):45mV、AUDIO3他(1kHz, 0.5%THD):2.4V | |
周波数特性 | AUDIO3他→フロント(ピュアダイレクト)(10Hz~100kHz):+0/-3dB | |
RIAA偏差 | PHONO(20Hz~20kHz):0±5dB | |
全高調波歪率 | PHONO→プリアウト(ピュアダイレクト)(1kHz, 1V):0.02%以下、AUDIO3他→フロント(ピュアダイレクト)(20Hz~20kHz, 50W, 8Ω):0.04%以下 | |
SN比 | PHONO(ピュアダイレクト)(入力1kΩショート, SP OUT):95dB以上、AUDIO3他(ピュアダイレクト)(入力1kΩショート, SP OUT):110dB以上 | |
残留ノイズ(IHFネットワーク) | フロントL/R(SP OUT):150μV以下 | |
チャンネルセパレーション | PHONO(入力1kΩショート, 1kHz/10kHz):60dB/55dB以上、AUDIO3他(入力1kΩショート, 1kHz/10kHz):70dB/50dB以上 | |
音量可変範囲 | メインゾーン:MUTE、-80dB~+16.5dB(0.5dBステップ)、ゾーン2:MUTE、-80dB~+10.0dB(0.5dBステップ) | |
トーンコントロール特性 | [メインゾーン]BASS(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 50Hz、BASS(ターンオーバー周波数):350Hz、TREBLE(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 20kHz、TREBLE(ターンオーバー周波数):3.5kHz [ゾーン2]BASS(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 50Hz、BASS(ターンオーバー周波数):350Hz、TREBLE(可変幅):±6.0dB/0.5dBステップ, 20kHz、TREBLE(ターンオーバー周波数):3.5kHz | |
フィルター特性 | [fc=40/60/80/90/100/110/120/160/200 Hz] H.P.F.(フロント, センター, サラウンド, サラウンドバック):12dB/oct.、L.P.F.(サブウーファー):24dB/oct. | |
スピーカー推奨インピーダンス | フロント:4Ω以上、その他:6Ω以上 | |
脱着式ACケーブル | ー | |
リモコン | ● | |
消費電力 | 360W | |
待機時消費電力(HDMIコントロール、スタンバイスルー オン/オフ) | 2.4W / 0.1W | |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 435W×171H×372Dmm(脚部、突起物を含む)、435W×245H×372Dmm(無線アンテナ直立時) | |
質量 | 10.2kg | |
付属品 | 電源コード、リモコン、単4乾電池2本、AMアンテナ、FMアンテナ、YPAO用マイク、スタートアップガイド、安全上のご注意 |
ヤマハ「AVENTAGE RX-A2A」におすすめなスピーカーはこれ!
「AVENTAGE RX-A2A」のスペックを元におすすめのスピーカーをまとめてみました!
ヤマハ ワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCastシリーズ」
まず「AVENTAGE RX-A2A」に是非おすすめしたいのは先ほども少し触れたヤマハのワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCastシリーズ」です。
ケーブルの接続の必要もないうえ、ネットワーク経由での音質は劣化もありません。さらにスマートホンとも直接つながり、複数そろえればサラウンド環境まで構築できる優秀なスピーカーです。
スペック
「MusicCast 20」が最大出力40W(ツィーター 6Ω 15W、ウーファー 4Ω 25W)、再生周波数特性60Hz~20kHz。
「MusicCast 50」が最大出力35W+35W、スピーカーユニットが3cmソフトドームツィーター×2、10cmウーファー×2、再生周波数特性55Hz~20kHz。
「MusicCast SUB 100」が出力130W(100Hz、5Ω 10% THD)、再生周波数特性28Hz~300Hz。
デザイン
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デザインは「MusicCast 20 & 50」はスタイリッシュなオーバルデザイン。
リビングのどこに置いてもインテリアの雰囲気をあげてくれる高級感のある質感にデザインです。
カラーはブラックとホワイトの二色展開。
サイズは「MusicCast 20」が150W×186H×130Dmm。
「MusicCast 50」が400W×121H×200Dmm。
「MusicCast SUB 100」はブラックのみですが、デザインは「AVENTAGE RX-A2A」と似たシンプルなデザイン。すべて「MusicCast」のブラックで統一してみたくなる出来栄え。
サイズは252W×383H×418Dmm。
音質
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「MusicCast 20」の音質は、中高音域にかけて、透き通る抜けの良い印象。ヤマハらしい原音に忠実なサウンドを届けてくれます。
最初低音は足らないと感じる方もおられるかもしれませんが、設定で変更すれば、誤差の範囲です。サラウンド、ステレオスピーカーして十分なパワーと音質を提供してくれます。
「MusicCast 50」は、ステレオで35W+35Wなのでリビングで聴く分には十分すぎるほどの出力。
高音域は透明感と伸びがあり心地の良いサウンド。中音域のサウンドも張りがあり、低域もこのサイズなのにキレのある音。全体的に音像の立体感があります。
低域にさらに迫力を求める方には「MusicCast SUB 100」は必須アイテムです。
フロントに「MusicCast 50」、サラウンドに「MusicCast 20」×2、サブウーファーに「MusicCast SUB 100」でワイヤレス5.1chサラウンドを十分に楽しめます。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。価格はペアで約50000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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「AVENTAGE RX-A2A」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「AVENTAGE RX-A2A」はワイドレンジな音を届けてくれるAVアンプなので、もう少し低音域のサウンドが欲しいと思われるなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約98000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。高音域も伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。「AVENTAGE RX-A2A」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
レコードプレーヤーのカートリッジに関する詳しい説明はこちら👇
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。価格は17000 – 22000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
デザイン
デザインもシックなデザインでまとまっていますし、外形寸法が高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。
音質
「AVENTAGE RX-A2A」にJBLのスピーカー、「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。
YAMAHA「NS-F700」
YAMAHAの「NS-F700」はA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)振動板を採用した16cmウーファーと13cmミッドレンジ、振動板とボイスコイルボビンを高精度に一体成形したDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターによる本格的3ウェイ構成で、量感と切れ味を両立したパワフルな中低域再生と、100kHzまでの高音域を綺麗に再生してくれます。
スペック
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
デザイン
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「NS-F700」は非常にスタイリッシュ個性的なデザインが魅力です。独特の天面のラウンドフォルムやピアノブラックカラーが高級感を引き立たせます。リビングルームに置いた時の迫力は圧巻。
音質
「AVENTAGE RX-A2A」に「NS-F700」がおすすめなのは、高音域の表現力の豊かさ。中音域から高音域のつながりも美しく、スーッと綺麗に高域まで鳴らしてくれます。女性ボーカルの高音域でもまだまだ余裕があるという感じです。
音楽から映画に至るまでどのジャンルでも十分に楽しむことができるスピーカーです。
JBL「STUDIO 620」
JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
デザイン
デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。サイズは奥行 240mm × 幅 190mm × 高さ 312mm。
音質
