AVアンプの購入を検討される方が近年のおうち時間の増加で非常に増えてきています。
でも、AVアンプはハードルが高く感じてる方も多く、どんなAVアンプがいいのか迷うことも多いのが現実。
AVアンプ購入検討中のオーディオ初心者の多くの方の意見でよく聞かれるのは、、、。
価格はそこまで高価でない方がいい。
スマートフォンやアレクサでの操作など連携できると便利そう。
音質はピュアオーディオとはいかずとも高音質の感動を感じたい。
映画館のような音を家で手軽に楽しみたい。
といった意見がよく聞かれます。
価格がそこまで高価ではないのに音質が良いというのはオーディオでは相反するような考えにも思えますが、そんな良いとこ取りのようなアンプが2021年11月にDENONから発売されたAVアンプ「AVR-X1700H」です。
今回は、DENON「AVR-X1700H」の機能をわかりやすくレビュー。
そして、「AVR-X1700H」に合うおすすめのスピーカーをリーズナブルなものからピュアオーディオに対応できるものまで合わせてご紹介します。
- DENON AVアンプ「AVR-X1700H」とは?
- DENONの全ての音を決めるサウンドマスター
- DENON AVアンプ「AVR-X1700H」の主な機能のレビューと音のこだわり
- シンプル&ストレートを徹底したプリアンプとボリューム回路
- Dolby Atomos Enabled、Dolby Atomos Height Virtualizer、DTS Virtual:X機能搭載
- 8K / 60Hzや4K / 120Hz映像信号対応
- 8Kアップスケーリング機能搭載
- 最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応
- HDR10+とDynamic HDRに対応
- 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応
- ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応
- 「AVR-X1700H」専用にチューニングされた大容量10,000uFのカスタムコンデンサー搭載
- 「AVR-X1700H」と前モデル「AVR-X1600H」の違い
- 「AVR-X1700H」と前モデル「AVR-X1600H」の音質の違い
- DENON AVアンプ「AVR-X1700H」のスペック
- DENON AVアンプ「AVR-X1700H」におすすめなスピーカーはこれ!
- まとめ
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」とは?
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」とは、2019年6月中旬に発売された「AVR-X1600H」の後継機である7.2ch対応AVサラウンドレシーバーです。
DENONの7.2chAVサラウンドレシーバーのエントリーモデルクラスのAVアンプです。
価格はメーカー希望小売価格が77,000円(税込)。
実売価格は58,000~62,000円ほどの間で販売されています。
主な特長は?
映画館のような臨場感を楽しめるDolby Atomos、DTS:Xに対応。
高画質映像の4K/120Hzや8K/60Hz、8Kアップスケーリングも対応するうえ、特に注目なのがDENONのサウンドマスター・山内伸一氏が初めて開発の初期から深く関わったAVアンプという点。
リーズナブルなのに音質もいい、良いとこ取りのAVアンプなのが「AVR-X1700H」です。
DENONの全ての音を決めるサウンドマスター
DENONのオーディオについてあまり詳しくない方にとっては「サウンドマスター・山内伸一氏とは?」と思われる方もおられると思いますので、サウンドマスター・山内伸一氏について少しご説明させていただきます。
そもそもDENONのサウンドマスターとは、例えるなら酒蔵にただ一人しかいない酒の味を決める杜氏のような働きをする人。
つまり、DENONの全製品の音決めをするのがサウンドマスターという仕事です。
山内伸一氏は元々設計者として開発に携わっておられ、2015年1月にDENONサウンドマネージャー(現サウンドマスター)に就任され、その後非常に評価の高いプリメインアンプ「2500NE」、「1600NE」、「600NE」などの「New Era」シリーズを世に送り出し、フラッグシップモデル「SX1 LIMITED」を発表し、オーディオ業界でその活躍が話題になりました。
最近では、人気のサウンドバーに関してもピュアオーディオな音をこだわった「DHT-S216」などを手掛けてこられ、全てのサウンドをチェック、チューニング、音の決定を担うDENONの音の門番として働いておられます。
そんなサウンドマスターの山内伸一氏が、今回の「AVR-X1700H」に関していつもの開発と違うのが、AVアンプの価格としては希望小売価格が77,000円と比較的リーズナブルな価格設定にも関わらず、山内氏が掲げるサウンドフィロソフィー「Vivid & Spacious」に基づき基本設計からチューニング、最終的なチェックまでこだわったAVアンプとなっているという点。
詳しくは後述しますが、音に関するこだわりは、内蔵されているICチップからビスの選定、緩衝材、基板上のパターンの変更など多岐にわたり、電子部品やその他で合計100カ所もの変更が行われており、前モデル「AVR-X1600H」とは全くの別物に仕上がっていると言われています。
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」の主な機能のレビューと音のこだわり
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」の主な機能をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
- シンプル&ストレートを徹底したプリアンプとボリューム回路。
- Dolby Atomos Enabled、Dolby Atomos Height Virtualizer、DTS Virtual:X機能搭載。
- 8K / 60Hzや4K / 120Hz映像信号対応。
- 8Kアップスケーリング機能搭載。
- 最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応。
- HDR10+とDynamic HDRに対応。
- 最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。
- ゲーム&VR体験の質を向上させるVRR、QMS、QFTに対応。
- AVR-X1700H専用にチューニングされた大容量10,000uFのカスタムコンデンサーを搭載。
以上の点を詳しくご説明します。
シンプル&ストレートを徹底したプリアンプとボリューム回路
AVアンプには、コンデンサーやICチップなど様々な先進技術が盛り込まれて出来上がっています。「AVR-X1700H」の音へのこだわりはこういった細かなところから始まっています。
例えば、ICチップを例にご説明しましょう。
ICチップとは複数の機能を一つのチップに搭載し、機能の集約化、省スペース化などが可能なるため機能を集約した一体型のICチップはお手軽で便利なのものとして活用されています。
しかし、「AVR-X1700H」ではその逆のことをしています。
具体的には、「入力セレクター」「ボリュームセレクター」「出力セレクター」を集約して一つのICチップで運用できるところをそれぞれ個別のカスタムデバイスを採用しているのです。
この目的は「シンプル&ストレートな回路」を作るためです。
「ICチップに機能を集約した方がシンプルじゃないの!?」と思われるかもしれませんが、オーディオに関して言えばそれは違います。下の図は集約化したICチップの活用イメージです。
機能を一つのチップに集約した場合、上の図のように信号経路が長くなったり、多くなったり、迂回したりと信号の通り道が長くなり、結果としてノイズを拾ったり、ノイズを出したりといった音へ悪影響を及ぼします。
しかし、それぞれ別のカスタムデバイスを採用するなら下の図のようになります。
シンプル&ストレートな回路で配置することができ、信号経路が長くなるなどの無駄がなくなるので音質への影響も最低限に抑えることができます。
こういった作り方は本来AVアンプで採用されることは少なく、ピュアオーディオ用2chアンプの作り方です。
エントリーモデルクラスのAVアンプ「AVR-X1700H」で採用されていることからDENONのサウンドマスター山内伸一氏の音へのこだわりを知ることができます。
Dolby Atomos Enabled、Dolby Atomos Height Virtualizer、DTS Virtual:X機能搭載
「Dolby Atomos」や「DTS:X」と言われても何のことだろうと言う方も少なくないと思います。
簡単にご説明すると、「Dolby Atomos」や「DTS:X」とは、今まで「前後」「左右」だけの音の広がりだったサラウンドに「上下」を加えることで音を立体的に表現する技術です。
作品のインパクトをより強力にまた迫力のあるサウンドにしてくれます。
「Dolby Atomos」や「DTS:X」の機能をフルに楽しむためには複数のスピーカーが必要なります。
「AVR-X1700H」は7chのAVアンプなので、5.1.2chのスピーカー配置まで対応可能です。
chはスピーカーの数を指しているので、「AVR-X1700H」の具体的に接続可能なスピーカーは
フロントスピーカー2つ、センタースピーカー1つ、リアスピーカー2つで5.1.2chの内の5。
サブウーファー1つで5.1.2chの1。
ハイトスピーカー(天井などの高い位置)2つで5.1.2chの2ということになります。
天井にスピーカーを設置できなくても、フロントスピーカーの上部に置いて使用するイネーブルドスピーカー等を使用し、「Dolby Atomos Enable」の機能を用いることで、音を天井に反射させてハイトスピーカーの役割を果たすこともできます。
これら最大5.1.2chのスピーカーで「Dolby Atomos」や「DTS:X」の機能を用いて映画館のような音を楽しむことができます。
・たくさんスピーカーを置けなくても大丈夫!