「AVENTAGE RX-A2A」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。
高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。また、このスピーカーはバスレフ型で、剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。価格は約90000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
デザイン
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エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。
しかもサイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。
音質
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「AVENTAGE RX-A2A」にB&W「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。
また、音切れが良くレスポンスも爽快。ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。
もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。価格はペアで約80000~90000円以下。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |
デザイン
「Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。サイズは 高さ 360 × 幅 230 × 奥行 235 mm。
音質
「Platinum B6」はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。「AVENTAGE RX-A2A」から送られる音源を「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。
B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
次に「AVENTAGE RX-A2A」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたというスペシャルモデル。価格はペアで約75000~88000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 最大120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 44Hz~35KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 208×359×275 |
デザイン
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「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、フロントバスレフ型なので、設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。
音質
「Debut Rererence DBR 62」を「AVENTAGE RX-A2A」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。
ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。しかし、高音域だけがこのスピーカーの魅力ではありません。
ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しています。
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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。
トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャスの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。
200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライヴ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。
DALI「OBERON5」
DALIからおすすめしたいトールボーイスピーカーは「OBERON5」です。
このトールボーイスピーカーはDALIから
究極のパフォーマー
と紹介されているほどのポテンシャルをもったトールボーイスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
デザイン
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非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも家具が少ないなら圧迫感なく置けます。
音質
「OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。
低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。
また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。
映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。高音質のライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。
ペアで10万円しないで手に入れれますので、これからミドルクラスのトールボーイスピーカーを聞いてみたいと思っておられるには、最初に購入するトールボーイスピーカーとしてもおすすめです。
B&W「603」
次に「AVENTAGE RX-A2A」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
デザイン
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ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。
サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型に近いサイズです。トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。
音質
DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージです。
よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。ただし、エイジングが進んでいないと、求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。
しかし、ひとたびエイジングが進めば、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
まとめ
最後にそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。
ヤマハ「MusicCastシリーズ」
「MusicCast 20」最大出力40W(ツィーター 6Ω 15W、ウーファー 4Ω 25W)、再生周波数特性60Hz~20kHz。
「MusicCast 50」が最大出力35W+35W、スピーカーユニットが3cmソフトドームツィーター×2、10cmウーファー×2、再生周波数特性55Hz~20kHz。
「MusicCast SUB 100」が出力130W(100Hz、5Ω 10% THD)、再生周波数特性28Hz~300Hz。
DALI「OBERON1」
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
DALI「MENUET MR」
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
JBL「Stage A130」
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
YAMAHA「NS-F700」
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
JBL「STUDIO 620」
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
B&W「607 S2 AE」
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
TANNOY「Platinum B6」
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
推奨アンプ出力 | 最大120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 44Hz~35KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 208×359×275 |
DALI「OBERON5」
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
B&W「603」
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
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