しかし、自宅にそんなにスピーカーを設置できないという方も少なくはず。
そんなユーザーには、「AVR-X1700H」に搭載されているバーチャル3Dサラウンド機能である「Dolby Atomos Height virtualizer」、「DTS Virtual:X」という機能を使うことで、ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーがなくても、疑似的に3Dサラウンド(イマーシブオーディオ)を楽しむことができます。
8K / 60Hzや4K / 120Hz映像信号対応
前モデルの「AVR-X1600H」では4K / 60Hzまでの対応でしたが、新型の「AVR-X1700H」では、8K/60Hzと4K/120Hzの映像信号に対応するHDMI入力を3系統、出力を1系統装備。
リビングルームなどで高画質のコンテンツを大型テレビで楽しむ方にとって「AVR-X1700H」は最適なAVアンプと言えます。
8Kアップスケーリング機能搭載
入力された映像信号を8K/60pや4K/120pなどにアップスケーリング(映像を元の大きさよりも多い画素数に変換すること)してHDMI出力することができます。
最新オーディオフォーマットMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1 ch)対応
MPEG-4 AACとは、MP3よりも高音質高圧縮を目指してMPEGによって標準化された、音声符号化技術。これは新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマットでもあります。
「AVR-X1700H」を導入することで、4K/8Kのように超高解像度な映像と共に、臨場感あふれるサラウンドサウンドを楽しむことができます。
HDR10+とDynamic HDRに対応
前モデル「AVR-X1600H」で対応していたHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log-gamma)に加え「AVR-X1700H」では、HDR10+とDynamic HDRに新たに対応。
これまで以上に作り手の意図に忠実な色彩・コントラスト感などを再現するために、20世紀フォックスとパナソニック、サムスンの3社が共同で起ち上げた新しい技術規格で、ピーク輝度の低い薄型テレビでも高画質化を実現したもの。
HDRのプロファイル情報をシーン単位、フレーム単位で定義可能にしたもの。瞬間、瞬間で適切な最大輝度、bit数による階調表現が可能になったので、明るいシーン、暗いシーン、両方のシーンで、それぞれHDR10の10bit階調を適切に割り当て、従来のHDRに比べ暗部陰影や明部彩度に性能を発揮します。
最新著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応
ゲーム&VR体験の質を向上させるALLM、VRR、QMS、QFTに対応
「AVR-X1700H」は、HDMI 2.1の新機能「ALLM(Auto Low Latency Mode)」に加え、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」、「QMS(Quick Media Switching)」に対応。
これらの対応により「AVR-X1700H」は「AVR-X1600H」に比べ、PS5、Xboxなどのハイスペックな次世代ゲーム機や超高画質のテレビにも対応した、ストレスフリーに楽しめる超高画質・高音質AVアンプとなっています。
コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシー(通信の遅延時間)のどちらを優先するかを自動で切り替える機能。
例えば、ゲームやVRコンテンツは再生する際にレイテンシーを最小に(遅延時間を短く)し、操作に対して、画質が遅れないように自動で調節する機能。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器と映像が出力されるディスプレイを同期させ、ディスプレイのチラツキ具合の他、動画やゲームでの滑らかな動きを計る働きをします。
PCやゲームなどの映像のソースとなる機器からの電送速度を上げることで、レイテンシーを低減させる機能。これにより、ゲームやVR機器の映像をスムーズかつシームレスに楽しめます。
映像ソース機器とディスプレイのリンクを維持したままブラックアウトや画像の乱れを回避する機能です。
従来HDMIでリンクしている映像のソースとなる機器とディスプレイ機器において、映像ソース機器がフレームレートを切換えたり、あるいは解像度を切り換えたりすると、ブラックアウトや画像の乱れなどが生じましたが、この「QMS」により解消されます。
「AVR-X1700H」専用にチューニングされた大容量10,000uFのカスタムコンデンサー搭載
音質の要とも言える電源回路には、「AVR-X1700H」専用チューニングされた2個の大容量コンデンサーを搭載。強力な電源により4Ωのスピーカーでもパワフルに鳴らすことができます。
また、デジタル電源回路に影響を与えるスイッチング周波数の値を通常の3倍にすることで、スイッチングノイズを可聴帯域外にし、再生される音への影響を排除されているので、前モデル「AVR-X1600H」に比べメリハリと透明感のある音を楽しむことができます。
「AVR-X1700H」と前モデル「AVR-X1600H」の違い
前モデル「AVR-X1600H」とはどう違うのか気になっている方も多いはず。
結論から言うと全くの別物のAVアンプに仕上がっています。
山内伸一氏の説明のところでもご説明しましたが、「AVR-X1700H」の開発に伴い変更された箇所は100箇所にも上ります。
例えば、今回の「AVR-X1700H」は電解コンデンサーの耐圧、容量をより最適なもの(背伸びしないつくり)へ変更。ワイヤリングやビスや緩衝材の種類。そして、どのように組み上げるかも含め作り込まれています。
個人的には、エントリーモデルのAVアンプなのにやり過ぎではないかと感じるほどです。
「AVR-X1700H」と前モデル「AVR-X1600H」の音質の違い
主な機能の次に気になるのは、DENON AVアンプ「AVR-X1700H」の音質です。
AVアンプを使用される方の多くは映画やゲーム、ライブやポップス、ジャズ、クラシックなどいろんなジャンルの音を楽しまれるので、どんなジャンルの音でも存分に楽しめる音を求めておられることでしょう。
「AVR-X1700H」の2ch再生、サラウンド再生時の音質について前モデル「AVR-X1600H」との違いを比較したものをまとめてみました。
2ch再生時の音質。
まず2ch再生時ですが、音の広がりが以前のモデルと比べ格段に良くなっています。
前モデル「AVR-X1600H」も中低域の伸びや押し出しが強く、ちょうどシンガーの音をくっきりと押し出すような強さをもっていますが、「AVR-X1700H」はそれに加え左右と奥行の音の広がりが増加し、それぞれの音像をしっかりとイメージできるほどの音に成長しています。
音が出てくる様子と消えていく様子をイメージでき、ピュアオーディオに迫る音を感じることができます。
低域は音の出るスピード、一定の音圧かの安定性、キレのよさなどを表現するのが非常に難しい音のため、その点において前モデル「AVR-X1600H」では、価格相応の音質でした。
しかし、「AVR-X1700H」は、背伸びしないつくりのためなのかもしれませんが、スピード感やキレが増し、結果として中高域とのバランスのあった綺麗な低域を聞くことができます。
サラウンド再生時の音質。
次は、映画やドラマ、ゲームなどを楽しむ時のサラウンド再生です。
2ch再生だけでも音の前後左右の広がりが良いため、5.1.2ch再生時の音の情報量の多さには圧巻です。
音に包まれていて、その場にいるイメージを容易に想像できます。映画など映像コンテンツの効果音はテレビで聞くと単純表面の音しか聞けませんが、「AVR-X1700H」で行くと、いろんな音の積み重ねが一つの迫力のサウンドを生み出していることが理解できます。
ここでも前モデル「AVR-X1600H」との違いで気になるのはやはり低域です。
「AVR-X1600H」の低域が決して少ないというわけではありませんが、全体として見た時の音のバランスが「AVR-X1700H」と比べると前モデル「AVR-X1600H」低域の圧が強いと感じます。
低域の圧は強い方が好きな方もおられるので、個人差のある部分かもしれませんが、低域が安定すると、その上の中音域も安定し、さらに中音域が安定すると、高音域も安定、結果全体のバランスが良くなるのが、良い音質の一つのポイントですので、その点で考えると後継機である「AVR-X1700H」の全体の音のバランスが向上しています。
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」のスペック
搭載パワーアンプ数 | 7ch |
定格出力 (8Ω、20Hz ~ 20kHz、THD 0.08%、2ch駆動) | 80W+80W |
実用最大出力 (JEITA: 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動) | 175W |
適合インピーダンス | 4 ~ 16Ω |
周波数特性 | 10Hz ~ 100kHz (+1-3dB、ダイレクトモード時) |
S/N比 | 98dB (IHF-A、ダイレクトモード時) |
無線LAN | ネットワーク種類(無線LAN 規格):IEEE 802.11a / b / g / n / ac準拠(Wi-Fi® 準拠) セキュリティ:WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP)、WPA3-SAE(AES) 無線周波数:2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | バージョン:4.2 対応プロファイル: 受信: A2DP 1.3.2、 AVRCP 1.6.2 送信: A2DP 1.3.2 対応コーデック:SBC 周波数帯域 / 送信出力 / 通信距離:2.4GHz 帯域 / Class 1 / 約30m (見通し距離) |
HDMI端子 | 入力×6 ※ HDMI 4 / 5 / 6:8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応 出力×1 ※ 8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応、eARC対応 |
アナログ映像入出力端子 | コンポジット入力×2、コンポジット出力×1 |
音声入出力端子 | アナログ音声入力×2、PHONO入力(MM)× 1、光デジタル入力×2、サブウーハープリアウト×2、ヘッドホン出力×1(フロント) |
その他の入出力端子 | Network×1、USB-A×1(フロント)、FMアンテナ端子×1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1(フロント) |
チューナー受信周波数帯域 | FM: 76.0 ~ 95.0MHz、 AM: 522 ~ 1629kHz |
外形寸法(フット、端子、つまみ、アンテナを含む) | アンテナを立てた場合:W434 × H215 × D339mm アンテナを寝かせた場合:W434 × H151 × D339mm |
質量 | 8.6kg |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
消費電力 | 440W |
待機電力 | 0.1W (通常スタンバイ) 0.5W (CEC スタンバイ) |
付属品 | かんたんスタートガイド、保証書、リモコン、単4形乾電池×2、セットアップマイク、マイクスタンド、FM室内アンテナ、AMループアンテナ、ケーブルラベル |
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」におすすめなスピーカーはこれ!
DENON AVアンプ「AVR-X1700H」の音質が前モデル「AVR-X1600H」と比べ良くなっていても、その音を十分に出し切るだけの最低限スペックをもつスピーカーでなければ、残念ながら音を本当に楽しむことはできません。
「AVR-X1700H」に合うおすすめなスピーカーをリーズナブルな価格からピュアオーディオに対応できるものまでご紹介します。
Klipsch「Reference R-51M」
オンキヨー&パイオニアが、「Klipsch」ブランドより発表したブックシェルフスピーカー「Reference R-51M」。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンが使用されたアルミニウムLTSツイーターの広指向特性が豊かな高音域を再生します。
価格は比較的リーズナブルで約40000万。
スペック
推奨アンプ出力 | 85Wまで |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz – 21kHz |
デザイン
このスピーカーは是非スピーカーのネットを外して使用して欲しい一台です。
Klipsch独自の技術であるTractrix(トラクトリクス)ホーンと独特の輝きを放つIMGウーファーが高級感を醸し出します。
サイズは幅 17.8 cm x 高さ 33.8 cm x 奥行き 21.5 cm
音質
高音域はTractrix(トラクトリクス)ホーンが最初から見事に鳴らしてくれます。
しかし、IMGウーファーは最初に聴き始めた時はなにか物足らないと感じる方もおられるかもしれません。
最初は低音が深みがなくフラットな印象ですが、エイジングが進むにつれて深みのある低音域を奏でてくれる長く付き合うことでより味のある音を楽しむことができるスピーカーです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
スピーカーにKlipsch「Reference R-51M」を使用し、映画などを楽しむならさらにサブウーファーとしてKlipsch「R-100SW」追加するのもおすすめです。
サイズは幅 31.8 cm x 高さ 36.8 cm x 奥行き 41.7 cm。迫力の重低音サウンドを楽しめます。
DALI「OBERON1」
DALI(ダリ)はデンマークのスピーカーブランド。
中でも「OBERON1」は世界中で高い評価を得ているスピーカーで、日本でも圧倒的な人気を誇っています。
価格はペアで約50000円ほど。
スペック
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
デザイン
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デザインは流行り廃れのないスタイリッシュな北欧デザイン。
ブックシェルフ型スピーカーなのでサイズもコンパクト。
外形寸法は高さ 274 × 幅 162 × 奥行 234mmと置き場所にも困りません。
音質
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「AVR-X1700H」にDALIのスピーカー、「OBERON1」をおすすめする一番の理由は、音質のバランスの良さ!低音域から高音域までクリアに鳴らし切ってくれます。
曇った音の感じは一切なく、透明感のあるサウンドですが、キレがあるというより角のない音を楽しめるスピーカーです。
ネットワーク機能を通じて、今まで聞いてこなかったジャンルの曲をかけても、十分にその曲を楽しめるサウンドを鳴らしてくれます。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
今後サラウンド環境を整えていくうえで低音域のサウンドを厚みのあるものにしたいなら、サブウーファーに「SUB E9F」を加えることをおすすめします。
「SUB E9F」が電気的に負担の大きい低音を鳴らしてくれるので、「OBERON1」の低音域に余裕が生まれ、「OBERON1」もより豊かなサウンドを響かせてくれるでしょう。
DALI「MENUET MR」
もう一つDALIのブックシェルフスピーカーでおすすめしたいのは「MENUET MR」です。「OBERON1」は年齢に例えると若いスピーカーで、「MENUET MR」は中堅のスピーカーと言えるかもしれません。価格はペアで約98000円ほどです。
インピーダンスが4Ωですが、「AVR-X1700H」のコンデンサーであれば十分鳴らすことができます。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
デザイン
「MENUET MR」のデザインは落ち着いた色を用いていて、気の質感も「OBERON1」と比べさらに高級感のある仕上がりです。見ただけで、高いスピーカーだなと思わせてくれます。
サイズは高さ 250 × 幅 150 × 奥行 230mmなので、「OBERON1」よりもさらにコンパクトですが、中身は「OBERON1」を遥かに凌ぎます。
インテリアの雰囲気をグッと引き上げてくれる高級感をまとったスピーカーです。
音質
「MENUET MR」は全音域でバランスの取れたサウンドを鳴らしてくれます。
特に中音域に定評があり、評価通り女性ボーカルの艶のある雰囲気を見事に表現してくれます。
高音域は伸びがあり、聴いていて心地よく「OBERON1」よりさらに透明感があります。
低音域もメインとなる60Hzあたりの音の圧も十分です。
クラシックやアコースティック、ゆったりしたサウンドが特徴の曲において本領を発揮してくれる印象です。半面、テクノ系のサウンドには不向きな印象です。
「AVR-X1700H」にはMMカートリッジ対応のフォノイコライザーが搭載されていますので、レコードプレーヤーの音を聴きたい方にとっても「MENUET MR」はおすすめのブックシェルフスピーカーです。
レコードプレーヤーのカートリッジに関する詳しい説明はこちら👇
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「MENUET MR」は低域を十分に鳴らしてくれるスピーカーなので、「BASS」の調整で低域を増す方法もありますが、「OBERON1」と同様にサブウーファーに「SUB E9F」を加えることもおすすめします。
やはり、低域の電気的負担を軽減させ「MENUET MR」に余裕を持たせる効果もあるので、追加する価値はあります。
JBL「Stage A130」
アメリカの企業、ハーマンインターナショナルのJBLブランドから
「プロ直系の音質と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えたスピーカーシステム」
と紹介されたSTAGEシリーズのブックシェルフスピーカー「Stage A130」。
ライブで使用する大型スピーカーやスタジオスピーカーのイメージがあるJBLですが、そういったプロ向けの技術を生かして製品化されたブックシェルフスピーカーです。
コストパフォーマンス重視で、パワフルなサウンドが好みの方にはおすすめのスピーカーです。
価格は17000 – 22000円ほどです。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
デザイン
デザインもシックなデザインでまとまっていますし、外形寸法が高さ 321 × 幅 190 × 奥行 245mmとコンパクトなので、リビングや寝室、書斎に置いても馴染みやすく、悪目立ちすることはありません。
音質
「AVR-X1700H」にJBLのスピーカー「Stage A130」をおすすめする一番の理由は、その低コストからは想像できないほどパワフルなサウンド!
中音域の厚みはもちろん、「Stage A130」はJBLの特徴でもあるバスレフ型スピーカーが鳴らす驚くほどパワフルな低音は、アンプ側で調整しないといけないほどです。
また、高音域もキレのあるパキッとした印象で、クリアなサウンドを響かせてくれます。
どのスピーカーを買えばいいかわからないという方には、リーズナブルなスピーカーなのに高音質な「Stage A130」はおすすめです。
向いている楽曲は、ジャズやロック、カフェミュージックなどです。
YAMAHA「NS-F700」
YAMAHAの「NS-F700」はA-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)振動板を採用した16cmウーファーと13cmミッドレンジ、振動板とボイスコイルボビンを高精度に一体成形したDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターによる本格的3ウェイ構成のフロアスタンディングスピーカー。
量感と切れ味を両立したパワフルな中低域再生と、100kHzまでの高音域を綺麗に再生してくれます。
スペック
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
デザイン
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「NS-F700」は非常にスタイリッシュ個性的なデザインが魅力です。独特の天面のラウンドフォルムやピアノブラックカラーが高級感を引き立たせます。リビングルームに置いた時の迫力は圧巻。
音質
「AVR-X1700H」に「NS-F700」がおすすめなのは、高音域の表現力の豊かさ。中音域から高音域のつながりも美しく、スーッと綺麗に高域まで鳴らしてくれます。
女性ボーカルの高音域でもまだまだ余裕があるという感じです。音楽から映画に至るまでどのジャンルでも十分に楽しむことができるスピーカーです。
しかし、気をつけたいのはエージングがより重要なスピーカーであること。このスピーカーは様々なレビューで酷評されることもあるのですが、その大半の原因はエージング不足。
どのスピーカーでも言えることですが、一般的に100時間はスピーカーから音を鳴らし(小さいボリュームでも可)、スピーカーの慣らし運転(エージング)が必要です。
エージングが終わればスピーカーの躯体、本体、配線等が馴染み、良い音を楽しむことができます。
JBL「STUDIO 620」
JBLからもう一組是非ともおすすめしたいブックシェルフスピーカーはJBL「STUDIO 620」です。
JBLが2019年から発売開始したJBL 「Studio 620」は、”オーディオファンのあらゆる望みを叶えるスピーカーシステム”として紹介されているスピーカーで、「Studio 620」なら家でコンサートグレードのサウンド楽しめます。価格は約60000~70000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
デザイン
デザインはStageA130とは違いラウンド型。質感が高く、高級感があります。カラーも落ち着いた木目なので、リビングルームだけでなく寝室などに置いても違和感はありません。サイズは奥行 240mm × 幅 190mm × 高さ 312mm。
音質
「AVR-X1700H」に「STUDIO 620」をおすすめする理由は、中音域の解像度の高さと厚みにあります。「Stage A130」でもそうですが、JBLのスピーカーは価格が安いスピーカーでも中音域の解像度と厚みにこだわって作られています。そのため、どれだけ多くの楽器が鳴っていても十分に鳴らしてくれます。
高音域は、「柔らかい」というより「硬く鋭い」という印象で、はっきりとした音。
また、このスピーカーはバスレフ型で剛性も高いので、輪郭のはっきりした低音を出してくれます。
管楽器やクラシック、ジャズやピアノなど「じっくりと聞く」音楽に向いているスピーカーと言えるでしょう。
B&W「607 S2 AE」
B&W(Bowers & Wilkins)はイギリスの企業B&W Group Ltdによって製造される高級スピーカー専業ブランド。そのブランドのエントリーモデルの「607 S2 AE」は、同社のフラッグシップラインである「800 D3シリーズ」に搭載された最新技術が盛り込まれたモデル。
価格は約90000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
デザイン
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エントリーモデルとはいえ、そこはイギリスの高級スピーカー専業ブランド。非常に質感が高く、「607 S2 AE」を置くだけでインテリの雰囲気も上がる、高級感あふれるデザイン。
しかもサイズは高さ 300 × 幅 165 × 奥行 231mmと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばないのも魅力です。
音質
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「AVR-X1700H」にB&W「607 S2 AE」をおすすめする一番の理由は、全体的なクオリティの高さです。
音の解像感が高く、精緻で厳格な描写が楽しめるのがこのスピーカーの大きな特徴。
こんな音も鳴っていたのかと、今まで聞いていた音楽に新たな発見と感動を与えてくれます。
また、音切れが良くレスポンスも爽快。
ブックシェルフスピーカーでは、低音を鳴らすのが難しいと言われていますが、「607 S2 AE」はベースやバスドラムのサウンドがぼやけることなく、しっかりと描かれています。
再生周波数帯域が広い分、音の広がりや空気の伝わり方も豊かで、低音域がぼやけることなく引き締まった音を響かせてくれます。
クラッシックやジャズなどの楽曲はもちろん、どんな音源でも目の前で実際に聴いているかのようなサウンドを届けてくれます。ただし、「607 S2 AE」よりワンサイズ大きいブックシェルフスピーカーの「606」と比べるなら、ボーカルに特化しているのが「607 S2 AE」、オーケストラサウンド向けなのが「606」という印象です。
もう少しスピーカーのサイズ感と迫力、余裕がもっと欲しい方には「606」がおすすめです。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「607 S2 AE」は2chだけでも、豊かにサウンドを届けてくれますが、もし低音を足されたいなら、サブウーファーにB&W「ASW608」を足されることをおすすめします。
TANNOY「Platinum B6」
TANNOYはイギリスで創業された90年以上の歴史をもつ老舗オーディオブランド。その中の「Platinum B6」はエントリークラスに属する「Platinum」シリーズのモデルです。価格はペアで約80000~90000円以下。
スペック
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |
デザイン
「Platinum B6」の木目とブラックのツートンカラーがおしゃれでスタイリッシュで目を惹きます。ブックシェルフスピーカーとしては少し大きめですが、リビングに置くなら最適なサイズ。サイズは 高さ 360 × 幅 230 × 奥行 235 mm。
音質
「Platinum B6」はTANNOYのエントリーモデルとは言え、やはり老舗オーディオブランドの音質の高さは素晴らしいものがあります。「AVR-X1700H」から送られる音源を「Platinum B6」は実際にコンサートホールで聴いているかのような音の響きとして伝え、臨場感を与えます。表情が豊かで聴いていて楽しいスピーカーです。
その臨場感や表情を表現しているのが、1インチのシルクドームツイーターと6.5インチのマルチファイバーペーパーコーンです。ツイーターはスムーズな音色でボーカルや楽器を細部まで正確に表現し、ペーパーコーンは低域を柔らかく厚みのある音として表現します。
B&W 「607」と対照をなすスピーカーで、ハキハキと、くっきりした印象を与えるB&W「 607」に対し、柔らかく包み込むような、情感あふれるサウンドが魅力なのが「Platinum B6」です。
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
次に「AVR-X1700H」におすすめしたいスピーカーはELAC「Debut Rererence DBR 62」です。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとして、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がチューンを加えたというスペシャルモデル。価格はペアで約75000~88000円。
スペック
推奨アンプ出力 | 最大120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 44Hz~35KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 208×359×275 |
デザイン
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「Debut Rererence DBR 62」サイズは高さ 359 × 幅 208 × 奥行 275mm。幅が約20㎝とスリムなので、TVの横やちょっとしたスペースにも置きやすいサイズです。レトロな外観なので落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、フロントバスレフ型なので、設置する場所の後ろの壁との距離をあまり気にしなくて良いのも魅力です。
音質
「Debut Rererence DBR 62」を「AVR-X1700H」におすすめする一番の理由は、歪みがなく広いリスニングスポットをもつクリアな高音域を持っているからです。
ERACの上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドによりその高音域が可能になりました。しかし、高音域だけがこのスピーカーの魅力ではありません。
ベースとなった「Debut B6.2」も海外では非常に評価の高いエントリークラスのスピーカーですが、この「Debut Rererence DBR 62」は剛性強化とバッフル強化よる振動対策より、「Debut B6.2」と比べ全体的な音のクオリティが格段に向上しています。
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海外の「DBR 62」のレビュー記事でも触れられていますが、「Debut Rererence DBR 62」のサウンドは耳に馴染む自然なサウンドです。そのため、激しい曲調の音よりも、ジャズやボーカルを多用しているゆったりとした曲の方が表現するのに向いています。
トップとサイドのパネルのジョイント方法を見直し、エンクロージャーの強度が格段に向上した結果、ボイスやギターなどの中音域を忠実に再現し、フォークやジャズの音を忠実に再現してくれるスピーカーとなっています。
さらにスピーカーをプラスするならこれがおすすめ!
「Debut S10.2」 パワード・サブウーハーをメイン・スピーカーに加えることにより、これまで聴いたことのない低域を楽しむことができます。
200Wの出力を持つこのサブウーハーは、低域の再生周波数帯域を引き締め、ライヴ・パフォーマンスに匹敵するクオリティを引き出してくれます。
DALI「OBERON5」
DALIからおすすめしたいトールボーイスピーカーは「OBERON5」です。
このトールボーイスピーカーはDALIから
究極のパフォーマー
と紹介されているほどのポテンシャルをもったトールボーイスピーカーです。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
デザイン
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非常に精錬されたデザイン、サイズも高さ830mm × 幅162mm× 奥行283mmとトールボーイ型スピーカーの中では比較的コンパクトなので、リビングルームだけでなく、寝室でも圧迫感なく置けます。
音質
「OBERON5」の音質ですが、ピアノの伴奏とボーカルの帯域の表現力の高さは多くの方に高く評価されています。
低音域は深みがあり、オルガンやコントラバスなどの低い音も見事に表現してくれます。
中音域はクリアな印象で、それぞれの音がはっきりわかれて聴こえるのが、好印象でした。
また、「OBERON5」は広い指向性を持っているのも特徴です。
一つのスポットでしかベストサウンドを楽しめないということはなく、広いスポットで楽しめます。
映画やライブを見ているとき、リビングのどこにいてもベストサウンドを聴けるのは魅力的です。
ライブサウンド、R&B、女性ボーカルメインの楽曲が好きな方におすすめです。
これからミドルクラスのトールボーイスピーカーを聞いてみたいと思っておられるには、最初に購入するトールボーイスピーカーとしてもおすすめです。
B&W「603」
次に「AVR-X1700H」におすすめしたいトールボーイスピーカーはB&Wのフラッグシップモデルである800 Series Diamondに初めて搭載されたContinuumコーンを搭載されたB&W「603」です。
スペック
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
デザイン
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ブックシェルフスピーカーの「607」と同じく、非常に高級感のあるデザインです。部屋に置くだけで全体的に高級感を増してくれる佇まい。
サイズは幅 320mm x 高さ 1055mm x 奥行 370mmで比較的大きめでフロア型に近いサイズです。
トールボーイスピーカーは設置の際に壁から距離を話す必要もあるので、「OBERON5」と比べると設置場所を選ぶかもしれません。
音質
DALIのスピーカーと何かと比較されることの多いB&Wのスピーカー。
DALIのもつ音質は一言で表現すると「柔らかい」。
それに対しB&Wは「メリハリがはっきりしている」というイメージです。
よりリアルなサウンドを求められる方には、B&W「603」の方がおすすめです。
ただし、エイジングが進んでいないと求めているサウンドとは違う印象を受けるので、エイジングがある程度進むまでは忍耐力が必要です。
しかし、ひとたびエイジングが進めば、音声や楽器の音を高精度で忠実に再現できるミドルクラスのトールボーイスピーカーの中ではB&W「603」が特におすすめと言えます。
まとめ
最後に「AVR-X1700H」におすすめのスピーカーのそれぞれのスペックとサイズをまとめてみましょう。
Klipsch「Reference R-51M」
推奨アンプ出力 | 85Wまで |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 62Hz – 21kHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 318 x 368 x 417 |
DALI「OBERON1」
推奨アンプ出力 | 25~100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 51Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×274×234 |
DALI「MENUET MR」
推奨アンプ出力 | 20~100W |
インピーダンス | 4Ω |
再生周波数帯域 | 59Hz~25KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 150×250×230 |
JBL「Stage A130」
推奨アンプ出力 | 20~125W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 55Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×321×245 |
YAMAHA「NS-F700」
推奨アンプ出力 | 40~160W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~100KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 354×1012×374 |
JBL「STUDIO 620」
推奨アンプ出力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~40KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 190×312×240 |
B&W「607 S2 AE」
推奨アンプ出力 | 30~100W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 165×300×231 |
TANNOY「Platinum B6」
推奨アンプ出力 | 20~80W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 50Hz~20KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 230×360×235 |
ELAC「Debut Rererence DBR 62」
推奨アンプ出力 | 最大120W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 44Hz~35KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 208×359×275 |
DALI「OBERON5」
推奨アンプ出力 | 30~150W |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 39Hz~26KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 162×830×283 |
B&W「603」
推奨アンプ出力 | 30~200W |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 29Hz~33KHz |
サイズ(幅×高さ×奥行)㎜ | 320×1055×370 |
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